24.シュウちゃんは

宇宙人だったかもしれない?!

※ 最終話、とても長いので2回掲載としました ※

 

宇宙との交信中

間違って地球へ堕ちてきた人

シュウちゃんは、宇宙から

やってきたのかもしれない

今になってそう思える

そして、彼と私を繋いでいた電話は、

糸でつながれていたのかもとも

 

宮崎の地でエンジニアに

なっちゃったシュウちゃんは

その後、連絡が途絶えました。

シュウちゃんが定住を決めてから

日本は少しずつ

傾いていたのかも知れません。

 

2011年3月11日

東日本大震災の時

シュウちゃんは

どこにいたのだろうか

 

もしかすると

プラズマテレビ工場が

企業譲渡され

コスタリカへ戻ったのかも知れない。

コスタリカのグランパとグランマは

どうしているのだろうか

 

クジラのDNAの研究は

続けているのだろうか?

日本の大学で准教授になり

研究室での研究は

どうしたのだろう?

いつか話していたように

誰かが続けているのだろうか

 

思えば、シュウちゃんワールドに

取り込まれてから

夢なのか現実なのかわからない狭間を

波間を滑るように

サーフボードが走るような

損な時間を過ごせていたようです

 

不思議ワールドをいっぱい持っていて

地球を駆け巡っていたような

そういう人。

シュウちゃんが私のPCへ

初めてやってきたのは

2002年6月のある日

6月が誕生日だという

シュウちゃんの記事に

書き込みをした後のこと

 

クマのプーさんの優しいところを

いっぱい知っていて

何故好きかというと

好いやつなのにドジなんだよ…

そんな書き出してプーさんの

お話を綴っていました。

 

木の幹にハチの巣を見つけて

その穴に手を入れて蜜を取るために

手を入れて握るんだよ、グーでね。

パーだと手が出ないから

絶対グーなんだけど

全然取れないよーと

何度も手を入れてはグーでつかむ。

どろどろとした蜜は

手にべったりつくけれど

沢山は取れない。

ああ、残念だ・・と

普通はそれで終わるんだけど

プーさんは違うんだよ

手をペロリなめて幸せになれる。

ボクはね、そういうプーさんが

好きなんだよ…

 

おおらかでマイペースで

それでいて哲学的で

一途なシュウちゃん

シュウちゃんの大好きな

憧れのクマのプーさん

彼はプーさんそのものだった。

 

最終話(2)へ

 

…つづく