だいぶ前のお話になってしまいました。


奥歯が痛いといって、ご飯を食べられなくなった弟くん。おなかは減ってるはずなのに、食べてくれない。


うどん、豆腐とジャガイモの味噌汁、つみれ汁、

離乳食作ってた時を思い出すような

歯ぐきでつぶせるような食事作りが続きました。


給食も大好きなものが出ても固くて食べられません。

心配してくれるやさしい女子、喜ぶ男子たち…(リンゴ食べないならくれ!だってさ…)



痛いのは今だけと思って放置を決め込んでたら


父ちゃんがわざわざ歯医者予約して連れて行ってくれました。


結果、麻酔かけて切開したとのこと。


これまで学校は休んでも塾は休まなかったのに(?!)

初めて塾を休だそうです。


歯医者さんから

「一瞬痛いけど、これやらないとずっと痛いよ。麻酔するから大丈夫!」と言われ、また通院することに。


麻酔切れるとき大変だったらしい…。

人生、初の切開…。


歯並びの悪さについても言及されました。


やっぱり…。


そうだよね…。


矯正もしたいよね…。



金がいくらあっても足りない!




結局、子どもの「勉強したい!」と泣く姿に負けて、

引き続き通塾することにしました。


冬期講習のお金は、とある将来の備えを取り崩して現金化し

今、使うことにしました。


できるかどうか定かではないことに、

飛躍する可能性に投資してみる、というところが

商売のようです。




入塾前は、通うとしたら低学年までじゃないのかな、誰がこの塾代を払えるというのか、

と思っていました。


一年間、よく払ったよ~

父ちゃんもよく支えてくれたよ。


五年生の金額を見て不安になります。


兄ちゃん大学受験で、進学後もまだまだ掛かるのに。


しかしあの通夜のような空気を感じてしまうと

なんとか、勉強を続けさせてあげられないかなと思います。



子はやる気はあっても勉強できなくて、

親は、愛はあってもお金は足りなくて、

やむを得ず退塾する時期を、また少し先延ばしします。


塾のテキストを本人の重要度に合わせて精査してやらないといけないのね。

一週間のメニューでさばけるくらいに。


心身のバランス、割合、配分と立ち位置を絶妙に判断して…。


怒涛の数日間でしたが、

先日と何も変わらない塾中心の日々が続いています。


もし、塾を辞めたなら…

というシミュレーションをしたような感じでした。


テスト結果も出てくるわけですが、

短期的な成績でなく中長期的視点をもって、

クラス落ちしてもあまり落胆しすぎないで、

日々の授業の復習と定着にこそ関心を払っていきたい(多分無理だけど…)です。


中学入学後に自力で勉強できるかどうかも考えて

次につながる勉強方法を親子で見つけていきたいです。



退塾しよう、と話した夜、

子どもは泣きながら寝ました。



胸が痛いが、私の楽観主義が招いた結果なのだから、仕方がないと思いながら。


ダウンロードした書類に退塾のサインをして封をしました。

あとは届けるだけ…問い合わせ入れてからがいいかな…


子どもの幸せとは何か

何のために勉強するのか…


辞めると決めてから、家の中で何を見ても視界に

勉強につながる貼り紙があります。



家族の誰かとお別れしたような、

思い出が詰まった中で生活しなければならないのは、苦痛です。


大量のテキスト。

大量の参考書。

買ったばかりでまだ一ページもやってない問題集もあります。


どの部屋にいても胸が痛い。


つい先日まで、まだ走るつもりでしたが。


子どもには罪はありません。


無責任に最初から始めなければ良かったことだった。



本当に?



こんな形で終わってしまうのか。


食欲もなく、

家の中はお通夜のようです。


辞めると決めたあとも、勉強は続けるといい

中学受験したいといっていました。


ここで辞めて、高校受験に切り替えられるのか

勉強というだけで心に傷を負ったのではないのか。



塾辞めて子どもとやりたいこと行きたいこといっぱいあったけれど

何もかもがむなしく

何もかも通塾の魅力には劣って見えてしまって

本人が心から望んでやることでなければ

なーんも意味もない、親との〈おつきあい〉の時間にすぎなくなるかもな~


彼はすでに塾の中に居場所を見つけていたんだと

気づきました。



競争主義の弊害みたいなことが頭を駆けめぐっていたけど

勉強したくて塾辞めるけどただ塾のテキスト広げていつもの勉強している子を前に

何もかもどうでもよくなってきました。


勉強しない時間は、

団らんの時間を演じているかのようで苦しいだけでした。



私が今していることは、本人の意思をさておき、どうせできないと、ここまでだと決めつけて

可能性の翼を折ってしまっているのではないだろうか。


本当に続けさせる道はないのか、

どうしたら続けられるのか…

と再び考え始めました。