アイツの見下し、煽りが酷くなっていくと同時に、
過去の思い出話が良からぬ武勇伝へと変わっていった。
地元の同級生のお店で集まれば、
酒のつまみになる話は、
いつも下世話な話と昔の思い出話。
実はあの時、、、
なんて話は、最高のツマミだった。
アイツはよくおだてられていた。
モテた話、ヤンチャ話など。
その、ヤンチャ話の内容がとてもじゃないけど酷いものもあった。
全ての内容をいちいち覚えてはないのだが、
・父親のヤンチャ話
・元ヤンキーカリスマ店長の武勇伝と、お店の経営話
・同じくヤンチャな同級生とのヤンチャ(犯罪自慢)話
についてはよく話していた。
⚫︎父親の話
あいつの親父さんは、
その地域では偏差値トップクラスの
高校数学教師。
アイツの家の地下一階は、親父さんの書斎で、難しい本がたくさんあったのを覚えている。
私は会ったことはなかったのだが、
見た目もすごく真面目で堅苦しそうな感じで知れ渡っていた。
アイツが偏差値が最も低い高校に通い、中退する頃。
家に遊びに来ていた従兄弟の兄が、偏差値の低い高校を中退するアイツをバカにしたので、
アイツはキレて従兄弟をボコボコにしたらしいのだが、
それを見ていた親父さんはしばらく止めなかったという。
これ以上は、というタイミングで、従兄弟を殴る息子(アイツ)の腕を止め。
従兄弟の兄に、
息子は悪くない、殴って当然だ
と言ったという。
学歴なんか関係ねぇ。その後の生き方が大事なんだ。
と。
そんな親父さんを誇らしく、自慢げに話していた。
そんな親父さんと、
地元の冴えないキャバクラに一緒に飲みに行ったと話していた。
キャバ嬢が隣に着くなり、
イカした親父ギャグを言って、
キャバ嬢を沸かしてたと。
面白おかしく自慢していた。
昼はトップクラスの高校の数学教師。
夜は女遊びもするイケ親父。
周りも
いいなぁーかっこいいなぁー
なんてクスッとするホッコリ話を楽しんでいた。
後に、
親父さんと初めて会って直接話した時は、
その話から想像していたイメージとのギャップに
驚いたものだが。。。




