Ronnie Hawkins

ロニー・ホーキンスはアメリカ中部のアーカンソー州ハンツヴィル出身

当初 体育教師を目指していましたが

スタント・ダイバー(飛び込みの曲芸師）として芸能界に入り　５７年に兵役に服した後

 カントリー界の大御所コンウェイ・トゥイッティーのギター弾き ジミー・ポールマンに誘われ
 レヴォン・ヘルム等とホークスを結成　

その後カールパーキンス等々サン・レコードのアーティスト・ツアーに帯同 実力をつけるもレコーディングのチャンスを逃し　

トゥイッティーの紹介で58年カナダのトロントに巡業　そこで人気を得てトロントへ移住　
翌年に米国のルーレットと契約　

そしてNYでレコーディングされた彼の１stアルバムがこちらです

Ronnie Hawkins 　59年

第一期のホークスのメンバーは全員アメリカ人で勿論レヴォン・ヘルムがドラム
面白い所ではsaxに後にハーレムノクターンで大ブレイクするサム・テーラーが参加しています

私の所有するアルバムは映画ラストワルツが公開された時に再販された日本盤で

 上記の経歴はそのアルバム解説から一部借用したものです

(他にも色々と経歴が書かれてあり 参考になります)

その解説の冒頭に彼がトロントで育成し影響を与えたカナダ人ミュージシャンに

ゴードン・ライトフット　

ゲス・フー　

イアンとシルビア　

ステッペン・ウルフ　

デイビット・クレイトン・トーマス等々

とありました

当時は ？？？でしたが 後年になって

ゲス・フーはトロイアーノの事で　

ゴードン・ライトフットとBS&Tのクレトントーマスも知ることになりましたが

ステッペンウルフとイアンとシルビアの誰かがロニー・ホーキンスのバンドに参加してた話は　現在も このライナー以外 聞いたことがありません  本当なのでしょうか？

それと スタント・ダイバー(飛び込みの曲芸師)とは 一体どんな曲芸師だったのか？

近頃は忘れてた長年の謎(笑)

そんなトロントの若き演奏家の登竜門的な彼のバンド

ライナーにはありませんが　他に著名なところだと ジャニスのフル・ティルト・ブギー・バンドのメンバーや 

エアプレインのデイビット・フォスターも彼のバンドの出身だった事も後に知りました

因みに Susie Q で有名なデイル・ホーキンスは彼の義兄弟で 南部出身のロイ・ブキャナンが トロント時代のロビー・ロバートソンに影響を与えたのも その繋がりがあったからですね

こうして見ると ロニー・ホーキンスのトロント移住は ロック史における 黒船来航 南蛮渡来 ゲルマン民族の大移動に匹敵する出来事だったことがわかります！

えっ  まったく解らない？

大袈裟にも程があるだろう？

そうですか…