先日、「笑いの伝染」って
笑いの思い出を書いたので
今日は涙の思い出を.....
それは、20、21歳の頃。
その頃お付き合いしていたのは
フレンチレストランのシェフ。
パティシエが夢で
フランスに修行に行く....
と、貯金をコツコツとしていた、
夢があって、堅実で、誠実で
とても優しい彼でした。
私は、そんな彼の夢を応援し、
夢を叶えられる人であって欲しいと
心から、心から、思っていました。
その彼が、いよいよ、
フランスへ修行へ行く事に。
彼に、心置きなく、
存分に勉強してきて欲しい。
私への気持ちが、足枷になっては...
と、思った私は
彼を送り出すに際し
「私は、ただひたすらに、貴方を待っていたりなんかしないよ。私も、貴方に負けないように、自分の夢を追って、成長する。貴方が帰ってきたとき、不釣り合いな女にならないように。」
って、精一杯、突っ張って、
精一杯頑張って、言っていた。
そして、
成田空港に見送りに....
別れ際、どんな言葉を交わしたのか
どんな顔をして送ったのか、
よく、覚えていない.....
ただ、最後の最後に
小声で一言
「待ってる。」
と、言った私に
「その一言が聞きたかった。」
と、抱きしめられた.....
そして、彼の姿が見えなくなって....
それまで、我慢していた涙が
とめどなく
とめどなく流れてきて.....
トイレに駆け込んだら
もう、号泣。(笑)
子供のように泣きじゃくり
どれだけ時間がたっても
少しも治まらない。
目は赤く腫れて、肩を震わせ
ちょっとでも気を抜くと
目から溢れ出る涙を
ハンカチで押さえながら
バス、電車を乗り継いで
家へ帰る道のりが
とてつもなく、遠く、遠く
感じました。
そう、
まるで発作のように
止められない涙......
そんな事もあったな~。(笑)
え?その後彼とは???って。
それはまた、
ドラマがあるのですよ~。ふふふ。
今頃、どうしているのでしょうね~。
私にとっては、
とても大切な、素敵な思い出。
本当に、素敵なひとでしたのよ。(^^)
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