ミュージシャン本人が楽曲の解説をすることをセルフライナーノーツと言います。



カッコいい言葉だよね、セルフライナーノーツ。何度でも言いたくなる。セルフライナーノーツ。




急性セルフライナーノーツ中毒。




というわけで、2ndアルバム『Decoration Tracks』通称・デコトラのセルフライナーノーツです。そこそこ長文ですので、気長に読んでみてください。





1.MUSIC MAGIC

音楽が放つ無限の可能性に寄り添った歌。ライブ限定の楽曲として作ったので、当初はリリースする予定もありませんでしたが、すっかり俺の代表作となりました。



2.ブラザー

Aメロ→Bメロ→サビと、リズム隊の疾走感が増していく構成が個人的にお気に入りです。ライブでも燃えます。実の兄弟に向けていた歌詞は、今はファンの皆さんへと。



3.中途半端なスター

マイナビ転職CMソング。ファンキー加藤らしさが溢れる“熱い4つ打ち応援ソング”です。この後しばらく歌詞が書けなくなるほど、想いの全てを注ぎ込みました。



4.走れ 走れ

“10年前の自分と今の自分でエールを交換し合う”というデビュー10周年の今だからこそ作れた楽曲。温かみのあるレゲエサウンドが心象風景にぴったりハマっています。



5.つながるから

同じ事務所のSPICY CHOCOLATEさん(第57回グラミー賞 ベスト・レゲエ・アルバム部門に選出!すごい!)にプロデュースしてもらいました。たくさんの人と想いを実際に繋いでくれた大切なバラードです。



6.勇者のうた

2016 TBS系列プロ野球中継 “SAMURAI BASEBALL” テーマ曲。力強いメロディ(特にBメロ部分)が熱唱を引き起こしてくれます。あと、あまり気づかれませんが、それなりに韻も踏んでます。笑




7.Ring a Bell

今っぽい音色と、今までのポップスをバランス良く取り入れた4つ打ちサウンド。キラキラした美しい旋律に、“生きる=呼吸、鼓動=音を鳴らす”というメッセージを込めました。



8.Tokyo Destiny Land

(ファンモン結成前までさかのぼるくらい)かなり久々に16小節×2で、しっかり韻を踏んだラップをしてみました。アーバンなサウンドで“東京”を表現してくれた田中隼人は「ここ最近では一番好きな曲」と言ってくれてます。



9.カラフル

90’sロックを彷彿とさせるエレキギターの音が中心で、間奏には80’sのダンスビートを挟んだりと、遊び心が満載の楽曲。1サビの「赤」「青」「黄」が出揃った時は思わずガッツポーズしました。



10.ただいま ~HOMETOWN~

『あとひとつ』や『太陽』を手掛けてくれた天才ソングライターの川村結花さんと一緒に。地元の八王子の風景と、全国各地のステージ上をイメージしながら作詞しました。サビの「おかえりなさい」は大合唱でお願いします。笑



11.急性ラブコール中毒 Part.1

シリーズ元祖。ロックンロールとツイストが爆裂するパーティーチューン。俺より上の世代には懐かしく、そして若い世代には逆に新鮮に聴こえるかも。シングルでは絶対に出せないアルバムならではのおふざけソングです。



12.少年の声

フジテレビ系めざましテレビ めざましデイリーテーマソング。荒々しいドラムと泣きのメロディ。きっと誰もが14才の頃の自分と出会える、そんな楽曲になってると思います。



13.花鳥風月

亡き人への想いをつづった歌。言葉の選択肢を狭めたくなかったので、詞先で楽曲制作しました。同じように癒えぬ哀しみを抱く方に、そっと寄り添うことができれば。



14.本当のこと

最後の最後に、締め切りを延長してもらって作りました。今、どうしてもみんなに伝えたかった歌です。




そして、アルバムの初回限定盤Bにボーナストラックとして収録されてる『春雄の唄』と『かけがえのない人』。


これはサブイボマスクという俺の大好きなミュージシャンの楽曲をカバーさせてもらいました。初めて歌ったのに、初めてとは思えないくらいしっくりきました。笑





以上です。うだうだと曲について説明したがるのは俺の悪い癖で。本当は分かってるんです。「聴いてくれる皆さんがどう感じるか」が一番大切なことを。



うん、やっぱり俺の想いよりも…


どうか貴方の曲になりますように。貴方の人生に小さく響くBGMになりすように。そう心から願っています。