娘と入浴中の事でござる。

ワイフがローフーの扉を叩くのである。

「なんだばかやろー」と言いながら扉を開くと、「でたっ!」と言うのである。

勘の鋭さに関してはベテラン刑事並の私である。

予想通りの答が帰って来た。

これ位(第一関節くらい)の茶色い虫が出たと言うのである。

「あ、チャバネゴキブ○だ」と瞬時に判断したと同時に「クロゴ○ブリじゃなくてよかった」と瞬時に思う。

いかにゴキ○リが苦手かと言うことをお察しいただけると思う。

で、そいつをどうしたのかと聞くと、「柔軟剤のフタ(直径4cm×高さ6cm)で生け捕りにしてある」と言うのである。

なんどか同じ形で蜘蛛の処理を任せられた事があるが、今回は地獄である。

三途の川である。

バンジージャンプである。

晩飯ヌキである。

大概蜘蛛の場合は絶命している。

今回は生きているという。

で、サッパリ風呂上り、現場に赴くとやはりあの害虫であった。

しかしよく見るとチャバネでもクロでもない。

羽の無い森にいるタイプのやつである。

ワモンゴキブ○かヤマト○キブリである。

これなら動きがスローリーなので恐ろしさは半分である。

しかしもともとの恐ろしさの数値が規格越えなので、半減するもかなりの恐ろしさである。

さてどうしよう。。

隣りの部屋では妻と娘が震えている。

広告を一枚手にし、柔軟剤のフタに近付く。

ソローーォッット広告を柔軟剤のフタが浮かないように下に差し込む。

するとカサカサカサカサッとものすごいスピードで動き出した。

鳥肌実であります。

やっとの思いで広告を差込んだ。

…この行動にいったいなんの意味があるのだろうか。。

途方に暮れる私。

ふと天より舞降りし名案。

「そぉやっ!ビニル袋やっ!」

直ぐさまキッチンに駆け入る。

ビニル袋を取り出してまた現場に戻り格闘再開である。

何をしようかって言うと、フタごとビニル袋にいれてまえって策略なのである。

フタと床に1mmの隙間を開けて、ビニル袋の内側の一辺を差し込む。

ようやくフタ付き○キブリの袋の底まで移動に成功。

袋の底では柔軟剤のフタに閉じ込められたゴキブ○。

さてこのフタをどうやって取り出そうか…。

10分間途方に暮れる。

いっそセレナーデ、いっそのことフタごと捨ててしまおうか…。

ワイフが黙っていないだろう。。

このまま絶命するのを待つか…。

いや、貴奴の生命力はあなどれない。アドレナリン。

そして思い付いたのが次なる方法。

フタを持ち上げるのだが、袋の底でピッチリ密封状態にする。

そして激しく振るのである。

カタカタカタカタカタカタカタカタ!

気絶してるか確認…

カサカサカサカサッ!

ものすごい元気満々。

さらに振る。

カタカタカタカタカタカタカタカタ!

気絶してるか確認…

カサカサカサカサッ!

繰り返すこと10分間。

気を失った…かな?

恐る恐るフタを取り出す。

どうやら気絶したようだ。

入念に袋を閉じ、その上から広告でぐるぐる巻きにし、その上からさらにビニル袋で包装。

で、ゴミ箱にポイっ!

ついにやったぜっ!やっつけたぜっ!

しぶといやつだったぜっ!

勇敢に闘った私はとうとう力尽き、眠るように天に召されたのであった。

はい、おしまい。

隣りの20代後半のように見える夫婦の大声での大喧嘩は、取り返しのつかない事件に発展しそうなくらいの大喧嘩である。

元気なことはいいことである。
土井と新井、二人合わせてドイアライ。

そう、ドライアイです。

いつもショボショボして、視力は落ちるし散々だぜ。

以上であります。