World's End Girlfriend | ♡お気楽ブログのロックとソウルと歌謡曲♡

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前回のeufoniusのデビューアルバムを、新ためて聞いていたら、
World's End Girlfriendが聞きたくなって、この休みに色々聞いてました。
一般的には、あまり知られていない名前ですが、最近では「空気人形」という映画の音楽を手がけたりもしてます。

初期のWorld's End Girlfriendの音楽の特徴は、ミュージックコンクレートのように音楽テープを、でたらめに継ぎ接ぎしたかのような目まぐるしいまでの転調、サンプリングや、電子ノイズ、クリック音のような、バラバラで統一感のない音色が、複雑に絡み合っては、また離れていく、コンピュターグラフィックのフラクタル模様を見ているかのような、過激で可愛らしいトリップ音楽という感じでした。

2001年頃に、下北沢が拠点のアンダーグラウンド・ネットワーク「ReSet」など、エレクトロニック・フリースタイル・ミュージックというキーワードで、数々のパーティを展開してきた「flyrec」レ-ベルで、知られるようになったWorld's End Girlfriendは,当時、欧米で人気のあったエイフェックス・ツインやステレオラブなど、テクノや音響派の流れで語られる事が多かったですが、
最近では、それらの音楽ジャンルとも離れつつあります。
多くのアコースティック楽器が奏でる旋律と数々の電子音がごっちゃになり、万華鏡のように変化する世界の奥へと連れ込むような立体感や空気感、映画の1コマのようなストーリー性など、独自な音世界になってきて、これからの展開がとても楽しみです。

ただの音遊びや、取り留めの無いテクノ系アンビエントミュージックになってしまいそうな音楽スタイルですが、時流に流される事なく、デビューアルバムから現在まで基本的には変わらぬコンセプトが、ワンパターンにもならず、過去の作品も今だ古臭く感じないのは、表現したい音世界が明確にあって作られ続けてる音楽なのかもしれません。

同じ頃に出てきた、多くの音響派やドラムンベースを基調にしたテクノが次へと展開できず、今では陳腐に聞こえる中で、これはかなり凄いことだと思います。



本文とは外れますが、こんな仕事もしています。
World's End Girlfriendには珍しく歌物のアレンジ。歌手は湯川潮音です。
最近、アニメネタが多いので一応。



ウィキペディアを見てたら、
以下のことが、掲載されてました。よろしかったら、調べてみてください。
2009年12月2日より、音楽配信サイトOTOTOYにて、2003年World's End Boyfriend名義で発表したミニアルバム『クリスマスソング』を1ヶ月間限定で無料でリリース。