まさかまた、
チバユウスケさんに関するブログをワクワクしながら更新できる日が来るとは思ってもいませんでした。
THEE30THです。
日本の伝説的ロック・バンド
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのメジャー・デビュー30周年を記念し、彼らのアルバム・デビューと同じ3月1日に、ついにリマスターCDボックスが発売です。
ミニ・アルバム2枚。
オリジナル・アルバム7枚。
アルバム未収録楽曲を集めた2枚組のCD。
全11枚組のリマスターBOXです。
配信やアナログ・レコードでは既に発売されていたリマスター音源が、ついにCDとして発売されます。
THEE
MICHELLE
GUN
ELEPHANTです。
メンバーは写真右から
アベフトシ:ギター(享年42歳)
チバユウスケ:ボーカル(享年55歳)
クハラカズユキ:ドラムス
ウエノコウジ:ベース
2023年11月26日、食道がんのため55歳の若さで亡くなったチバユウスケさんが、明治学院大学在学時にバンド・サークル内で結成したのがTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTです。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTと書いて、ミッシェル・ガン・エレファントと読みます。
え? 頭についてるTHEEはどこへ行ったの?
なんて思った女子高生&女子大生&中二男子&メタルキッズの方々がいるかもしれませんが、実はこの「THEEはどこへ行った問題」は、90年代リアル・タイムの時から度々議論されてきた問題のひとつです。
結局、THEEは記号みたいなもので発音はしない……というのが当時のファンの見解、という事で落ち着いたはず。
落ち着いたはずなのに……
最近はことあるごとに
THEEが使われ、しかも現在はTHEEを見たらミッシェルと思えみたいな風潮になってるような、なっていないような?
リアルタイム・ファンの中には「え? ミッシェルってTMGEじゃなかったの?」なんて首を傾げてる方もいるのではないでしょうか。
まあ、それは置いといて。
リマスターBOXの発売日まで残り約1か月。
※このブログを書き始めた時点で。
熱心なチバユウスケさんファンである僕は、もう待ち切れずにワクワクそわそわが止まらない状態なので、ちょっとフライング気味ですが、一足先にTHEE30TH記念のブログ更新※もちろんファンの妄言を始めようと思っています。
……が。
実は、ミッシェル・ガン・エレファントは、僕がずっとレビュー※ファンの妄言を書くのを避けてきたバンドのひとつだったりします。
その理由は……
あまりにも有名すぎるから。
そして、大好きすぎるから。
日本中に※主に40代以上を中心に多くのファンがいて、音楽業界に多大な影響と足跡を残し、多くのフォロワーを生んできた、そんな伝説のバンドの作品を紹介するなんて……僕には無理。
しかも、大好きすぎるバンドならなおさらです。
熱心なファンのハシクレとして、間違った情報やスットコドッコイなレビューを書くわけにはいかない。
とまあ、そーゆー思いがあって、ずっとアルバム・レビュー※何度も言いますがファンの妄言を避けてきていたのです。
ところがです。
THEE30THリマスターCDボックス発売の朗報に浮かれまくっている僕に、衝撃の事実が突きつけられてしまう……。
そんな事態が発生したのです。
それは……
会社の同僚、上司、甥っ子くん、近所の女子大生、諸々、ことごとく「ミッシェル? 誰ソレ?」という言葉を浴びせられてしまったのです。あろうことか、僕の周りには、誰ひとりミッシェル・ガン・エレファントを知ってる人がいなかったのです。
うわぁ~、
マジかぁ~、
凹むわぁ~……。
でも、よくよく考えてみたら、当時は安室奈美恵とか小室ファミリーとかB’zとかGLAYとかラルクとかミスチルとかスマップとかスピードとか椎名林檎とか宇多田ヒカルとか、CDがバカ売れしてた時代だもんなぁ~。ブランキーとかミッシェルとか聴いてたのって、一部のロック好きだけだった気がするわぁ~……。
……ってことで。
ミッシェル・ガン・エレファントです。
ただし、バンドの詳細や代表曲、数々の伝説なんかはネットで検索すると大量に出てくるので、このブログでは、29年来のファンである僕が、今まで長らくミッシェルを聴いて思ったことを、率直にそのまま書かせていただこうと思います。
言ってしまえば、
往年のオジサン・ファンによる誰得バンド紹介レビューです。
それを踏まえて、どうか、寛大な心でお読みください。
僕が初めて聴いたミッシェル・ガン・エレファントのアルバムは、1997年に発売された3rdアルバム「Chicken Zombies」でした。メジャーデビュー2年目です。1996年にデビューした彼らは、1年目に「cult grass stars」「High Time」の2枚のアルバムを発表するという精力的な活動を行っていました。
そんな彼らが、TVやメディアに取り上げられ、知名度が上がり始めたのがこの頃でした。多分、僕を含めて、初めて聴いたミッシェルのアルバムが「Chicken Zombies」だというファンは以外と多いのではないでしょうか。
当時としては、かなり衝撃的でカッコいいアルバムでした。
特に、アベフトシさんの鳴らす通称マシンガン・カッティングと呼ばれるギター演奏に度肝を抜かれたギターキッズは多かったと思います。
こちらは【ギター弾いてみた】動画ですが、こういう演奏をマシンガン・カッティングと呼んでいました。
当時、なんちゃってギターキッズだった僕は、一瞬でこのマシンガン・カッティングの虜になり、彼らのCD(3枚)を購入して毎日のように聴いていたのを憶えています。
アベのギター最高っ!
だけど歌詞は意味不明っ!
それが、当時の素直な僕の感想です。
今でこそ、詩集として発売されるほど高い評価を受けるチバユウスケさんの歌詞世界ですが、デビュー2年目の当時は、ただただ意味不明な言葉の羅列にしか思えませんでした。
暗がりでセビレしびれたいなら
イナズマを呼んできて欲しいと言え
じめる うなだれ つまさきで
ひとめ見たならあとはトぶだけ
(バードメンより)
ねぇルーシー 聞かせてよ
そこの世界の音を
黙り込む 黙り込む
ゲット・アップ・ルーシー
(ゲット・アップ・ルーシーより)
安室奈美恵さんや小室ファミリー、B’zやミスチルやヴィジュアル系バンドが大人気のカラオケ全盛時代に、恋愛も日常も共感もなにひとつ登場しない意味不明な歌詞世界なんて……。
ついでに言うと、デビュー・アルバムに登場する「オイラ」という一人称が、どうにも昭和チックでダサく感じてしまい、当時の僕はミッシェルでカッコいいのはアベさんのギターだけなんて勝手に思っていた記憶があります。
チバさんの「がなり歌唱」もまだ確立されていない時期で、特に初期の2作にはあまり良い印象をもっていませんでした。
今でこそ「伝説のバンド」と呼ばれるミッシェル・ガン・エレファントも、デビュー2年目の新人の頃は、そんな程度の普通のロック・バンドだったということです。※個人の意見です。
ちなみに……。
彼らのサウンドは、パブ・ロックやガレージ・ロックと呼ばれるものですが、これは1950年代~60年代に自宅の車庫(ガレージ)で練習をしたり、安い酒場(パブ)で演奏していた若手の貧乏ロック・バンド……転じて、安い機材でシンプルな音を鳴らすバンドを指す言葉です。※と、個人的には解釈しています。
そのためか、彼らの鳴らすサウンドは……
とにかく音が悪い。
いや、正確には、
ステレオなのかモノラルなのか判断できないようなサウンドを鳴らしています。もちろん意図的に。
イヤホンやヘッドホンで音楽を聴くのが当たり前の現代では、ステレオ的な広がりの無い彼らのサウンドは、ショボくて古臭い音に聴こえるかもしれません。
実際、僕がiPodを使い始めた……いや、安価なイヤホンで音楽を聴いていた2010年代は、ミッシェルの鳴らすサウンドのショボさに愕然として、一時期ミッシェルを聴くのをヤメていた時期があったほどです。
あれほどカッコいいと思っていたミッシェルも、結局はただの「思い出補正」だったのかな…なんて、本気で思っていました。
熱心なファンの僕がそう思ったくらいなのだから、ミッシェルの鳴らす音の悪さ(粗さ)は折り紙付きだと思って下さい。
ただ、誤解の無いように言わせていただくと……
キチンとしたヘッドホンやスピーカで鳴らす彼らのサウンドは最高にカッコいいです。爆音ならなおカッコいいのはいうまでもありません。
個人的には、マーシャル・エンバートン3で聴いたミッシェル・ガン・エレファントのサウンドが最高でした。
アベさんの鳴らすマシンガン・カッティングが鮮明で、ウエノさんのベースがブイブイ暴れ回っていて、ガナッていないチバさんのボーカルにも迫力があって、ドラムは……演奏知識が無いのでよく分かりませんが、ヘッドホンでは味わえない「これぞバンド・サウンド!」という音を聴くことができます。※個人の感想です。
ただ、後期の作品はシャリ感が強いのか、前・中期の作品ほどのカッコよさは感じない……かも。リマスター盤の後期作品をエンバートン3で聴くのが今から待ち遠しくてしかたありません。
そう、待ち遠しくてしかたないのです。
しかたなさすぎて、今は旧盤のCD(iTunesに入れ済)を毎日のようにヘビロテしている状態です。
なんてことを言うと、
アナログ・レコードを買えば?
配信(ハイレゾ)で聴けば?
なんて言われてしまいそうですが、う~ん……それはちょっと違うのです。だって僕は、90年代のCD世代だから。
そう言えば、2009年にアベさんの追悼企画で発売された、「THEE GREATEST HITS」のリマスター音源が配信されましたが、この音源って、2009年盤と同じ内容なのでしょうか?
2009年盤は、「blue nylon shirts」と「ダニー・ゴー」の2曲がアナログ・レコード盤のヴァージョンで収録されていました。
……ってことで。
気が付くと、作品の紹介どころかバンドの紹介もホトンド無い、ただの思い出語りになってしまいましたが……。
次回からは、取り合えず、今回のリマスターCDボックスに未収録となったベスト盤とライブ盤をご紹介しようかな……なんてことを考えています。
そして、リマスターCDボックスが届いたら、本格的なアルバム・レビューをしたいなって思っていますので。
是非、寛大な心でお付き合いをお願いします。
































