バレーボールガールの話。

バレーボールが好きでいつも練習ばかりしている。

そんな彼女からメールが来た。

好きな食べ物は何かと聞かれたので、好き嫌いはないけど強いて言えばカレーライスが好きだよ、そっちはどう?と送ったら、私も好き嫌いはないですと返ってきた。


うーん。なかなか会話がはずまない。でもせっかくメールをくれたんだから何か返さなければならない。

「好き嫌いがないのは良いね、えらい」と送ったら

 

 

「私から食べることを取ったら恨みますよー」と返ってきた。

 

 

僕はただ好き嫌いがないのを誉めただけなのに、どうしてそんな話になるんだろ。やっぱり変わった子だ。

たぶん、小さい頃に兄弟がたくさんいたりして、自分のフルーチェを横取りされた、的な経験があるんだろう。

大抵の家庭では1回に1パックのフルーチェしか使わないだろうから、兄弟が多くなれば多くなるほど1人分のフルーチェは少なくなってしまう計算だ。きっとその事がトラウマになってるに違いない。まったくふびんだ。

大人になって誰かに食べ物の話をされると、訳もなく自分の食べ物が取られそうで、怖くなるのかもしれない。

 

僕は一人っ子だったのでそういったトラウマがまったくなく、逆に彼女に興味が湧く。

でもこの後どうやって会話を進めたら良いのだろう?

僕はバレーボールをやらないのでバレーボールの話は出来ないし、当りさわりの無い話をしようとして、うっかり食べ物の話をしてしまったら、恨まれてしまう可能性だってあるのだ。


やはりこの子と僕は合わないんだろうなと思った。

 

 

 

とりあえず、フルーチェをたくさん作ってあげるから君の体だけ僕に食べさせてもらえないでしょうか。

 

 

・・・

  

どんだけ飢えてんねん。