CAPとは

http://www.cap-j.net/about_new.html


初めてこの言葉を聞いたんだけど、なかなか面白いなと思いました。


子どもを暴力からどう守るか、子どもの権利をどう守るか、というときに

難しい言葉を使わずに


写真や劇(ロールプレイや大きな人形を使って)でわかりやすく

低年齢の子どもに「けんり」って言葉を伝えていたよ。


普段から、権利意識ってだいじだよなあ、とつぶやいている私でも

子どもに「けんり」を教えたり、話したりしたことがあるかというと

どう伝えればいいのかわからないから、やってこなかったので、

ありがたかったです。


安心にすごすけんり

自信たっぷりでいられるけんり

自由でのびのびいられるけんり


を奪ってはいけない。


そういう声かけ、表現の選び方をこれからもしていきたいなあ。

以下、プログラム中のメモ。


暴力にあいやすいのは誰?

子ども?大人?



なぜ子どもは、暴力の被害に遭いやすいか。

社会的力を与えられてない

知識が与えられてない

孤立しやすい


暴力・・・

身体を傷つけるだけではなくて心も傷つける

言葉の暴力、いじめも暴力


力関係 が強いものが弱いものに与える。

連鎖・継続

エスカレート

周囲を巻き込む



暴力は発達を阻害する

暴力は、知らない人より、知っている人から受けることが多い。



大人から子どもへの暴力について

背が1.5倍

手のひらも1.5倍とか2倍

そんな大きい人から、急に叩かれたらどんな気持ちか?想像してみて。



不安、恐怖、いかり、孤立、無力感、選択肢がない諦めの気分


人が生きるためにどうしても必要なものを「けんり」というんだよ。

誰にでもあるものです。


人権意識とは

自分の存在を大切にするというこころのありかた

自分を大切にできる事は、他の人を大切にできることにつながる。


私たちおとなにできること

社会的な思い込みと事実をしる

暴力に関する思い込みや偏見を持ったまま話を聞くと、暴力を受けたこどもをさらに傷つけてしまうことがあります。


子どもの話を聞く

落ち着いて、相手の気持ちに沿って話をきく。共感。

「話してくれてありがとう」

「あなたの言ったことを信じるよ」

「悪いのはあなたではない」


日頃から暴力防止をするためにできることを話し合う

もし~だったら、何ができるか。選択肢を子どもと一緒に考えておくことが安心感を持てることにつながる。



このワークショップが、子どもたちだけのワークショプでは終わらず、必ず、大人側も受けさせ、効果を期待するところが良いなと思った。それと、子どもたちだけでワークショップを受けさせること。大人がいれば安心できないから。 じゃあ、学校ではどうやってるのかな。担任の先生とすら離れて、やっているのかな。



話を聞いているうちに、子どものころにあった暴力について思い出してこみ上げてくるものがあった。

怖くなりました。

あの時、これ知っていたらなあ・・・


親にも話せない、というとき、もし信頼できる別の大人に話せていたら・・・

「その力を褒めてあげてください」と言っていて、泣けてきた。


私にはそれができなかったなあ・・・・


いろいろと、考えさせられるワークショップだった。



あと、親向けにやったワークショップだったからか、

しつけと暴力(体罰)の違いについてやってた。


しつけは、子どもに選択肢を考えさせる行為。子ども自らがあることをやったりやらなかったり選択できるようにする行為。選択するのは子ども。


体罰は、大人が選択して行う行為。



虐待は他人事ではない、支援につなげたいっていう話だった。



昔は、とにかく理由もわからずに教師に叩かれたよ。