上司…
とゆうか元上司の話をひとつ…
今の会社に入社して以来「この人について行こう!」と思ったのは
元上司ただひとりなんです
というのも、
この人退職したあと、他の部署の先輩も含めて同時に数人付いて退職したため、
その時から今に至るまで俺には上司と呼べる人はいないからなんです
すなわち、今、自分の上司と呼べる人は経営者のみなんです
今のウチの会社は、その先輩方が退職した後に入社した人間ばっかりなんで、自分より古い管理職や営業職、事務職がいないんです
自分の仕事のやり方は、元上司の仕事のやり方なんです
当時、ウチの会社の経営陣は元上司の仕事の仕方に問題があると問題提起し、結局対立して元上司たちは退職したわけなんですが、
その問題があると言われる仕事の仕方を引き継いでいる俺が今は会社の根幹を動かしてるっていう不思議な状態なんですな
「上司」という存在がいなくなって、もう10年になりますが
まさかこの歳で上司がいなくなるなんて思いもせんかったよ
もうちょっと楽をしたかったなとか(笑)
もうちょっと自由な立場でいたかったなとか(笑)
今考えると、損な役回りだよね
俺もその時、一緒に付いて辞める気だったけど何故か辞められんかった…
切り替えて、「これは自分にとってチャンスだ」と言い聞かせて今までやってきたのね
その時、俺は27歳くらいだったかな?
とにかく社内も社外も含めて
「若いから」とナメられるのが嫌だったから必死だったよ
始めに書いたように
自分が「この人に付いて行こう」と思ったのはその元上司だけ
今でも、この人に言われたことを肝に銘じて仕事をしてるわけです
・管理職は常に縁の下の力持ちであること
・現場や一般の職員とは一線を引くこと
・フォローが必要な事案には早急に対応すること
・顧客の立場で常に物事を考えること
・社内の風通しと良くするように率先して行動すること
細かいことを言えばもっともっとあるけど
でもこの人の下で数年でも仕事をしてきたおかげで今の自分があると思ってるんですよ
何でこんなことを書いたかっていうと
今日その元上司から久しぶりに連絡があって…
比較的近くの同業の会社に今も勤められていますが
ここのとこあまり接点がなかったので久しぶりに長い時間話をしたのね
いろいろ話をしてたら昔の事をいろいろと思い出したよ
この人のおかげで自分がどれだけ楽をさせてもらっていたか
この人にどれだけの事を教えてもらったか
自分のオヤジが亡くなってから、第2のオヤジと思ってる人なので
あと数年で60歳になりますが、ウチのオヤジのように病気で苦しまんように
ずっとずっと元気でいてもらいたいと思ってます
今の会社に入った頃、
進学校に通うこの人の息子さんがロックに目覚めてベースを弾いてバンドを始めたときに、
「おまえの経験談をもとに、音楽活動をやめさせてくれんか?」
と懇願されたのを思い出した(笑)
その息子さんは…
今でも音楽活動をされてるようですが、
将来の裁判官を目指して、裁判所で一生懸命下積みを頑張ってるみたいです
やっぱり親の教育がよかったんだろうね