昨日、秋葉のタワレコに行きました。すっごい久しぶり行ったら、店模様替えされてて戸惑いました。汗
で、文句がひとつ、バーコードで聞ける試聴機が、何台もあったのが一台だけになってた。
尋ねたら、「レンタルだったから返しちゃいました。」って返すなよ~!
あの規模で一台はないだろう~。どの店舗もそうなのかな?
なにか、面白そうな新譜あるかな~と物色していたら、意外なCDを発見!
まったく知らなかったのですが、pal@pop の新作が出ていたのです。ビックリです。
あれ~いつの間に出ていたんだろう?
もうpal@pop 名義では新作出ないのかと思って、あきらめていたので嬉しかったです。
ブログ始めて二回目 で話題にしたチャッピーの「Welcoming Morning」の作者が、pal@pop です。
近年は、高野健一名義で作品をリリースし続けていたので、pal@pop 名義では、もう出さないのかと思っていました。
8年前に出たpal@pop 名義のアルバム「pal@pop 」は、現在でも、私の大愛聴盤であります。
こんな傑作めったにないですよ!
でも、その後pal@pop の名前は、あちこちのアルバムで、たまにクレジットを見るだけで、作品も期待している曲調とはちょっと違うかな~って感じでした。
待望の新作は、8年前の作品の延長線的サウンドもあり、なかなか満足でした。
今回は本人のボーカルは無く、全てゲストボーカルで、牧野由依.・稲垣早希 ・ACO&田渕ひさ子・森三中それに初音ミクと、声優・お笑い・ボカロと、かなり節操が無いです・・・汗
おそらく、今まで貯めてきた音源を、一枚にまとめたのかなって感じです。
前作は、曲同士が絡み合いながら、メドレーのように最後まで一気に聞かせる、かなり凝ったアレンジでしたが、
今回はそういうの、全然ありません。
なので、ちょっとまとまりが無いというか、寄せ集め感が強いのはマイナスですかね。
そのせいか、前作はアルバム全体が、キラキラした音でずっと聴かせていくアレンジの統一性というか、同じ方向に音の凸凹が向いていて、その尖り具合が気持ち良かったのですが、
今回は、個々の曲の製作に考え方の違いがあったのか、アレンジに統一感が無い分、音の凸凹が、あっちこっち向いてしまい、あとで撫でて落ち着かせたような感じがしてしまいます。
これって、シングルを集めたような、ポップス・アルバムには昔からある、アルバムの欠点だと思っているのですが、
個々の曲は、どれも素晴らしい出来なので、そういうマイナスファクターを差し引いても一聴の価値はあると思います。
(これが理由で、コアなポップス・ファンほど、シングル盤で聴かなきゃ本当の良さはわからないという話になり、段々病的な拘りとウンチク話になっていくのですが・・・・汗)
っていうか、前作がすでに入手困難になっているのは、よろしくない!
手に入れることが可能でしたら、まずは前作を強くオススメするのですが・・・・
それと、余計なことですが、
pal@pop の過去の活動をまるで知らない方が聴くと、まるでパフュームの真似じゃないって思う人も居るかも知れませんが、(まあ、今回はそんなとこもありますが・・・)
私は、初めてパフューム聴いた時、まるでpal@pop みたいと思いました。
どちらが真似たなんて話はくだらないことですが、少なくともチャッピーの「Welcoming Morning」なんて、もう13年前の作品ですから、お互い影響は受けているかもしれません。
(以前、パフュームのファンの集いでアンケートをしたところ、彼女たちに歌ってほしい曲の一位が「Welcoming Morning」だったそうです。思わず納得してしまいました。)
脱線、~番外話~
先ほどの、シングルの音質の話は、アナログ・レコードの場合の話です。
その違いは60年代までの欧米のアナログレコードでは、かなり顕著だといわれています。
近年、古いアナログLPを、ファーストプレスや深溝の音質の良さを、うたい文句に、
かなり高価な値段で売る、中古ショップが増えていますが、そこまで音質にこだわりたいのなら、
いきなり、高いお金を払ってアルバムのファーストプレスを買うより、
まずは、シングルの安い初期プレスを買ってみるのも良いと思います。
音圧とか楽器の音の生々しさは、当時のシングルとアルバムでは、CDのマスタリング以前と以後位の違いがありますよ。
それで、これは全然違う!と、やはりオリジナルで聴かなきゃいけないなんて思っちゃった方は、
ガンガン深みにハマって行ってください。笑
ただ、この辺に拘りだすと、レコード針(モノラル針・ステレオ針の使い分けは必須)や、オーディオの話にまでになるので、かなりの出費が掛かる事になりますよ~。笑