前回 サラっとしか見てなかったので 気がつかなかったのですが
このTシャツ よく見ると レコ番など あれこれ元ネタになったレコードのヒントがあるんですね
前回のDeccaはストーンズのLet It Bleed キャピトルはPet Sounds モータウンはジャクソン5
それでVirgin Recordsが 双子やドラゴンじゃなく 何故 青白ロゴを採用したのかも判りました
多分ピストルズなんですね 買わなくてよかった(笑)
これって どうなんでしょうね? 特定の皿をモチーフにして欲しくなかったのが正直なところ
人それぞれ同時代のラベルでも 思い入れのある皿は違うからね 余計なお世話って感じ・・・・(ーー;)
で 今回はA&M これは何がモチーフなのかな? 何処かにレコ番でも隠れてるのか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160320/19/funkzapp/94/cb/j/t02200165_0800060013597272516.jpg?caw=800)
まあ十中八九 元ネタは 初期カーペンターズかロジャニコかと思います
73年まで使われたA&Mのブラウンラベルと言えば セルメン カーペンターズ ロジャニコに代表されるMOR(MIDDLE OF THE ROAD)の象徴の様なレーベルですからね
で MORって何よ?ってお若い方は 40年前のこの冊子を 何処かで探して読んでいただくとして (笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160321/10/funkzapp/af/d0/j/t02200293_0800106613597792281.jpg?caw=800)
その後 シルバーのラージロゴのA&Mに変わり レーベル色もドンドン曖昧になっていくのですが
そのブラウン・ラベル時代は スワンプやノーザン系のレコードも沢山出してるんですよね
自分は こっちのレーベルイメージでTシャツ買いました (笑)
有名どころだと 英国のハンブルパイやマリオットのソロそして ジョー・コッカー
米国だとマーク・ベノだとか ブッカーT&プリシラ ビリー・プレストンなどなど
その中で こういう機会じゃないと取り上げないだろう女性ブルーアイドソウルのシンガー二人を紹介します
まずは 大昔 訳も分からずジャケ買いした ジョアン・ヴェント唯一のソロアルバム
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160320/19/funkzapp/42/a9/j/o0800106613597272148.jpg?caw=800)
JoanneVent 「 BLACK AND WHITE OF IT IS BLUES」69年
A&Mらしく品良くオーケストレーションされてるアレンジもありますが
アレサやJBからビリーホリデーアルクーパーのカヴァー中心の選曲です
オリジナル自体が あまりに名曲名唱ばかりなので かなり分が悪いですが
全編 ブルーアイドソウルの歌唱が楽しめます
この後 彼女はホワイトクラウドに参加します
そして もう一人 美人シンガーのイーヴィー・サンズ
Evie Sands 「Take For A Little While」70年
元々は 65年にブラックキャットから発売された トレイド・マーティン作曲のノーザン系の名曲です 残念ながら 当時 彼女のシングルはヒットしなかったそうです
このシングルは70年にA&Mから出た「ANY WAY YOU THAT WANT ME 」ってアルバムからのカットです
この曲は ロックファンには なんと言ってもヴァニラ・ファッジのVerが有名だと思いますが
他にも沢山のカヴァーがあります
彼女は その後も キャピトルなどから 良盤なブルーアイドソウルのアルバムを出しているので 興味ある方は是非チェックしてみてください
追記
書き忘れてましたが このイーヴィーサンズのアルバム プロデュースが チップテイラーとアルゴーゴーニなんですよね なのでこのシングルは黄金トリオのGorgoni, Martin & Taylorのそろいぶみなんですよ~