幼馴染Oから聞かされた本当のアイツ。
俺はものすごくショックを受けたのだが、
幼馴染Oは、それほどでもなかったように思えた。
どこの誰の家だったろうか。
この件について、
地元の付き合いの深い同級生たちで夜、集まった。
皆重苦しい空気の中、
情報の整理をしながらも、
皆何ができるのか、何をしてやれるのか、
今までのアイツの言動の答え合わせ、実は、、、
など。
肝硬変でいつ死んでもおかしくない
ということに関しては、
みんな実感を持てなかったと思う。
いつ死ぬかなんて話を誰もしなかったのは、
言葉にすることで実感したくない
というよりも、
実はプータローで虚言の塊だったことに対する衝撃と、
答え合わせで頭がいっぱいだったこと。
何より、事態の大きさに無力を感じたからだろう。
親も兄弟ももたくさん悩み苦しんだだろう。
アイツは、なぜ、あぁなってしまったのか。
家族関係がうまくいってなかったのか?
親の教育の問題だったのか?
いつから、そうなったのか?
誰か止めてあげられたのか?
殴ってやれば酒をやめられたのか?
飲食店をしていた同級生Sは、
酒を提供しなきゃ良かったのかな、、、
とポロリ。
でも、Sが酒出さなくたって他の店で飲んでる。
殴ったくらいでやめてたらとっくに止められてる。
皆が、どうしていたら良かったのか?
各々が感じてしまっている責任と、
アイツ本人の責任との境界線を、
自問自答しながら確認しあうように。
いくつも確認した。
結婚に突き進んでいるが、
彼女はどう思ってるのか?知っているのか?
今一緒に住んでいる家賃は誰が払ってるのか?
そもそも美容師の資格持っているのか?
元ヤンキーカリスマ店長は実在しているのか?
いつから無職だったのか?最初からか?
家には練習用のマネキンヘッドが数体あったから、美容学校に通ってはいたのか?
もし無資格なら、北海道へ叔母のお店の手伝いというのはなんだったのか?
幼馴染Oが言った。
っていうかさ、そもそも、自業自得じゃね?
結局さ、アイツ自身が自分から逃げてこうなったんだろ?
俺ら家族じゃねーし、
自分でなんとかするしかねーだろ。
そう冷たく突き放した幼馴染Oだが、
実は
Oの両親こそ、重度の依存症者だった。








