【JSBX】オレンジ | ぐれむりんの気ままなブログ

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勝手気ままな★備忘録★レビュー

最近ずっとジャズばかり聴いていた反動でしょうか?

昨日突然……

ガレージロックを聴きたい衝動にかられたのです。

とにかく、ザラッザラの粗く乾いた音が聴きたい……。

This is 初期衝動!

そんなサウンドが聴きたくなっちゃったのです。

うん、稀によくある話です……。

 

これは、いわゆる、アレですね……。

 

①オーガニックな自然食品ばかり食べてたら急にカップラーメンが食べたくなったみたいな。

②ルバンプライムでお家パーティばかりしてたら急にカラムーチョが食べたくなったみたいな。

③職場では厳格な上司が家ではワンコと赤ちゃん言葉で会話してるとか。

④あるいは愛と感動の純愛映画と一緒に死霊のはらわたもレンタルしてみたとか。

⑤もしくはハリウッド女優とバカンスを……(以下略)

 

ええと、つまりこれは

行動心理学的な見地から言うところの『カリギュラ効果』と言うものでしょうか?

……え?

ぜんぜん違う?

って言うかそんなモノは無い?

テキトーにそれっぽい用語を並べてもっともらしく言うのはヤメろ?

 

This is 初期衝動

ザ・ジョンスペンサー・ブルース・エクスプロージョンです。

1994年発売の3rdアルバム

オレンジです。

▲2017年公開の映画「ベイビー・ドライバー」にオレンジ収録のベルボトムが使用され再評価された…って、いやいや、JSBXは現役バリバリで活動してますからっ!

 

日本ではジョンスペJSBXって略されてますね。

海外ではブルース・エクスプロージョンって呼ばれてます。

って言うか、作品の中でジョンが「ブルース・エクスプロージョンッ!」って今も昔も連呼し続けてます。

 

オレンジは日本盤でのデビュー作になるのかな?

このアルバムと2ndアルバムのエクストラ・ウィドスが同時発売だったと思います。※当時、1stアルバムが日本で発売されたかどうかは定かじゃありません?

 

まだあまりインターネットが普及していなかった時代です。

当然、Youtubeなんてあるはずもなく……、CDを買うのが当たり前の時代。

マイナーな音楽を開拓するのはある意味博打のような時代でした。

音楽雑誌で紹介されている記事を頼りに(音源も聴かずに)新しい音楽を探してたそんな時代。

 

僕がジョンスペを知ったのも、当時好んで聴いていたバンドのCDレビューに名前が登場していたから……だった記憶がナキニシモアラズ。

確か…BECKが参加してる曲があるとかだった気がします。

なぜ購入したのか、経緯さえ覚えてないってのが正直なトコロです。

 

ただ、初めて聴いた時の衝撃は今でも覚えてます。

なんだこの意味の分からない音楽?

買うんじゃなかったっ!

どこがイイのかサッパリ分からない。

演奏下手だし唄はダサいしなぜこのバンドが売れているの?

お小遣いを無駄にしちゃったよっ!

金返せっ!

そんな最悪の感想でした。

 

今、このアルバムを聴くと……

最高かよっ!

何でこんなにカッコいいんだっ!

僕のガレージロック好きはジョンスペとチバユウスケノの影響だね。

そんなふーに思っちゃいます。

 

2010年にリマスター盤(輸入盤のみ)が再発されました。

 

90年代に発表した作品をボーナス・トラック付きで再発売企画です。

オレンジは全34曲収録の2枚組です。

ボーナス・トラック21曲入りです。

価格は確か、2500円だったと思います。

マジっすかっ!

大判振る舞いすぎるでしょっ!

輸入盤最高かよっ!

 

残念なのは、作品の性格上(?)ボーナス・トラックのほとんどがアルバム収録曲のリミックスだったことですね。

他の作品はアルバム未収録曲20曲超えとか、バカみたいな数のボーナス・トラック入りです。

 

同時期の楽曲(映画やコンピレーション、シングルのカップリング、限定ミニアルバムなど)を全て詰め込みました的な大判振る舞いです。ジョンスペはとにかくアルバム未収録楽曲が多かったから。

 

オレンジって作品、ジョンスペの作品の中ではかなり実験色の強い作品です。※当時としては。

他の作品のようにアルバム未収録(シングル・カップリングなど)曲が少なく、かわりにリミックスをしていたのは天才BECKが大人気だった時代の影響かもしれません。

 

リマスター盤の音質はもちろん良いです。

でも、ガレージ・ロックをリマスターしてどうすんのって気はします。

ただ、音圧(音量)が全作品統一されたのはありがたいです。

旧盤はiTunesに入れると音の大・小の差が激しかったもの。

できれば、2000年代初期の「プラスチック・ファング」と「ダメージ」もリマスターしてほしかったけど……。

 

それにしても、20年以上前の作品を今でも新鮮な感覚で聴けるなんて、どれだけ時代を先取りした作品……いや、時代錯誤な……いや、流行から外れた……いや、時代に流されない……いや、ええと……つまり、ロックンロールなのです。

 

そう言えば、2018年に発売されたジョン・スペンサー初のソロ・アルバムで、彼を例えで『オルタナティブ・エルビス・プレスリー』って書かれてましたけど、なるほどまったく、これが最もジョンスペを的確に表す言葉かもしれませんね。