クラムボン「添春編」 | ぐれむりんの気ままなブログ

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日本の3ピース・バンド

クラムボンの新譜

「添春編」を購入したのです。

 

「添春編」と書いて「ソウシュンヘン」と読みます。

 

オリジナル・アルバムとしては※配信限定「モメントLP」を除く約8年振り、CDリリースとしては約5年振りの新作です。

……が、

これをニュー・アルバムと呼ぶのか?

 

……と、言うのは、収録楽曲中7曲は既発曲で新曲は1曲のみ。

しかも、全10曲中、「プレリュード」と「インターリュード」は、1分弱の小曲インスト・ナンバーなので、実際の楽曲は8曲しかありません……。

 

アルバム・タイトルの「ソウシュンヘン」と言うのは、いわゆる「総集編」ってコトなのでしょうか?

 

なんて、まるで否定的な意見のように書いていますが、ハッキリ言わせて頂くと、

即決購入ッ!のアルバムです。

■もちろん古参ファンの妄言です。

何たって、約8年振りの全国流通盤CDだものっ!

 

2015年にメジャー・レーベルから離脱し、その後は大手流通を通さず小規模な委託販売や配信限定のみで作品をリリースしてきたクラムボンです。

 

古参ファン……いわゆるオジサン世代、俗に言うCD世代の僕にとって、委託販売や配信限定と言うのは、とにかく厄介な販売形態でした。

 

何て言うと、

え?

サブスクで聴けばいいじゃん。

……と、サラリと言ってのける女子高生&女子大生&中二男子&メタルキッズ&甥っ子君がいると思うのですが、僕のようなヲタク系音楽リスナーにとって、サブスクというのは何気に物足りないリスニング・ツールだったりするのです。

 

あ、ちなみに、「ヲタク系」と言うのは「アニソン」のコトではなく、古い音楽やマイナーなバンドを好んで聴く、いわゆる、厨二病音楽リスナーがそのままオジサンになったような、そんな音楽好きを指しています。

 

会社の女子社員や新入社員に、「○○さんってどんな音楽を聴くんですか?」と質問されて答えを返すと、ホトンドの相手が首を傾げて苦笑いするような「誰、ソレ?」って感じのバンドやアーティストを答えてしまう……そーゆーオジサン社員です。

 

驚いたのは、Z世代の甥っ子君がクラムボンを知っていたことです。

 

ちょっと前に、甥っ子君がウチに遊びに来た時に、「最近、どんな音楽聴いてる?」と聞かれて、羊文学の名前を挙げたのですが、その際に「クラムボン的な、そーゆーバンドかな?」と説明すると、「は? おっちゃん、クラムボン聴くん? 真逆やん」と驚いていました。※甥っ子君は僕が聴くのはメタルやガレージのようなウルサイ音楽ばかりだと思っているようです。ウルサイ音楽と真逆のクラムボンを聴いてるのが意外だったようです。

 

まあ、それは置いといて。

 

実は今日、クラムボンの新作CDを入手しました。

本当は、発売日にコンビニ止めで商品が到着していたのですが、仕事が忙しくて受け取りに行く暇が無かったのです。

 

早速、家に帰って聴いてみました。

サラッと、サワリの部分だけ、試聴的な聴き方で。

 

もはや、ファースト・インプレッションとも呼べないような「試し聴きレベル」の感想ですが……

やっぱクラムボンだな。って感想です。

もちろん、良い意味で。

 

って言うか、名曲「ウイスキーが、お好きでしょ」が入っている時点で買って良かったって感想です。

このCMを見た時、

マジかッ!?って思いましたもの。

クラムボンがカバー・ソングでCM楽曲を提供って、何気にスゴクないですか、と、言うのがファンの妄言です。

そして……

当時、CDリリースが無いことを知って

マジかっ?!って落胆していました。

 

その名曲が、やっとCDとしてリリースです。

 

その他にも、2016年以降にアニメやゲームなどに提供されたアルバム未収録楽曲が一気に収録です。

 

もちろん、新曲の「ピリオドとプレリュード」も、これぞクラムボンって感じの楽曲です。

今から約25年前、インディーズから発売した「くじらむぼん」の頃から変わらない、これぞクラムボンな楽曲ですね。

 

特に、メジャーを離脱してマイペース・リリースになってからのクラムボンは、中期の実験的サウンドが影を潜め、初期のマジカル・ポップ・ワールド全開な感じの楽曲だらけです。

 

▼これがクラムボンのデビュー曲ですね。

その後も名曲のオンパレードです。

 

 

▲中期は何気に実験色(?)も濃くなり、実は僕は一時期、クラムボンを聴かなくなっていたコトもあったのですが、この中期の名曲「Folklore」をセルフ・カバーした「Re-Folklore」を聴いて衝撃を受けたのを切っ掛けに、再びクラムボン熱が再開しました。

 

 

その後、メジャーを離脱したことで、音楽性が変わることを懸念したりもしたのですが……

音楽性が変わるどころか、メジャー時代を超えるような名曲を連発してくれているのですが……

 

CDの一般流通盤の販売を行わない為、ホント、マジで、入手困難(CDで、と言う意味で)な楽曲が増えていたのですが、今回のニュー・アルバムで、それらの不満が一気に解消って感じです。

 

……あ、ちなみに、上に貼った「Lush Life!」※確かニュース番組のテーマソングでしたっけ?は、ライブ会場限定シングル&委託販売CDの「モメントep」か、配信限定「モメントlp」にしか収録されてません。

 

と、まあ……

新作の紹介と言うよりは、過去曲の紹介のような内容になってしまいましたが、新作の詳細は、もう少し聴き込んでから書かせて頂こうと思います。

 

興味のある方は、是非、8年振りの全国流通盤ニュー・アルバムを聴いてみて下さいね。