ぐれむりんの気ままなブログ

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勝手気ままな★備忘録★レビュー

勝手にジョン・スペンサー新作発売記念っ!

と言うことで。

ええと……

実に4年ぶりの更新となった

JSBX作品紹介です。

↓こちらが前回の紹介ブログ(2022年)

ちなみに、JSBXとは

The Jon Spencer Blues Explosionの略ですね。

日本ではJSBXやジョンスぺと略されます。

 

今回は、2004年の作品

DAMAGE

 

今作は、ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン名義ではなく、シンプルにブルース・エクスプロージョン名義でのアルバム発表でした。

 

ジョン曰く、バンド名を短くしたのは……特に意味はなく、普段から「ブルース・エクスプロージョン」と名乗っているのでそのままバンド名を短くした……と言ってた記憶があります。

と言っても、ブルース・エクスプロージョン名義の作品はこの1枚のみで、しかもこの作品の後、バンドは長い活動休止状態になってしまいます……。

 

前作「プラスティック・ファング」が最高のロックンロール・アルバムだったので期待していた分、初めて聴いた時は……ガッカリ感が半端なかった作品でした。※もう20年以上前の話ですが。

 

上に貼ったPV「Burn It Off」を聴くと、前作の流れを汲むノリノリなロック・アルバムのように思ってしまいますが、ノリノリな楽曲は数曲のみ……。全体的には、実験アルバム「アクメ」の方向性をさらに推し進めたような内容でした。

↑こんな感じですね。

 

まあ、当時※20年以上前の僕は、ロックの何たるかやガレージの何たるかやブルースの何たるかなんてまるで知らないナイス・ガイだったため、ストレートでノリの良いロックばかりを好んで聴いていたような気がします。

 

今の耳で聴くと、むちゃくちゃカッコいい……と、言いたいところなのですが、JSBXは他のアルバムのテンションが凄すぎて、どうしてもこの「ダメージ」は印象が薄くなってしまいます。

でも、「Burn It Off」を始め「Crunchy」「Hot Gossip」「Mars, Arizona」「Help These Blues」など大好きな曲も多いので、印象は薄いけど名曲も多いって、そんな不思議なアルバムだったりしますね。

 

収録曲は、

全12曲+日本盤ボートラ2曲

 

Damage

Burn It Off

Spoiled

Crunchy

Hot Gossip

Mars, Arizona

You Been My Baby

Rivals

Help These Blues

Fed Up And Low Down

Rattling

Blowing My Mind

※ここからは日本盤ボートラ

Grinding

The Funky Gremlin

 

残念なのは、このアルバムを最後にJSBXは一時活動休止。

 

ジョンは2005年からはマット・ヴェルタ・レイと結成したユニット「ヘヴィ・トラッシュ」での活動を開始し、2005年から2009年までに3枚のアルバムを発表しています。

 

この後、JSBXのアルバムは2012年発売の「ミート・アンド・ボーン」まで待たされることになっちゃいます。

 

でもまあ、2006年にはSpencer Dickinson名義の「The Man Who Lives For Love」が発売されたり、2007年にJSBX名義でコンピ・アルバム「Jukebox Explosion」が発売されたり、2010

年にJSBXのベスト盤&90年代作品がリマスター再発されたり、何かと作品は発売されてましたね。※ベスト盤とリマスター盤は輸入盤のみです。

 

ちなみに、Spencer Dickinsonの「The Man Who Lives For Love」は2ndアルバムではなく、2001年に発売されたアルバム「Spencer Dickinson」に新たに7曲を追加したリニューアル盤です。

 

「Jukebox Explosion」は、アルバム未収録曲を集めたコンピ盤ですね。このコンピ盤の収録曲のほとんどは、2010年に再発された90年代作品リマスター盤の各アルバムにボートラとして収録されますが、リマスター再発盤はリミックスしてるのか(?)ってくらい音のバランスや音質が改善&調整されているので、旧盤とリマスター盤の音の違いを楽しむという意味では、なかなか貴重なコンピ盤だと個人的には思っています。「Curfew Blues」は、たしかこのアルバムにしか収録されてなかったと思うし。

 

ちなみにこの「Jukebox Explosion」はJSBX楽曲の中でもかなりテンション高めのパンク曲が目白押しで、個人的にはオリジナル・アルバムよりも頻繁に聴いていたような気が……。

 

ってことで。

久しぶりのJSBX作品紹介となってしまいましたので、その3~その7※アルバム紹介分までのリンクも貼っておきます。

興味のある方は、合わせて読んでみてくださいね。

※4年も前の文章なので……トホホな内容になってますが。

 

 

 

 

 

興味のある方は、是非、聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

ロックンロールの裏番長

ジョン・スペンサー

新作発売が決定です。

いや、既に輸入盤の発売は4月にアナウンスされていましたが、この度、正式に日本国内盤の発売がアナウンスされました。

 

ソングス・オブ・パーソナル・ロス・アンド・プロテスト

※アマゾンにはまだ輸入盤しかリンクがありません。僕はタワレコで国内盤を予約注文済。

輸入盤は6/12、日本国内盤は7/1の発売です。

 

CD盤にはボーナストラックとして、2024年にアナログ盤EPとして発売された「シック・オブ・ビーイング・シック」の全8曲(初CD化)と、2025年に配信で発売された「カム・オン!」が収録された全21曲入り仕様です。

さすが裏番長、相変わらずの太っ腹仕様ですね。

 

フル・アルバムとしては、2022年の「スペンサー・ゲッツ・イット・リット」以来4年振りの新作です。

↑こちらは前作、ザ・ヒットメーカーズ名義での楽曲です。

こちらも、日本盤CDにはライブ音源7曲(全22曲)のボートラ入り太っ腹仕様でした。

 

今回の新作は、輸入盤CDにもボートラが入っていますが、輸入盤CDは国内盤に比べて盤の品質がイマイチ良くない※個人の感想ので……大好きなジョンスぺの国内盤発売はアリガタイ限りです。

 

2016年、寝耳に水のような突然のJSBXの活動休止※ジュダが体調不良で復帰が絶望的だそうでは残念無念でしたが、60歳を過ぎてもハイテンションなガレージ・ジャンク・ロックンロール・ブルース・パンク・ソウル・ヒップホップを聴かせてくれるジョンの健在振りには脱帽……以外の言葉がありません。

 

興味のある方は、是非、聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

原作:河原和音さん

作画:アルコさん

俺物語!!を読んだのです。

今から10年前、2016年に(一応の)完結した作品です。2024年に番外編(大学生編)として最新14巻が発売。

全14巻ですね。

※2026年5月17日まで、AmazonセールでKindle版が各巻100円で購入できました。全巻買っても1400円とお値打ち価格でした。

この作品、

上に貼った表紙画像を見てお分かりの通り少女漫画です。

 

……が、

連載開始当時から、少女漫画では異色の巨漢男子を主人公とした作品で話題を集めていました。

アニメ化&実写映画化もされた人気作で、実写映画では俳優の鈴木亮平さんが体重を30kg※だったか?増量して役作りをしたと話題になっていました。

 

映画が公開された後、漫画版を1巻※1話?だけ読んだことがありましたが、当時は「少女漫画」ということであまり興味を持たなかったような記憶があります。

改めて漫画版を読んでみると……

あまりの面白さに全巻一気読みしてしまいました。

ほんと、少女漫画だと侮っていた自分が悔やまれます。

 

情報によると、もともとは読み切り1話のみの作品だったそうですが、人気になりそのまま連載になったのだとか?

 

うん、それも頷ける面白さです。

 

その昔(?)第1話※かなり長いを読んでイマイチ興味を持てなかったのは、少女漫画的な(?)お約束展開と、少女漫画特有の(?)登場人物の心情表現※少年漫画とは違うをあまり理解しないまま読んでしまったからだと思っています。

 

ここからは

完全ネタバレ全開です。

と言っても、10年前に完結している大人気作品なので今さらなのですが。ちなみに、この作品にはバレて困るネタは無い気がします……。

 

物語は、主人公の剛田猛男中学卒業式のワンシーンからスタートです。

 

↓こちらが主人公の剛田猛男くん。

同級生や後輩の男子に囲まれ別れを惜しまれつつ、卒業をお祝いされている猛男……。

そんな猛男が足早に向かったのは、ずっと委員会で一緒だった「笑顔の優しい佐藤さん」のもとでした。

好きだったことを伝えて卒業したい…!

 

でも、佐藤さんは……今まさに、

イケメン男子の砂川くんに告白している真っ最中でした。

そんな場面に出くわしてしまう猛男。

 

↓こちらがイケメン砂川くん。

「前から砂川くんのことが好きだったの」

そんな告白に対する砂川くんの答えは

「オレは、あんたのこと全然 好きじゃない」

というクールで冷めた言葉……。

 

猛男と砂川は、同じマンションの隣同士に住んでいて、3歳の頃からの付き合いです。いつも一緒にいる幼馴染の親友同士です。

 

猛男いわく…

 

砂川(スナ)は女子に大人気だ。

幼稚園の卒園式でオレが好きだったゆずはちゃん(の告白)を「オレ、おまえきらい」のひと言で泣かせた。

小学校の時 好きだったみさきちゃんも、かよみちゃんも、えりはちゃんも、まおちゃんも、

みんな砂川を好きになる。

※砂川は告白してきた全員を冷たく断ってます。

 

でも、それでも猛男と砂川は大親友なのです。

 

そんな二人が高校へ入学したある日、二人は電車内で痴漢にあっている女子高生の大和凛子を助けます。

 

↓ヒロインの大和凛子ちゃん。

猛男は……と言うと。

痴漢男を捕まえた際、痴漢男の失礼な言葉「そんな短いスカートはいて、ほんとはさわってほしかったんだろっ!」を聞き、警察官の前で痴漢男をぶん殴ってしまい……停学処分。

 

そして、そんな猛男の家を大和凛子が訪ねて来ます。

 

助けてもらったお礼。

「きのうは、ありがとうございました」

その一言で、猛男は大和さんに一目ぼれっ!

好きだ

 

でも、一緒に部屋にいた砂川が「オレ帰るわ」と言ったのを聞いた大和は「帰っちゃうの?!」と困惑した様子……。

その様子を見た猛男は、

あ、なんだ…、またか…。

と、全てを悟ってしまいました。

 

自分が好きになった女子は

みんな砂川を好きになる…。

 

二人が帰ったあと、猛男の部屋で聞きなれない携帯電話の着信音が。実は、大和さんが携帯電話を忘れて帰っていたのです。

 

翌日、携帯電話を返すために公園で待ち合わせをする猛男と大和。そして、大和の恋を応援するため、砂川を同行させる猛男。

 

しかも、その待ち合わせで大和と会った後、砂川の口から「あの子、いい子っぽいな」との発言が。

今まで女子に興味を持ったことのない親友の発言です。

猛男は(自分の気持ちを押し殺し)、砂川と大和の恋を応援することを決め、色々と奮闘を始めます。

 

でも、猛男と大和が初めて二人っきりで待ち合わせした際、砂川の良さを猛アピールする猛男の言葉を聞いた大和が泣き出してしまいました……。

 

意味が分からない猛男……。

 

砂川の部屋に押しかけ「おまえ大和に何かしたか!? なぜ大和はお前の話をしたら泣くんだ。お前を好きだからだろがバカヤロオオオ!」って。

でも、砂川は冷静に「バカはお前だろ。(大和さんは)お前が好きだからだろ」って。

 

実は砂川、最初に携帯電話を返しに行った時に、大和から猛男のことを好きになってしまったと……、そんな相談を受けていたのでした。

 

でも、そんなの信じられない猛男……。

 

そして、砂川を訪ねてくる大和。

猛男は砂川に言われるままベッドの下へ身を隠します。

 

そこで大和は……

「砂川くん、私…たけおくんの前で泣いちゃった。どうしようどうやってごまかそう。すごい砂川くんのことすすめてくるから、遠回しに断られてるのかと思って、ちょっとつらくて…。たけおくんみたいな人、もう会えないと思うから。好きになっちゃってるから。もうすごく。たけおくんが好きだから~~」

 

大和のその言葉を聞き、猛男も「好きです! はじめて会った時からです!」と大和に告白。

 

見事、美女と野獣カップルの誕生です。

 

とまあ、ザックリとそんなお話の第1話でした。

 

実は、以前に「俺物語!!」を読んだ際、なぜか、僕は猛男と砂川の関係性がイマイチ飲み込めていなかった気がします。確かあの時は…友達女子に「面白いから読んでみて」とお勧めされて、無理やり読まされたような記憶があります……。

 

多分、飛ばし読みしたのだと思います。

最初に読んだ「俺物語!!」で記憶に残っていたのは、イケメンの砂川が感じ悪くて嫌なヤツ……だけだったもの。

 

今回キチンと読んでみると、砂川がムチャクチャ良いヤツで、さらに読み飛ばすと分からない小ネタが満載だってことでした。

 

これは、「ミステリと言う勿れ」を読んだ時もそうでしたが※こちらも少女漫画です、少年漫画だと分かりやすく目立つように表現する登場人物の心情が、少女漫画では実にサラッと描かれていることが多い…という違いがあるのに気が付きます。

 

いや、少年漫画の場合は、見開きでバーンッ!とか、大きなコマ割りでドーンッ!とか、アクション映画的な見せ方が多いのに対し、少女漫画は小さなコマに登場人物の心情を細かく表現する、そんな違いかもしれません。

 

以前誰かが、少年漫画と少女漫画の違いは、画で読ませるか会話で読ませるかの違いだと言っていたのを思い出しました。

 

猛男が好きになった女子(みんな砂川を好きになる)の告白を砂川が冷たく断っていたのは、実はそれらの女子が全員、陰で猛男を悪く言っていた※キモイとかウザいとかのを知っていて、自分の友達の悪口を言う女子と付き合う気はない……そんな理由からでした。

 

砂川が「あの子、いい子っぽいな」と大和のことを言ったのは、実は、大和が猛男を好きだと分かったから……とか。キチンと読むと、その理由が分かるように丁寧な描き方をされてました。

 

ついでに言うと、今回キチンと読んでみたことで、無口で無表情でクールだと思ってた砂川が、実は、ことあるごとに猛男の言動に的確なツッコミを入れているというギャグにも気が付きました。このツッコミがスゴク面白い。

 

って言うか?

第1巻の第1話(元々は読み切り作品)で、猛男と大和がカップルになるという物語のクライマックス(?)を描いたら、この先の展開はどうするの?

 

実はこの後は、ただただ、猛男と大和のラブラブ・バカップルの高校3年間の季節のイベントを見守るホノボノ・ストーリーが目白押しです。

ホントもう、大和ちゃんの健気さと猛男の漢っぷりにオジサンの心は鷲掴み状態です。

 

さらに、猛男と砂川の男の友情※これもメインストーリーのひとつ、彼らを取り巻く周囲の人々のお話、サブ・キャラの恋物語などなど、読んでてホンワカ&ちょっと感動するようなお話が延々と続いていくんですね。

 

そして、砂川ツッコミ満載のギャグも盛りだくさん。

 

それにしても、ここまで徹底して

悪い人が一切登場しない癒し系漫画は「よつばと!」くらいしか僕は知りません。

 

そしてクライマックス直前の第12巻。

父親の転勤でスペインへ引っ越すことになる大和……。

大学生になるまでの約1年間※大和は日本の大学に進学予定、遠距離恋愛を続ける猛男と大和の物語が始まります。

 

そしてクライマックスは……

文句なしのハッピー・エンドですね。

 

興味のある方は、是非、読んで癒されてくださいね。

 

 

 

 

 

アメリカのガレージ・ロック・バンド

THE BLACK KEYS

14枚目の新作アルバム

PEACHES!

を購入したのです。

 

今回の新作は、カバー・アルバムです。

デビュー当時のようなDIY精神に立ち返り、オーバーダビングを最小限に控えた、リハーサル無しのライブ・レコーディング、とのこと……。

 

そんな触れ込みの作品だったため、僕はてっきり初期のブラック・キーズのような、ダンとパトリックの二人だけで作った初期衝動ローファイ・ガレージ・デュオ・サウンドに原点回帰してるのかと思っていました。

↑こんな感じを想像してました。

 

実際は、現行のバンド形式によるライブ・レコーディング的サウンドでした。リハーサル無し……とのことですが、リハーサルをそのまま一発録りして完成させた、そんな雰囲気です。

なので、まるで実際のレコーディング現場の音をそのまま聴いているように錯覚をしてしまう、そんな作品ですね。

 

個人的には、かなり好い感じ。

前作「NO RAIN, NO FLOWERS」がポップな装飾過多※あくまでガレージ・ロックとしてなサウンドでちょっとガッカリ気味だったせいか、今回の生々しいバンド・サウンドがすごくカッコ好く聴こえます。ドラムの音もかなり目立っててカッコいい。

 

どれくらいカッコいいかと言うと、購入してから1週間で3周くらい聴いてしまっているくらいにはカッコいいです。※個人的に今年の上半期はミッシェルに熱中していて、購入したまま聴いていない作品が色々と溜まってまして……。

 

楽曲的には、カバー・アルバムということで、一聴して古いブルース(40~50年代)だと感じるような曲が多い気がします。でも、ほとんど知らない曲ばかり……。

ただ、収録曲の中にDr.フィールグッドの「She Does It Right」が入っていたりもするので、もしかすると、70~80年代の曲も含まれているのかも?

↑こちらはブラック・キーズのカバーです。

 

うーん、それにしても。

ロックンロール・リバイバル(ガレージロック・リバイバル)全盛の時代は、地味で目立たなかった印象の強いブラック・キーズが、今や……時代を揺さぶるオールタイム・ロックで"地上最高のロックンロール・バンド"、そして"アメリカの最も信頼置けるバンド"としてロック・シーンに堂々たる存在感を見せつける、ダン・オーバックとパトリック・カーニーからなる唯一無二のロック・デュオなんて紹介される存在になるなんて。

 

興味のある方は、是非、聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

日本のロック・ミュージシャン

山中さわおさんの新作

Daydream again

を購入したのです。

今作は、ブログ・タイトルにもある通り、山中さわおさんのソロ名義ではなく、山中さわお&ELPIS名義です。

the pillows解散から1年……。

ELPISという新バンドを結成しての新作発売です。

インタビュー記事を読むと、本当はバンド名の「ELPIS」名義でもよかったけど、フェスなどに参加した際には、山中さわおと付けてた方が認知度が高いのでそうした……、なんて語っていた気がします。

 

残念ながら(?)今回の新作もライブ会場&通販限定での販売です。ここんとこ、さわお作品は自社通販での販売が多いですね。

※配信はされている…という情報もあり。

 

DISCHARGE

退屈な男

破壊的イノベーション

ELPIS

ロックンロールはいらない

Nonocular violet

Muddy comedy

Booty call

どうかなりそう

あの花はどこに咲いている

Daydream again

 

デビューから最新作までの11枚中、一般流通しているのは黒字の5作のみ。残りの6枚はライブ会場&オフィシャル通販限定です。

 

ですがご安心くださいっ!

山中さわおさんのオフィシャル通販サイト「RED BAT」はアマゾンPayに対応しているので、Amazonにクレカ登録している方であれば会員登録しなくても商品を即購入可能です。Amazonで登録した住所にそのまま発送してくれるという便利仕様。

※念のため、僕はRED BAT通販の回し者ではありません。

しかも今んとこ全作CDアルバムの売り切れは無し。

一時期はSOLD OUTとなっていた作品もありましたが、再プレスして再販を開始してくれていますね。興味のある方は、SOLD OUTになる前に購入を検討してみてくださいね。

 

さて、今回の新作ですが……。

1周目※スピーカー視聴を聴いた時は、

なんだこのポップなアルバムは?

……と、首を傾げてしまいました。

 

もちろん、ポップと言っても令和流行りのJ-POPや今風のヒットソング系のポップさではありません。

あくまで、さわお流POP感覚です。

いや、爽やか&軽快と言うべきでしょうか?

メロディアスで聴きやすい楽曲揃いです。

前作まで顕著だった(?)毒々しい不穏な雰囲気が抜け、優しく穏やかな歌メロ……と言うか、捻くれたメロディが少なくなっている気がします。

 

正直……

さわお毒々捻くれ節が好きな僕には

今作は爽やか&軽快すぎて

どこか物足りない印象の作品でした。

 

念のために言っておきますが、駄作という意味ではなく、あくまで個人的に物足りなかった……という意味です。

 

熱心なファンの中には、前作までの毒々しさが薄く聴きやすい傑作と評価している方も多いですが、僕のような捻くれた古参ファンにはイマイチ第一印象が悪いかも?

 

収録曲は、新曲が10曲。

うち、10曲目は無題のインストです。

※10曲目はCDのみ収録。

トータル32分のコンパクトサイズ。

CD盤ボーナス・トラックとして、2025年のFED UP!ツアーからのライブ音源6曲入り(20分)のトータル約52分です。

さらにMV2曲入りのDVDがついてお値段3850円。

 

今のところ……

今作は3850円も出してCDを買うほどじゃなかったな……って残念な感じですが、多分、聴き込めば好きになる、はず。

 

山中さわおさんの新作を1周目で聴くのを止めてしまったのは久しぶりな気がします。ファンの皆さまゴメンなさい。

 

う~ん……。

新生CASABLANCAのシングル&ベスト盤(新録&リミックス含)がムチャクチャ良かっただけに、ちょっとガッカリだったかも。

興味のある方は、是非、新生CASABLANCAも合わせて聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

イスラエル出身のギタリスト

Oz Noy

2024年に発売したアルバム

FUN ONE

を聴いたのです。

※Oz Noyと書いてオズ・ノイと読みます。

 

こちらはアルバムからの1曲、

SOLARですね。

原曲は確か……マイルス・デイビスが1954年に発表し、1957年のアルバム「ウォーキン」に収録された楽曲です。

↓原曲はこんな感じです。

う~ん……。

JAZZというのは即興音楽と言われるくらい、演者によって表現方法※演奏がと言うべきなのか?が違うというのは理解しているつもりですが……。Oz Noyの演奏を聴いても、作曲者のクレジットを見るまでマイルス・デイビスの「ウォーキン」に収録されていた楽曲だとは気が付きませんでした。いやはや……ジャズは奥が深いですね。

 

他にも、コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」も収録されてましたが……

こちらは、原曲を知っていても同じ曲とは思えず……。

 

今回のアルバムは、オランダのジャズ・レーベルからの初作品とのことで、収録曲9曲中、Oz Noy作曲は最初と最後の2曲のみ。

僕は、ジャズはマイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンスの3人しか聴いたことがないのですが、それでも3曲は知ってる曲でした。

…と、言っても。名曲「Milestones」もOzのソロ・パートが始まった途端から、もはや僕の知ってる「Milestones」ではなくなっているのですが。

 

ちなみに、収録曲は以下です。

1.FUN ONE

2.SOLAR

3.RUBY MY DEAR

4.WEE

5.GIANT STEPS

6.SANDU

7.DAEN THAT DREAM

8.MILESTONES

9.IMPROV 1

 

うーん、それにしても。

2022年発売のジャズ・アルバム「リヴァーサイド」もそうでしたが、ジャズ作品になるとOzのギター演奏が神がかって聴こえるのは気のせいでしょうか?

※Oz Noyの演奏は全てが神がかっている……というツッコミはご遠慮ください。

 

個人的にはOz Noyは現代最高峰のブルース・ギタリストという感覚で聴き始めたせいか、聴き始めた当時は、あまりにも演奏が凄すぎて凄さが分からないギタリストの筆頭だったりしました。

まあ、僕が愛聴するガレージロックやメタル系とは根本的に演奏方法が違うだろうし、それは当然なのでしょうけども……。

 

興味のある方は、世界最高峰と言われるOz Noyのギタープレイを、是非、聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

日本の4人組ロック・バンド

THE BAWDIES

通算12作目、メジャー10作目の新作

そして、自主レーベル「HOT DOG RECORDS」からの初アルバム

THIS IS THE PARTY

を購入したのです。

 

自主レーベルに移籍したせいなのか?

Amazonではカタカナ名での検索に引っかからず、商品に画像も表示されていない状態です。

 

僕が、ザ・ボゥディーズを初めて聴いたのは、2010年に発売された彼らの2ndシングル「HOT DOG」だったのですが、その後、作品を重ねるにつれて興味を失っていき、2014年の5thアルバム「Boys!」以降はアルバムを買うのも止めてしまっていました。

 

当時は……

ボーカルのROY(左から2番目の金髪)のイケメンっぷりから、アイドル・バンド的な雰囲気が強くなっているように感じ、サウンドもポップな音質になっていってた気がして……。

 

チバユウスケさんが亡くなった後、過去に聴いていたガレージ・ロック系バンドの聴き直しで改めて聴き始めました。ファンの皆さまゴメンなさい……。

 

ええと、ちなみに。

上に貼ったYoutube曲を聴いていただけると分かりますが、彼らのサウンドはいわゆるガレージ・ロックと呼ばれる音楽です。

いや、ROYの解説を引用するなら、ザ・ボゥディーズのサウンドはガレージ・パンクに影響を受けたサウンドとのことです。

2024年に発売された前作「POPCORN」でガレージ・パンク回帰を宣言していたザ・ボゥディーズですが※実際には2022年発売の限定EP「FREAKS IN THE GARAGE」が回帰だったと思いますが、今回の新作は、これまでのザ・ボゥディーズ・サウンドから余計な装飾を一切取り除いた、まさに原点回帰的な生々しいバンド・サウンドへの回帰を果たしています。

 

彼らの楽曲では顕著だったフェード・アウトで終わる楽曲も2曲のみ。※だったと思います。過去の作品では、楽曲の9割がフェード・アウトで終わるっていう作品もあったので……。

ただし、フェード・アウトについては好みの問題が大きいです。

 

アルバムの流れとしては、前半は初期衝動への回帰を思わせるROYの絶叫シャウトが爆発する楽曲。中盤からはこれまでのザ・ボゥディーズらしい軽快なロックンロール。後半には「FORKS」のような変化球(?)を加えた楽曲などを盛り込み、一気に聴かせる30分って感じでしょうか。

本当はここに、アルバムからのリード曲「PARTY PARTY」のMVを貼りたいところでしたが、MVは芸人・永野さんがウザ過ぎて観るのも嫌なので貼るのをやめました。※永野さんは嫌いではないですが、MVはウザいです。

 

過去作品のような、聴いた瞬間に分かるキラー・チューンは無かった気がしますが、個人的にはスゴク好きなアルバムです。

30分という収録時間もありますが、聴き終わった後に続けて2周目を最後まで聴いたアルバムは久しぶりでした。

 

一時期はROYの絶叫シャウトが弱くなった(声の衰え)ように感じた時期もありますが、いやいやどうして、今回のアルバムでは思いっきり叫びまくりです。

自主レーベル制作というメジャーのシガラミが無くなった分、今まで演れなかった初期衝動のガレージ・パンク色を前面に押し出したって感じなのかもしれません。

 

↓こちらは過去のPOPなサウンドです。

個人的には、J-POPに毒された(?)ようなザ・ボゥディーズのサウンドが嫌いで聴くのを止めてたくらいなので……。

まあ、こういうサウンドも嫌いではないのですが、この頃はチバユウスケさんが鳴らす骨太サウンドに夢中だったので。

 

うーん、それにしても。

アルバムの発売から1ヵ月以上経っているのに、Amazonのレビューがゼロ件というのは……。こんなカッコいい名盤が見過ごされているとしたら、何ともモッタイナイ話だなって思うのは僕だけでしょうか?

 

興味のある方は、是非、聴いてみてくださいね。

 

ちなみに、ザ・ボウディーズは、ROYの声が苦手……なんてレビューも多いバンドなので、一度、Youtubeで歌声を聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

イギリスのロック・バンド

The CRIBS

約5年振りの新作9thアルバム

Selling A Vibe

を購入したのです。

 

 

The Cribsと書いてザ・クリブスと読みます。

2000年代の初めに興ったロックンロール・リバイバル期に登場したインディー・ロック・バンドです。デビュー・アルバムの発売が2004年なので、活動歴20年以上のベテラン・バンドですね。

 

僕がザ・クリブスを聴き始めたのは……

お恥ずかしい話、ロックンロール・リバイバルのムーブメントが過ぎ去り、その後、僕の中だけでロックンロール・リバイバルがリバイバルした2017年頃でした。

 

ロックンロール・リバイバルの頃は、同時期にザ・ホワイト・ストライプスザ・ストロークスのような爆発的な人気を誇るバンドが活動していたため、ザ・クリブスのような※と言っては失礼ですが地味なバンドは、どうしても……。

確か当時は、バンド名がダサいって理由だけで聴かなかった、そんな感じだったでしょうか。ホント、ゴメンなさい。

※デビュー作の演奏がショボ過ぎたってのもあるかも?

だって、デビュー作はこんな感じだったもの。

当時の僕が夢中になってたのは、こんか感じのド派手なバンドだったもので……。

そりゃあ、当時はザ・クリブスがショボく感じるわけです。

 

そんなロックンロール・リバイバルのムーブメントが終焉を迎え、シーンが衰退し、それでも生き残った数少ないバンドの中で、全盛期の音楽性を保ったまま活動を続ける数少ないバンドのひとつ。それがザ・クリブスです。

 

メンバーは、

ゲイリー・ジャーマン(ボーカル&ベース)

ライアン・ジャーマン(ボーカル&ギター)

ロス・ジャーマン(ドラムス)

という3兄弟です。しかも、ゲイリーとライアンは双子です。

 

今回の「Selling A Vive」ですが。

メロディ全振りっ!

そんな第一印象でした。

 

もちろん、これまで同様のインディーバンド然としたローファイ感も満載ですが、個人的には耳に残るギターリフが少なかった気がします。いや、決して悪い意味ではなく。

 

ザ・クリブスって、基本的にはイギリスのバンドらしい(?)ポップで捻くれた美メロディが満載で、そこにインディーバンド的な洗練さの欠片も無いギターリフやローファイ感やノイズが混ざり合って、メジャーには無い手作り感満載の生々しいサウンドが生まれていたように感じています。※個人の感想です。

 

ところが今回の新作は……

こんな感じの楽曲が満載。

もちろん良い意味で。

 

ザ・クリブスの場合、ガレージロック的な勢いのある楽曲ももちろんですが、「Dark Luck」的な落ち着いたポップロックも多いバンドです。

過去作品には、これらの2タイプの楽曲がイイ感じで配置されていましたが、今回の「Selling A Vibe」には美メロのポップロックだけが詰め込まれた印象です。

 

なので、聴いた瞬間に

あ、クリブスだっ!って思う反面、アルバムを通して聴くと「似たような曲が多かったな」って印象……なのですが、同時に「今回の新作、全曲シングル曲じゃね?」って思うくらいの美メロ名曲が満載だった……そんな感想になってしまいました。

なるほど、評価が高いわけですっ!

全英5位……だそうです。

 

今の時代に、ローファイのギター・ロック・バンドの作品がチャートの上位に登場するなんて、嬉しい限りですね。

 

ちなみに、今回の新作ですが、公式サイト(英語)限定で、初期セッションの5曲入りボーナス・ディスク付きCDが500枚限定(?)で販売されているのだとか。

それに気づいたのは、タワレコで輸入盤を購入した後でした。

 

もしかして、日本国内盤(輸入国内仕様)限定盤にボートラ入ってたりしませんかね?※なぜか400円割高。

 

iTunesでは、通常仕様とボートラ入り仕様の2タイプでDL販売されていました。まあ、海外レビューサイトには、配信用のボートラ5曲と書かれていたので、もともと配信用の音源なのかも?

音源は、普通にアルバム収録曲のリハーサル音源でした。

 

興味のある方は、是非、聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

俺たちに明日がないってこと

はじめからそんなの

わかってたよ

この鳥たちがどこから来て

どこへ行くのかと同じさ

 

THEE30THです。

昨年、2025年から始まったミッシェル・ガン・エレファントのメジャーデビュー30周年記念企画。

<94k24bit,180g&4k>というテーマのもと、オリジナルマスターテープから新たにリマスタリングを施した96kHz/24bitでのハイレゾ配信、180g重量盤でのアナログ盤の再発売、MUSIC VIDEOの4K画質へのアップコンバートがおこなわれてきました。

 

そして2026年3月1日にリマスターCDボックスの登場です。

そんなリマスターCDボックスの発売を※勝手に記念して始めた、オリジナル・アルバム紹介の第10回目です。

▼第9回目はコチラ。

 

 

RUMBLES

2026年 ペーパースリーブBOX限定

※ジャケットは1999年発売「RUMBLE」

もともとは、1999年に発売されたマキシ・シングルの編集ベスト盤「RUMBLE」ですが、ペーパースリーブBOX限定の2枚組として新たに編集されたものです。

と言っても、Disc-1は1999年発売の「RUMBLE」と同内容です。

 

収録曲:

Disc-1

キャンディ・ハウス

オートマチック

君に会いにゆこう

カルチャー

ランドリー

カーテン

CISCO

ゲット・アップ・ルーシー

スピーカー

スパイダー スパイダー

深く潜れ

Disc-2

世界の終わり

ロマンチック

G.W.D

ジャブ

アウト・ブルーズ

ジェニー

モナリザ

ベガス・ヒップ・グライダー

武蔵野エレジー

セプテンバー・パンク・チルドレン

ヴァレンタイン

エレクトリック・サーカス

デビル・スキン・ディーバ

Girl Friend

 

これで、過去にCDとして発売されたシングル曲はほぼ網羅されたことになります。

残念なのは、アナログ盤シングル限定で発売された「VIBE ON!」が未収録なことでしょうか。「VIBE ON!」が入っていれば、文句なし、完璧なコンピ盤だったと思います。

※「VIBE ON!」は、9月発売予定の7インチ・ビニールBOXで復刻発売されるようです。

個人的には、Disc-2に収録された「世界の終わり(Smash hits version )」と「ロマンチック(turky brunch version)」をDisc-1に収録し、Disc-2に「VIBE ON!」と「あんたのどれいのままでいい」を収録してほしかった……。

 

でもまあ、今のままでも、かなり満足度は高い編集盤です。

 

リマスター音質についてはオリジナル・アルバムと同様、まるで違いの分からない楽曲もあるし、一聴しただけで音質が変わっている※と感じる楽曲もありますが、編集盤という性格上、収録年代にバラつきがあるため音質にもバラつきを感じてしまいます。

 

例えば、「キャンディ・ハウス」や「カルチャー」は音の定位が左寄りっぽく配置されていたり、「ロマンチック」「G.W.D」「ジャブ」はモノラルだったり、末期の曲はステレオ・バランスが良かったり……などなど。まあ、普通だったら気にならないレベルだとは思いますが。

 

ちなみに、Disc-2に収録された「アウト・ブルーズ」は聴いた瞬間に音質が変わっているのに気が付くレベルの変化でした。

高音質になった……ではなく、シャカシャカ音が抑えられ、低音域に厚みが増したって感じでした。

パッと聴きは、逆に籠った音質になってるかも?

 

音圧(音量)については、Disc-2が若干音量が小さい気がしますが、まあ、そこまで気になる差ではないと思います。

 

ちなみに、シングル・ヴァージョンの「ゲット・アップ・ルーシー」の最初のサビ後の音揺れもそのままの状態で収録されていますね。これってレコーディングのミスじゃん……って思ってましたが、今回の「~を聴いてみた」で改めて、「スピーカー」「スパイダー スパイダー」※どちらもゲット・アップ・ルーシーのカップリングにも似たような音揺れが一瞬だけあるのに気が付きました。

もしかして、わざとだったりするのかな?

いや、単純にそう聴こえるだけなのかな?

いままで25年以上、気にしたこともなかったのですけど。一発録りのライブ・レコーディングならでは、ということでしょうか?

 

収録曲については、僕はミッシェルはリアルタイムでシングルCDもほぼ購入していたので、残念ながら収録曲に目新しさは感じません。ただ、こういうアルバムという形態で聴くことがなかったので、特にDisc-2は何気に楽しめる作品でした。

 

収録曲がシングル・カップリングということもあり、アルバムでは聴けないタイプの曲もあったりして、バラエティ豊かで聴き飽きないアルバムかも。後期はアルバムが単調なんて意見も多かったミッシェルですが、実は、裏ではこんな曲も演ってたり。

個人的には、「ロマンチック(turky brunch version)」の音量が他の楽曲と同程度に大きくなっているのはアリガタイです。

この楽曲は、「バードメン」のカップリングでしたが、8cmシングル収録時はとにかく音量が小さくて、リアルタイムではほとんど聴くことがなかったので。

まあ、ロマンチックは「Chicken Zombies」にも収録されているので、そのモノラル・ヴァージョン程度の認識でしたけど。

こちらは、アルバム収録のステレオ・ヴァージョンです。

 

レア度(?)としては「世界の終わり(Smash hits version )」の方が上かもしれませんが、こちらはイントロが短縮されアウトロがフェード・アウトする、いわゆるシングル・ヴァージョンですね。アベさんの死去後、8cmCDの中古価格が爆上がりしてたような気がしますが……今は配信で聴けるだろうから、レア度は下がってるのかな?

 

僕は今回のリマスターBOXで初めて聴いた……と思っていたら、Youtubeに公式からUPされてましたね。

 

ちなみに、ミッシェル・ガン・エレファントが公式で最後に発売したスタジオ録音楽曲は「デビル・スキン・ディーバ」です。

ラスト・シングル「エレクトリック・サーカス」のカップリング曲ですね。90年代初頭のグランジ・ロックを彷彿とさせる静と動のコントラストが激しい楽曲です。動パートのチバさんの絶叫は過去一かもしれません。

Disc-2のラストは、バラードの「Girl Friend」ではなく、過去一絶叫ソングのこの曲で締めくくってほしかったです。

 

ついでに、お恥ずかしい話。

僕はリアル・タイムでは99年盤の「RUMBLE」は通してほとんど聴いていない気がします。当時はシングル・カップリング集という認識が強かったし、他の作品に比べ、高音がキンキン鳴っていた印象があって、あまり好きではなかったので。

シングル・ヴァージョンの「ゲット・アップ・ルーシー」も、当時は低音がスカスカで高音がキンキンしてる印象でした。

 

リマスター盤の「RUMBLES」にはそれは感じません。

 

これは、リマスターされたから……と言うよりは、今の僕の音楽視聴環境が当時より良いから、かもしれません。

 

あの当時は、CDコンポで音楽を聴いていて、ヘッドホンは安物を使っていたので、イコライザーで高音域を持ち上げ、中音域を下げる設定で聴いていた記憶があります。※90年代の音楽はドンシャリ至上主義だった気もしますが。

その名残り(?)なのか、今でもカーオーディオは高音域を持ち上げた設定になっています。

 

それにしても、こうやって改めてミッシェル・ガン・エレファントの作品11枚をジックリ聴き直してみると※2/28に商品が届いて1ヵ月以上毎日聴き続けています、90年代の当時でも異端だったライブ・レコーディングの勢いに圧倒されてしまいます。

 

ミッシェルは、基本的に、一発録りのライブ・レコーディング方式でアルバムを作っていたと言われています。

もちろん、全てを一発録りしたわけではないと思いますが、メンバー全員がスタジオに揃って「せーのっ!」で演奏した音を録音する……。多分、その後に、必要最小限でオーバーダビングなんかをしてたのだと思います。※ファンの妄言です。

 

実は今回の「ミッシェル・ガン・エレファントを聴いてみた」ブログを書くにあたり、10数年振りくらいで、彼らのアルバムを丸っと頭から最後まで聴くという聴き方をしたような気がします。

 

正直、iPodを使うようになってからは、好きな曲を集めてシャッフル再生で楽曲を聴くことがメインになっていました。

 

そのせいか、聴き直し当初は、背中がゾクゾクする感覚に何度も襲われた気がします。いや、実際にゾクゾクしていました。

 

特に各楽曲のアウトロ部分。

※ミッシェルの曲は基本、曲終わりはフェード・アウト無しで最後まで演奏し切って終了します。

チバさんの歌唱が終わって、曲のアウトロに入った瞬間、まるでライブ会場にいるような緊張感がヘッドホンの中から漂ってきて、思わず、脳内で曲のエンディングに合わせてジャンプしそうになったくらいでした。ミッシェルは各アルバムごとに明確な色があり、そこに緊張感が生まれているのかも?

 

チバさんはライブ・アルバムを出さないことについて、「ミッシェルはレコーディング自体がライブみたいなものだから……」と言ってた記憶がありますが、ミッシェルの楽曲には、そういうライブ的な緊張感が詰め込まれているのかもしれないですね。これは、さすがにAIカバーでは出せない緊張感だと思います。

 

興味のある方は、是非、ライブの緊張感が詰め込まれた彼らのスタジオ作品を聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

甲高いさけび声が

楽しげに響いて

ピエロは首吊って

それでも笑ってたんだ

 

THEE30THです。

昨年、2025年から始まったミッシェル・ガン・エレファントのメジャーデビュー30周年記念企画。

<94k24bit,180g&4k>というテーマのもと、オリジナルマスターテープから新たにリマスタリングを施した96kHz/24bitでのハイレゾ配信、180g重量盤でのアナログ盤の再発売、MUSIC VIDEOの4K画質へのアップコンバートがおこなわれてきました。

 

そして2026年3月1日にリマスターCDボックスの登場です。

そんなリマスターCDボックスの発売を※勝手に記念して始めた、オリジナル・アルバム紹介の第9回目です。

▼第8回目はコチラ。

 

 

SABRIBA NO HEAVEN

2003年 ラスト・ミニ・アルバム

前作「SABRINA HEAVEN」から約3ヵ月後に発売された、最後のミニ・アルバムです。

 

収録曲:

チェルシー

ミッドナイト・クラクション・ベイビー

デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ

水色の水

PINK

夜が終わる

 

同時発売された1曲入りシングル「Girl Friend」は、前作収録のラスト・インスト・ナンバー「NIGHT IS OVER」に歌詞をつけたもので、今作収録の「夜が終わる」は「NIGHT IS OVER」のヴァージョン違いですね。

 

伝説の夜として、今でも語り草になっている、ミュージック・ステーションのt.A.T.uドタキャン事件の際に披露された楽曲「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」が収録された作品です。

▲こちらは通常のMVです……。

まさか、あの伝説の夜でお茶の間への知名度がグッと上がった数ヵ月後に解散を発表してしまうとは思いませんでした。

 

2023年にチバユウスケさんが食道がんで逝去した際、Mステのオープニングで一瞬だけミッドナイト・クラクション・ベイビーのイントロが流れるという番組からのサプライズがありましたね。

 

前作「サブリナ・ヘブン」と同時期に録音され、2枚組の構想もあったそうですが、ミニ・アルバムとして発売されました。

 

実験的な「サブリナ・ヘブン」に対して、従来のミッシェルらしい内容の「サブリナ・ノー・ヘブン」と言われていますが、個人的にはサブリナ・ヘブンと同様、こんなのミッシェルじゃないって思った作品です。

全6曲中、従来のミッシェルっぽい曲は「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」と「デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ」そして「PINK」の3曲のみ。

 

ミッシェル、終わった

 

いや、そもそも、僕はこのアルバムは発売日には購入すらせず、ミッシェルの解散を知ったあとに購入しました。

なので、唯一、初回盤の購入を逃してしまうという残念な結果になってしまいました。

この時点で一度、僕のミッシェル熱は完全に冷めてしまっていたのだと思います。

 

もちろん、今の耳で聴くと

最高かよっ!って作品です。

 

僕がサブリナ2枚のカッコよさに気づいたのは、2009年にアベフトシさんが逝去し、ミッシェルのアルバムを改めて聴き直した時……だったかさえ、今では憶えていません。ゴメンなさい。

オープニング曲の「チェルシー」なんて、初期のThe Birthdayが演っていてもおかしくないような楽曲だもの……。

 

僕はアベさんの死去後、真面目にThe Birthdayを聴いてみようかなって気になり、2011年のアルバム「I'M JUST A DOG」でドハマリしちゃうことになるのですが……。

※フジイケンジさんが加入したことで楽曲がシンプルで短くなり、どことなくギターもアベフトシさん的な演奏に思えてきてしまったもので。

当時の僕は、アベフトシさん推しのミッシェル・ファンだったもので。ROSSOや初期のThe Birthdayを聴いた時は、アベさんのいないミッシェル(チバユウスケさん)なんて所詮この程度か、なんて神をも恐れぬ感想を持っていた大マヌケ野郎でした。

※The Birthdayはチバさんとクハラさんの2人が在籍する、50%ミッシェル・ガン・エレファントなので……。

それほど、「ロデオ・タンデム・ビート・スペクター」までのミッシェルのカッコよさが強烈だったということです。

 

リマスター盤の音質については「サブリナ・ヘブン」と同様、各楽器の分離感と中・低音域の厚みが増した気もしますが、旧盤とほぼ変わらない音だと思います。正直、違いは分かりません。

元々の旧盤の音質が良く、特に不満もなかったので。

 

チバさんのヴォーカルはまさに絶頂期です。

Mステ伝説の夜で披露された「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」を聴くと、CDと変わらないハスキー・ガナリ・絶叫そのまんまを聴くことができます。

放送事故レベルの歌唱力※あるいは口パクしかないアイドル生歌が多かった時代に、ライブ・バンドの本領を発揮したあのステージは圧巻のひと言でした。タンバリンをあそこまでカッコよく叩けるボーカリストは他にはいないかも……。

 

当時、ミッシェルの解散理由としてファンの間で噂されたのは、チバさんが本気でギターを弾きたくなったからではないか…なんて話がありました。

ミッシェル休止中に結成したROSSOで自分でギターを弾いたことで、それ以降は、ミッシェルのギターアレンジにも意見を挟むことが多くなり、アベさんが自由にギターを弾けなくなった?

 

確かアベさんは※初期か中期かにミッシェルの好きなところは「思いっきりギターが弾けるところ」って答えていた記憶があります。それが出来なくなった後期~末期は、アベさんはあまり楽しそうにギターを弾いていない、なんてファンの声があったりなんかして……。まあ、無責任なファンの憶測ですけども。

 

でも確かに、後期~末期の楽曲はツイン・ギターのアレンジが多くなった気もします。楽曲も長くなっていたし。

 

The Birthdayの初代ギタリスト、イマイアキノブさんが脱退した際も※ファンの中から「イマイさんがチバさんからの細かな要望(ギター演奏)に嫌気がさしたから」なんて声がありました。

イマイさんも「チバくんにイジメられる」なんて冗談めかして言ってましたので……。

 

まあ、チバさんとイマイさんはその後もミッドナイト・バンクロバーズ※チバ&イマイの2人組やゴールデン・ウェット・フィンガーズ※チバ&イマイ&中村達也の3人組で活動を共にしているので、あくまでファンの噂話なのですが。

 

ミッシェルの解散理由は、メンバー間の音楽性のズレと言われているようです。※スタッフの意見のようですが。

ミッシェル・ガン・エレファントは、スタジオ・セッションで曲を作っていくバンドだったそうで、メンバー間の音楽性のズレは致命的だったのだと思います。

 

でもまあ、大学生の頃にバンドを結成し、解散した時にはメンバー全員が30歳を過ぎていたわけだし、それぞれの音楽性に変化が生まれてくるのは仕方なかったのかもしれません。

 

そう言えば、「カサノバ・スネイク」だったか「ロデオ・タンデム・ビート・スペクター」だったかのプロモーションで音楽番組に出演したさいに、MCの方から「(前作で)解散するかと思った……」なんて話を振られたチバさんが「今回スタジオに入って音を合わせてみたらイイ感じにハマった。俺らまだまだイケるじゃんって思った」的なことを言ってたので、実は中期以降は意外とギリギリのラインで活動していたのかもしれないですね。

 

ミッシェルの場合、ライブ好きなメンバーが集まった生粋のライブ・バンドだったので、ビジネス的な延命処置には興味が無かったのかも……。

※あれほどのビッグ・ネームになっても、毎回、全国のライブハウスを回るツアーを演ってたバンドだもの。彼らの目的はアリーナのステージに立つことではなく、アリーナをオール・スタンディングのライブ・ハウスにすること、だったから。

 

メンバー4人で納得いく作品が作れなくなったから解散する。

それが解散理由……だったと個人的には思っています。

そしてそこがミッシェル・ガン・エレファントのカッコよさの秘密だったのだと思います。

 

興味のある方は、是非、聴いてみてくださいね。