The Birthday 「夢とバッハとカフェインと」「抱きしめたい」 | ぐれむりんの気ままなブログ

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勝手気ままな★備忘録★レビュー

The Birthdayのシングル2作を聴いたのです。

「夢とバッハとカフェインと」

「抱きしめたい」

 

 

実はですね・・・今回はあまり期待していなかったんです。

というのは、僕はミッシェル時代からのチバさんファンで、当然、新作情報のメールマガジンなんかにも登録してるんだよ。

で、作品発売前に届くダイジェストPV動画を視聴したんだね。

「え!?今回はミドル・バラードっすか?」が・・・2作連続!!!

 

これは、あれですか?

チバさん、GWFで弾け過ぎた反動で、本家のThe Birthdayでメロディアスなミドル連作?

何か・・・期待ハズレっす。

 

いえいえ、実際にCDを聴くと・・・そんな心配は必要なかったです。

変わりません、相変わらず、枯れない才能、チバユウスケ、最高。

 

今回のシングル2作。

夢とバッハとカフェインとは昨年の11月に、抱きしめたいは今年の3月に発売されたものです。

 

5月には、両曲を含むニュー・アルバム「NOMAD」が発売予定ですね。

NOMAD NOMAD
4,320円
Amazon

当然、予約済です。

今回は、初回盤が2種(ブルーレイorDVD仕様)発売されます。

 

僕はDVD盤を予約です。

なぜかって?

それは、ブルーレイは愛車で再生が出来ないから。

ブルーレイとDVD盤の収録内容の違いは、シングル曲のPVの有・無だけみたい。

僕は、シングル初回盤を購入したので、両曲ともPV付きなので。

 

さて、肝心の曲についてです。

アマゾンのレビューでは、フジケンのギターに対する不満がチラホラ見えましたが・・・

僕的にはまったく気にならないですね。

逆に、初聴きの時は、フジケン加入前の作風に戻ってるって感じだったね。

 

確かに、The Birthdayは印象的なギター・リフがカッコいいバンドなのだけど、コード・ストローク(エレキです)の楽曲も、これはこれでシンプルでカッコいいよね。

The Birthday流のブルースだね。

そして、今回の楽曲はどれもメロディが良い。

いや、実にThe Birthdayっぽいミドル・ロックに仕上がってます。

 

ハッキリ言っていいですか?言っちゃっていいですか?

僕がミドル&バラード曲を聴けるロック・バンドはThe Birthdayだけなんです。

どんなに好きなバンドでも、ミドル&バラードは・・・好意的に聴かない人なんだね、僕。

でもThe Birthdayだけは別。

これは、やっぱり、チバユウスケってミュージシャンの枯れない才能の賜物だって思うよ、うん、だって、僕は熱心なファンだから。

いやいや、違うぞ・・・それはきっと・・・歌詞が意味不明だから。

 

相変わらず・・・

いったい何を唄ってるんだ???

って首を傾げたくなるような歌詞のオンパレードだよ。

それなのに、カッコいいのは何故だ!!!

 

昔っからそうだけど、意味不明で難解な歌詞の中にある、心に突き刺さるフレーズ。

チバさんの歌詞の特徴だね。

 

「夢とバッハとカフェインと」は、単に夢とバッハとカフェインとシロップがあれば宇宙は広がるけど、実は俺はそこからも抜け出したいって唄う曲。

一説によると・・・夢とバッハとカフェインは全てドラッグのことじゃないかって?

確かに、曲中にコカインを吸入するような音が意味ありげに収録されてるね。

ミドル・テンポでチバさんが熱くガナって唄ってます。

カップリングの「気が知れない」は、久しぶりのトーキング系バラードだね。

GWFのようにヤリタイ放題なトーキングじゃなく、初期の名曲「白い蛇と灯台」を彷彿とするタイプの曲だね。

 

「抱きしめたい」は、これはThe Birthdayファンなら突き刺さる曲じゃないかな?

あのクズどもから世界を奪い返すのさ、そしてその後にお前を抱いてやる・・・って。

でもまあ、歌詞の全体像は意味不明・・・。

SF映画のことを唄ってるのか?

自然環境のことを唄ってるのか?

それとも深い意味はないのか?

とりあえず、何度も何度も聴き返してるくらいカッコいいメロディだね。

前作「BLOOD AND LOVE CIRCUS」、前々作「COME TOGETHER」はどちらかというと、メロディよりハイテンションなガレージ・ロック系だったけど※個人の感想です今回は渋い不良オヤジが演奏する優等生ロックって感じ。

 

不良オヤジの優等生ロックなんて言い方すると、年とって丸くなったオヤジのロック・ミュージシャンって、そんな印象を受けるかもしれないけど・・・

チバさんの場合、ミッシェル時代は・・・

気軽に声をかけたら、ナイフで切り刻まれた上に蹴りを入れられそうなくらい尖がった音楽だったから・・・。

今は、気軽に声をかけたら、グーでボコボコに殴られて病院送りにされそうな程度に丸くなった音楽って感じね。

どちらにしても、五体満足じゃいられないくらいロックしてるんだけど・・・ね。

 

おっと、話を戻して

カップリングの「木枯らし6号」は、アッケラカンとしたポップ系の曲なのに・・・チバさんの唄が入った途端、ダサカッコいいロックになるって・・・まさにチバ・マジックな曲だね。

雰囲気的には、「SAKURA」辺りの楽曲をもっとアッケラカンで軽めのポップ調にした感じね。

でもまあ、全体的には、やっぱ初期のThe Birthdayに近く感じるかな。

 

ってことで、5月に発売される新作が待ちどうしいのです!!!