※ 最終話(2) ※

 

25.海を空と月と 最終話

 

ボクは波乗り熊五郎です!

こんなアニメと一緒に

メッセージが届き

それから目まぐるしい

お話がいっぱいでした。

語りつくせない。

 

サーフボードの上にチョンと乗り

スイスイと人生を波乗りして

シュウちゃんは

今でも波の上にいるような気がします。

 

2006年春

シュウちゃんとの最後の電話

あれからずっと音信不通です。

あの電話は、もしかすると

宇宙の糸電話だったかもと

思ったりします。

 

『体脂肪6%ってすごくない?』

「あの体脂肪がないって

全部筋肉でしょ?」

 

「脳みそも筋肉だから

僕はおバカなんだよぉ~♪

おバカサーファーですよぉ~」と

おどけていたけれど

K大卒業、T大での学会に参加する人が

おバカさんではないと

誰もが思うことなのに

シュウちゃんと話していると

世間離れしていてどこか

ぶっ飛んでいておバカに思えちゃう

だから私も楽しくやり取りができた

 

もう少し消防士さんでいたら

よかったのにね

27時間勤務は辛いよ~とか

危険手当がすんごく少ないんだよとか

愚痴っていた普通の人っぽい感じが

どこか安心感もあった。

 

いつだって突拍子もないことを

笑って話していたけれど

一生懸命になんでも

やってのけていた

私はシュウちゃんを尊敬してやまない。

 

『花ひとつ 風ひとつ 

生き方ひとつ すべて見方を考えたなら

100楽しいよ』

 

こんな素敵な言葉を

さらりとメールで知らせてくる

これは、彼の揺るぎない思考の証

シュウちゃんのおかげで

あの頃は日々楽しかった。

臆することなく

我が道を歩むことも

教えてもらった。

 

2024年6月

シュちゃんの生まれた月に

この物語をwebでつづりました。

この空のどこかにつながる君へ

ありがとうの言葉を飛ばそう。

 

梅雨空だけど雲の上には

青い空が広がっている

その空とつながるどこかで

シュウちゃんは元気にしている

そう思うだけで心があたたかくなります。

 

おわり

 

多くの人に閲覧していただき

「いいね」も頂きました

破天荒ですがなぜか愛される

そんなシュウちゃんは

現在、どんな人生なのだろう

この6月に誕生日を迎え

何歳になった?(笑)

出会ったこの6月の記念に

「海と空と月と」のお話でした。

 

長い長いお話に

お付き合いを頂きまして

ありがとうございました。

 

2024.06.27