【漫画】からかい上手の高木さん 完結 | ぐれむりんの気ままなブログ

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山本崇一朗さんの作品

からかい上手の高木さん

第20巻(完結)を読んだのです。

 

「○○さん系」漫画の先駆けであるとともに不動の地位を築いてきた作品が、連載10年で堂々完結です。

 

いやぁ~、それにしても、隣の席の高木さん(美少女)に「からかわれる」という、ただそれだけのお話を約10年も続けるなんて、山本崇一朗さんの才能の成せる業……と言うのは言い過ぎでしょうか?

 

もちろん(?)アニメ化もされている人気作品です。

何やら、実写化もされるなんて話もありますね。

ただ、個人的には※ファンの皆様には怒られそうですが僕は正直言うと高木さんのアニメは失敗だと思いました。

この作品は、やっぱり、漫画で読むのが一番だな……って。

 

アニメ版は※個人の感想ですが高木さんと西片くんのやり取りが妙に演出めいていて、わざとらしく感じられてしまいました。

観ているコッチが恥ずかしい……

そんなザワザワした気持ちになっちゃうくらう、アニメ版は演技過剰(アニメ特有の演出)に感じてしまいます。

まあ、これは最初に原作漫画から読み始めたファンの感想だと思いますが、個人的には、高木さんはもう少し「サバサバ系の性格」だと思っていたもので。

 

漫画の内容は、中学生男子の「西片くん」が隣の席の美少女「高木さん」に事ある毎にからかわれ、西片くんは「勝負」という名目で高木さんに「からかい勝負」を挑み毎回返り討ちに合う、って、ただそれだけのお話です。

 

作品の肝は、高木さんは「西片が好き」で、好き好きアピール全開で西片くんをからかっているのに、当の西片くんはまったくそれに気が付かず「また高木さんに勝負で巻けた(からかわれた)」と思っているところでしょうか。

そんなふたりの中学時代3年間の甘酸っぱい青春ラブコメです。

 

今回、第20巻は、いよいよ西片くんが「自分は高木さんが好き」というコトに気が付き、その想いを告げる……ことができるのかって、そんな最終回に向けてのストーリーです。

 

……と、言っても、結果(ふたりの将来)は既に作中で明かされているのですが。第19巻では、大人になったふたりが結婚して一緒に暮らし始めるお話も登場してますもの。

 

まあ、スピンオフ作品「からかい上手の(元)高木さん」の連載が始まった時から、ふたりは結婚して娘も生まれて、でも相変わらず奥さんにからかわれている西片くんの姿が描かれてますが。

 

ただ、スピンオフではなく、本編でふたりの恋がどうなるのか?

この手の「日常系」としては、綺麗な簡潔で完結したのは嬉しい限りですね。

 

ちなみに、最終話は中学3年生の夏休み明けで終了していますが、作品を読み返すと気が付きますが、物語は一本道(?)で中学1年~3年と描かれておらず、時系列が何気にバラバラになっていますね。

中には「高木さん」と思わせといて「西片さん」のお話なんてものもあった(はず?)もの。

 

興味のある方は、是非、読んでみて下さいね。