今さらなのですが……
石田スイさんの漫画
東京喰種を読んだのです。
東京喰種トーキョーグール コミック 全14巻完結セット (ヤングジャンプコミックス)
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全14巻+東京喰種re(全16巻)へと続きます。
※今回僕が読んだのは、東京喰種の全14巻のみです。
喰種と書いてグールと読みます。
今さらって書いたのは、すでに漫画は完結しているし、アニメ化もされているし、あろうことか、実写映画化までされているからです。
アニメ「東京喰種」オリジナル・サウンドトラック
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一応、お約束で貼っておきますアマゾン・リンクです。
東京喰種のサントラCDですね。
このブログは「音楽レビュー」ってカテゴリーに属していますので、必ず音楽ネタをひとつブッこむ必要があるわけです……。
こちらは実写映画の予告編ですね。
実はこの漫画、ホラー系(?)ということもあり、第1巻が発売された当時に一度読みました。
第1巻を読み終わって思ったのは……
まあ、面白いけど続きが気になるほどでもないなあ……でした。
※僕個人の感想なのでファンの皆さまゴメンナサイ。
読んだ瞬間に思ったのは、寄生獣の現代アレンジ版かな、でした。
実際には、その後の展開はかなり違ってましたね。
読んでみると、なかなかどうして。
面白いじゃないですかっ!
って思ったのは前半部分のみでした……
※ファンの皆さま、重ね重ねゴメンナサイ、個人の意見です。
【ネタバレにご注意下さい的ストーリー紹介をザックリ】
読書好きの主人公、金木研(かねきけん)は喫茶店「あんていく」の常連さんで、そこで出会ったリゼという美女(読書好き)に密かに想いを寄せてます。
ある日、ふとしたことから会話を交わした二人は、お互い読書好きということもあり意気投合、デートする約束までしちゃいます。
そしてデートは大成功で、とっても良い雰囲気に。
奥手で気弱なカネキくんにも、いよいよ恋人が……と思った途端、美女のリゼが豹変っ!
人間を喰らう怪物「喰種(グール)」へと変身しちゃうんですね。
都市伝説レベルで噂されてる怪物「喰種」が目の前に。
しかも、相手は自分が思いを寄せていた憧れの女性……。
この「リゼ」ちゃん。
喰種の仲間内で「大喰い」と呼ばれ恐れられる厄介者。
傍若無人で喰種社会のルールも守らないし、気に入らない相手は喰種でも殺しちゃうってそんな女子でした……。
とにかく、最強レベル(?)で強い喰種のひとりだそうで。
実は、「あんていく」の常連であるカネキ君に目をつけてたみたい。
だって、食べるなら若くてイケメンの男子が好いでしょって。
リゼに襲われたカネキ君は瀕死の重傷です。
もはや、リゼに捕食されるのは時間の問題……。
その時、偶然(?)工事中のビルから資材が落下し、リゼを押しつぶしちゃいました。
ビルから資材が落下し、下にいた若い男性が重体!
女性は……すでに脳死の状態。
運び込まれた病院の医師が下した判断は……
男性の命を救う為、女性の臓器を移植するってモノでした。
病院で目を覚ましたカネキ君は……
半人半喰種になってました。
人間としての記憶と感情と身分を持ったまま、カラダだけが喰種になっちゃってます。
でも、誰もそのことに気付いてません。
臓器移植をした医師ですら、カネキ君のカラダの変化に気がついてないようです。※これには秘密がありましたけど……。
喰種って、都市伝説で噂される「人を捕食」する化物です。
実は、人間以外を食べることが出来ません。
いや、食べるって行為はできるけど、今まで食べてた料理は、砂や粘土やスポンジや油の塊を食べてるように感じるそうです。しかも、そのまま消化しちゃうと体調が悪くなるそうで。
人間(人肉)以外の食材から栄養を捕ることはできないようです。
さあ困った、カネキ君。
今まで普通の人間だった自分に、人間を食べるなんて出来るわけがない……。
しかも、喰種になったことで初めて知る驚愕の事実。
世の中には、皆が知らないだけで、至る所に喰種が紛れ込んでいる。
行きつけの喫茶店「あんていく」は喰種が経営するお店でした。
大学の先輩にも喰種がいます……。
喰種って、実は、大量に人間界に紛れて、人間のふりをして生きていたんですね。
まあ、それは置いといて……
さあ困った、カネキ君。
何が困ったかって……お腹が減っちゃうんですよ。
とてつもなくお腹が減って、飢えていってます。
人間喰いてぇ~
って思い始めるくらい激しい飢えに襲われていきます。
でも、人を食べることは……できない。
だって、僕は人間なんだっ!
いやいや、面白いじゃないですかっ!
って思ってたんですけどね、途中から事態が急変しちゃいます。
対喰種の捜査官が登場しちゃうんです。
政府の特殊機関です。
ずっと以前から、特殊捜査官が喰種殲滅に動いてたそうです。
白鳩(ハト)と呼ばれる喰種対策局(CCG)に所属する捜査官です。
対する喰種にもグループがあるそうで。
その中の一つ、「アオギリ」って一派が過激で厄介らしい。
以前から、捜査官と喰種は戦っていたそうです。
おいっ!
都市伝説はどうなったっ!?
喰種は都市伝説レベルの怪物じゃなかったのか?
※何気に流し読み読破だったこともあり、しっかり読み込んでない僕の認識が違ってるのかな?
喰種は容姿は人間と変わりません。
顔を変えたりすることはできないんだね。
捜査官に顔がバレると身バレして確実に捕獲される……。
そのため、喰種は捜査官を相手にする時は覆面着用です。
カネキ君用の覆面(マスク)です。
半人半喰種のため、喰種の本性が出た時に左目だけが赤くなっちゃいます。その特徴をとらえて覆面職人さん(喰種)が造ってくれました。
捜査員からは「眼帯」って呼ばれてます。
普通の喰種は両目とも赤くなります。
リゼは捜査員に「大喰い」って呼ばれてましたよね?
カネキ君の髪が白いのは覆面ではなく、物語中で、アオギリに捕まり壮絶な拷問を受けたことで白髪になっちゃったせいです。
そうなのです。
この、「捜査員 VS 喰種」って展開が始まった頃から、何と言いますか、「あれ?あれあれ?」ってお話の連続になっていった気がします。
それまで、半人半喰種という立場で「人と喰種が共存」する方法を探すって展開が、イキナリ、超人的捜査官と喰種のバトル・アクション漫画に変わっちゃうわけです。
しかも、気弱で内気で優しかったカネキ君は壮絶な拷問の結果、とんでもない強さの喰種へと変化しちゃいました。
人間は食べないけど、喰種を食べる※味は不味いそうですがことで、アオギリ一派に負けない強さを身につけようとしてるようです。
共食いする喰種の中には、とんでもない力を身に付ける者がいるとかなんとか……だったっけ?
もう、ここまでくると
何が何やらって感じで、オジサン話についていけません。
専門用語と解説の嵐で漫画が進んでる気分です。
そもそも、カネキ君が喰種になったのも、実はある計画のひとつ(?)だったとかなかったとか?
おいっ!
現代版寄生獣はどこ行ったっ!?
読みながら何度そう叫んだことか……。
まあ、それでも、一気に全巻読破できたので、それなりには面白い漫画だったのかなって思いますね。
後味は最悪だなって思いましたけど。
ただね~、その後に読み始めた「東京喰種re」は……
すでに第1巻で心が折れそうです。