僕は浮気とか不倫とかが基本的に嫌いだ。
いや、嫌いと言うよりは生理的に受け付けない。苦手なのだ。
もちろん自分はしないし結婚しても気持ちは変わらないと思うけど、そういうことでなく、単純に人からその話を聞かされたり、そのことについて話し合ったりすることも嫌だ。
例えばドラマや映画を見ていて、どんなに優れたストーリーであっても、浮気とか不倫とかの話が出てきたら、もうそれで見る気がしなくなる。つまんないのーっていって見るのをやめる。
原因はわかっている。単順にトラウマ。
小学生の頃、「お前のとうちゃんとかあちゃん離婚したんだってなー」と同級生に言われて、腹が立ったのでそいつを思いっきり殴った。
「今は別居してるけど、離婚してねえよ。そうのうちまた一緒になるんだよ。お前に何がわかるんだ、適当なこと言うな」
不安になったので家に帰って祖父母に離婚したかどうか聞いてみたら、離婚したという答えが返ってきた。僕だけには言えなかったらしい。次の日、殴った奴に謝った。
もう完璧にトラウマなわけで、ドラゴンクエストというゲームに、主人公の花嫁をどっちにするか選ぶ所があったりするんだけど、もうやめてくれー、って感じになる。正義のために戦う冒険がしたくて遊んでいるのに、なんでそんな辛い選択を子供にさせるんだ、と子供心に腹が立ったほどだ。
以上、前置き。
で、結局何が言いたいの?ってとこだけど、こないだバンドの打ち上げで飲んでるときに女の子と話してたら、浮気は嫌だって話がでたんですよ。そうだよねーわかるわかる、俺も大嫌いだよって話。
でもよくよく聞いてみたら、キャバレーとか、女の子が隣に座る店に行くことさえも許せないって言うんです。
ジャバさんも行かないほうがいいですよ、みたいな。
あのねー、それは違うよ君たち。
男にはね、付き合いってもんがあるのよ。別に下心があってそういう店に行くわけじゃないんだよ。ただ単純に女の子がいたほうが話が弾む場合があるからいくだけなんよ。
ね、わかってあげなよ。そんなところでまで束縛するから、男は別に下心もないのに、飲みに行くとき嘘をつくようになって、どんどん嘘を重ねて変なふうになっちゃうんだよ。もうちょっと余裕を持ちなよ、じゃなきゃ男も疲れるよ。
僕も酔っ払ってるから、理解してもらおうと必死なわけです。でも言えば言うほど彼女たちが僕から離れていきます。
やばい、このままでは嫌われてしまう。
ま、まって。わかった、わかった!もう言わないから。ね、一言だけ言わせて。これだけ聞いてくれれば、もうなにも言わないから。
じゃあ言うよ。
あのね、
「愛とは、信じることなんだよ」
しーん。
あーあ、またやっちゃた。完璧にひいちゃった。
ジャバ、モテないし浮気もしないのに、軽い男にみられる。
もう、どうちたらいいのかワカラナイの。


