年が明けてまだ20日経ったばかりなのに、著名人の訃報が相次いでます。
15日には映画監督の大島渚さん、19日には元横綱大鵬の納谷幸喜さんが亡くなられました。
大島渚監督は松竹映画で日本のヌーベルバーグの旗手といわれるなど早くから注目を集めた人です。一般的には「戦場のメリークリスマス」「愛のコリーダ」で広く知られるようになりましたが、1960年代に独立プロを立ち上げて製作した映画は学生に圧倒的な人気を誇りました。この時期の作品としては「絞首刑」「日本春歌考」「新宿泥棒日記」等が広く知られています。
私が見た映画はそれほど多くありません。大島監督が松竹を退社するきっかけになった「日本の夜と霧」はそれから10年ぐらいしてから見ました。その当時はプレイボーイとして浮名を流してた津川雅彦が学生運動の活動家役で登場すると、そのギャップに場内大爆笑でした。
横綱大鵬といえば「巨人・大鵬・卵焼き」という今で言えば流行語大賞間違いなしのフレーズでも有名ですけど、名実ともに戦後の大相撲を代表する大横綱にして大スターでした。記憶だけでなく記録面でもいまだに破られていない32回の優勝などの偉業を達成しています。
だんだん昭和が遠ざかっていくのが感じられる年初めです。
謹んでお二人のご冥福をお祈り申し上げます。