Dominic Troiano と King Biscuit Boy   | ♡お気楽ブログのロックとソウルと歌謡曲♡

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当ブログでは何度となく登場してる ギターリスト&ソングライターのドミニク・トロイアーノ と

お初のブルーズ・ハーピストのキング・ビスケット・ボーイ 

二人は共に60年代 時期は違えどカナダのトロントにて ロニー・ホーキンスのバンドメンバーとして活動をスタートさせています 今回はその後のお話

 

まずトロイアーノと言えば ジョー・ウォルッシュとトミー・ボーリンの間に挟まれ 

何かと地味になりがちな The James Gang の名ギタープレイヤーとして有名(?)です

ジェイムス・ギャングってバンドはグループの核となるべきソングライターとフロントマンが流動的っていう 

まるで英国のスプーキー・トゥースの様なグループなんですが (笑)

どの時期も聴き応えあるレコードを作ってるのが 名グループたる所以だと思います

 

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昨年 ギターマガジンで なんと見開き特集が!!

 

 

で トロイアーノ期の面子はこんな感じ

Bass– Dale Peters
Drums – Jim Fox
Guitar, Backing Vocals – Dominic Troiano
Lead Vocals, Percussion – Roy Kenner

 

ソングライトは トロイアーノとボーカルのロイ・ケナーが担当しています

この二人は60年代後半 MANDALA と BUSH という 二つのグループを共に渡り歩いてきました

 

Mandala Soul Crusade 1968年    BUSH 1970年

 

マンダラは60年代らしい サイケデリック・ビート・バンドといった感じで 

当時カナダでもっともソウルフルなバンドと言われていたそうです

そのマンダラをベースに結成されたのがブッシュです

ブッシュはpre ジェイムズ・ギャングと言った内容のファンキーでアーシーでハードな男臭いバンドです

 

 

 

ジェームスギャング脱退後のトロイアーノはゲス・フーに参加 その後ソロ活動へ

Dominic Troiano 1972年

 

8年前にも貼りましたが お気に入りなんで また(笑)

 

そして話が脱線しますがロイ・ケナーのその後もついでに・・・

彼はトロイアーノが脱退した後も そのままトミーボーリン期までジェイムス・ギャングで活動し

その後 LAWと言うバンドに参加しています

 

LAW Breakin' It 77年 

 

LAWはオハイオの白人黒人の混成ファンキーバンドです

彼もブルーアイドソウルのシンガーとして もっと注目されても良い歌手だと思ってます

 

 

 

 

さて話は戻って そんなトロイアーノは64年頃 ロビー・ロバートソン達と入れ替わる様にホーキンスに参加しています 

この時期の音源は聴いた事が無いので機会あれば聴いてみたいです

 

そして60年代後半ホーキンスのバンドに参加したハーピストがリチャード・ニューエルです 

ホーキンスは彼にキング・ビスケト・ボーイと言う ブルーズ・ハーピストとしては最高な名を命名する程のお気に入りだったようです

 

キングビスケットボーイ在籍時のホーキンスバンドの演奏です

切り込む様に唸るハープがめちゃ痺れます

 

そして そのホーキンスのバンド仲間とレコーディグした 

キング・ビスケット・ボーイのデビューアルバムがコレです

 

Official Music  King Biscuit Boy and Crowbar 70年

 

 

ド頭から強烈なブギ! このアルバム当時のホーキンスのバンドの充実度が伺える内容で

オススメです

Crowbarはその後 メンバーチェンジを繰り返し独立して活動していきます

キングビスケットボーイは その後 70年代に二枚のアルバムを発表

 

Gooduns  (1971)  King Biscuit Boy (1974)

 

74年の三枚目のKing Biscuit Boyは 大手エピックより発売され大きくプロモートされ

日本でも紹介されています

トゥーサンをプロデュースに迎えニューオリンズで ドクター・ジョン&ミーターズをバックに録音されました 

しかしセールス的にはイマイチだったのか 

これが彼の日本でリリースされた唯一作になってしまいました

そんな事で長い事このアルバム以外の彼の作品を聞くことはありませんでした