実は、あまり覚えていない。
記憶が断片的なんです。
全身麻酔のせいだと思います。
ストレッチャーに乗せられ、
移動しながら、
「無事に終わりましたよ。」
という、看護師さんの声。
「予定より時間がかかって心配したぞ。」と言う、父の声。
病室(集中治療室?)に着いて、
来院からずっと付き添ってくれた両親に、とっても疲れているだろうと思い、「ごめんね。もう大丈夫だから、帰っていいよ。お腹すいたでしょう?」って、言った事。
最初の方は酸素マスクが着いていて、でも、両親に言った時には....
話せたのだから、もう、酸素マスクは外れていたはず....なんだけど、いつ外して、どれくらい時間がたっていたのか.....全くわからない。
ただ、病室で一人になってからも
定期的に看護師さんが看にきて下さっていた事は、わかっていた。
右腕のは点滴。
右人差し指になんだかクリップ.....
酸素量を量るものらしい。
両肩の辺りに心拍計?
左腕には血圧計が巻かれ、一時間ごとにウィーンって膨らんで、血圧を測る。それが一晩中続いた。
看護師さんが、
「痛かったら痛み止めプラスするから、言ってね。」と、言われ、
「我慢できるくらいの痛みなので....」と言うと、
「我慢しなくていいのよ。」と。
「じゃあ、お願いいたします。」
って、痛み止め追加してもらいました。
術後一晩中、私の傍らで見守っていたのが、この子。

写真は朝になって、
血圧計や、酸素量などは外した後。
看護師さんの目を盗み、パチリ。
術後の一夜めは
いろんな線や管に繋がれて
身動きもできず
ぐっすり眠る事もままならず、
かといって、
全く眠れない訳でもない。
浅い夢と現実とを行きつ戻りつ
虚ろな一夜でした。
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