the pillowsの新作「STROLL AND ROLL」を買った | ぐれむりんの気ままなブログ

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勝手気ままな★備忘録★レビュー

the pillows通算20作目のオリジナル・アルバムが発売されました。



STROLL AND ROLLですね。

いや、それにしても邦楽のCDは高すぎますわ。

初回盤DVD付き(PV3曲)で3700円って……。


3700円を高いって感じたのは、もしかしたらthe pillowsに対する熱が冷めてしまってるからかもしれません。

チバユウスケさんや浅井健一さんの作品なら、3700円でも迷わず購入したと思うしね。


そう、実は…僕のthe pillows熱はほとんど冷めてしまったような状態でした。

エイベックスに移籍後に発売された作品でことごとく裏切られ続けた感が強くてね……。

こんなこと書くと、変化を受け入れられないファンって言われそうだけど、the pillowsがイマイチ売れ悩んでいた時代から聴き続けているファンとしては、最近のthe pillowsの変化は悲しむべきことだったんだね。


the pillowsの新作を発売日に購入しなかったのは…何年振りだろう。

それ以前に、買うか買わないか悩んだのは初めてかも?

実際、新作発売前に出たBサイド・コレクションは購入を見送りました。

CD2枚組+DVD(PV7曲)で5000円って高すぎ!……しかもその殆どをシングル盤(初回盤)で持っている状態です。

ついでにその前に出てたプレデターズの新譜も見送ってました。

※これは単純に山中さわお作曲の曲がほとんど無かったから。


今回は、購入していなかった2作も合わせ、アマゾンで買いました。

その理由は、3作品とも約700円、合わせて2000円近い値引きになっていたからです。


もうね、700円値引きでやっと購入に踏み切るって、ファンの風上にもおけない購入方法です。

でもね、逆に言えば、それくらいthe pillowsに魅力を感じなくなってしまっていたんです。


ってことで、今回の新譜。

購入する際にアマゾンのレビューを読みました。

やはり、僕と同じようにエイベックス移籍後の作品に物足りなさを感じてる書き込みがありました。

往年の感覚は取り戻せてないけど、今回はエイベックス時代の音とは違うって。

え?エイベックスから離れたの???それすら知らんかったわ!

本当だ、デリシャス・レーベル(自身のレーベル)になってる!

ってことは、エイベックスはBサイド・コレクションで契約終了だったの?

なんか、ホッとひと息。

なるほど、どうりで、普通にthe pillowsの作品だなって第一印象だったんですね。


そう、今回の作品、普通にthe pillowsの作品なんです。

エイベックス時代のように変な違和感を感じない、良くも悪くもthe pillowsの作品です。

※ただし、今回は英語詩の曲がありません。


僕の記憶違いでなければ、アマゾンのレビューから消えていますが、今回の作品を酷評するレビューがあった気がします。

メロディがふわふわしていて、プレデターズに毛が生えたようなダサいロックが好みの人にはいいかも?

そんなレビューを読んだ気がしてます。


僕的には、エイベックス移籍第1弾の「Wake Up! Wake Up! Wake Up!」に近い印象を受けました。

もしくは、※僕個人的意見でポップ・モンスターに変身する直前の作品「Smile」に近い印象です。


さすがに※これも個人的意見でthe pillows最強期の2002年~2006年の作品群には及ばないけど、正直、「Wake Up! Wake Up! Wake Up!」の後に今回の「STROLL AND ROLL」が発表されてたらエイベックス時代の品質の低下を嘆くような感じにはならなかったと思うんだね。


そう、僕的にはそれくらい、普通のthe pillowsの作品なんです。

つまり……いいじゃんthe pillows!やっと悪夢のようなエイベックス作品群から抜け出したね!って、そんな感じなんだね。


今作は、エイベックス時代の繊細な音に比べると若干粗い音になってます。

音の左右の広がりが少なく、ついでに低音が弱い。

その分、ロック本来の勢いが前面に出てます。※曲もアップテンポなものが殆どだし。

「Smile」で感じたガレージ・ロック的な方向性なのかな?


ただし、歌詞はね、昔のようには戻ってないね。

あの山中さわお独特の負け犬が希望に向かって走ってるけど方向は間違ってませんか?ってお前らなんかに聞かず自分の信じる道を走っるけど何か文句あるのか???って、そんな捻くれた感じは無くなってます。

当然、あういえいってthe pillows節もありません。

だからと言って、エイベックス期のようなとってつけたようなthe pillowsっぽいだろって安っぽい歌詞でもなくなってます。


困難な時代(売れなかった時代)を乗り越えて、仲間と一緒の居場所ができたから、好きなことやりますって、そんな印象の歌詞ね。って言うか、表題曲の歌詞がまさにそのまんま。敵がいたって、味方もいるって信じたいって。

バスターズも敵・味方に分かれてるかもしれないもんね。


そういう意味でも、the pillowsらしい新作だよね。

第3期の頃も、今まで見向きもしなかったくせに今さら群がってくんなよ!的な歌詞があったしね。

これからのthe pillowsの作品がまた楽しみになっちゃったね。


おっと、ついでに、一緒に購入したTHE PREDATORSの新譜「ROCK'N ROLL PANDEMIC」ね。

the pillowsの山中さわおさん、グレイのJIROさん、もう一人は知らんのです…すみません。

今回も7曲入りのミニアルバム(なのに価格はフル・アルバムと同等)で、作曲はほとんどJIROさんがやってます。

さわおさんは、歌詞と1曲だけ作曲で参加って…JIRO色が強い作風なのかな?

※今まではさわおさんがメイン・ソングライターだった気がしてます。当然、唄は全曲さわおさんですよ。


こちらの作品もタイトル通り、ストレートなロック作品ですね。

前作の「Monster in my head」が質が低い気がして※これもエイベックス効果かって思いました期待していなかった分、何気に「いいじゃん!」って感じちゃいました。

どうやら、今回はラモーンズ的アルバムだって。

※ラモーンズを聴いたことないので…すみません。

今まではNIRVANA的な雰囲気が強くて、って言うか、明らかにNIRVANAのパクリ・ソング唄ってましたし。

なので、ちょっと聴くに堪えられない曲もあったりするのですが……。


ってことで、久しぶりに僕のiPodプレイリストにthe pillowsが復活しちゃいそうですね。