釘が付いていない | アイダ設計で建てる省令準耐火構造の家~SAFETYHOUSE~

アイダ設計で建てる省令準耐火構造の家~SAFETYHOUSE~

2022年アイダ設計株式会社で家を建てました。
良いところ悪いところ色々ありますが、参考になればと思います。
電気工事士DIYバイクと車のある生活

前回の瓦がパッカンパッカン動く場所についてですが、本来「耐風L釘」が打たれているはずの部分に釘が無い、もしくは打ってあっても効いてないところが多々ありました。

 

左は釘無し、右は釘有り

 

私は、瓦屋根がとても楽しみでメーカーに依頼してサンプルを自室に置くほど気に入っています。

 

メーカーHPはコチラ

 

一個人にサンプルを送っていただきその節は大変感謝しております。

建ってしまえば普段見えない部分ではありますが、日本の風土には粘土瓦が合っている!と思いますよニコニコ

 

スーパートライ施工要領書

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001387862.pdf

 

ちなみに、軒の瓦は3本の釘またはねじで固定することが定義づけられています。

「瓦の緊結方法に関する基準の強化(昭和46年建設省告示第109号)」

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/S46-109.pdf

 

 

メーカーが推奨する3本の固定方法はコレ

 

見える部分(軒)だけでも10カ所近く効いていない釘があったので、見えない部分(平場・棟)の施工も恐らく適当なのでしょう。

一番のお気に入りが一番不安な要素に変わりました。

 

うちは基準風速34m/s地区のため、平場の瓦も全て固定することが定義づけられています。

ちゃんと施工がされているかは施工した人にしかわかりません。

手を抜こうと思えばいくらでも手を抜ける作業、施工する人の知識とプライドに掛かっています。

 

アイダ設計では、請負業者に一棟あたりで金額を提示しているようで、釘等のショートパーツは請負業者持ちという噂もあります。そのせいか一棟あたり数百円をケチって手を抜く作業も見受けられます。

ローコストだから仕方ない?本当にそうなのか?アイダ設計のHPには「適正価格」と表示されているが現場がこれでは適正とは呼べないのではないでしょうか。

 

 

ちなみに、うちは2021年着工だったので上記基準が適用されますが、2022年1月以降に着工の現場では、さらに厳しい基準が制定されているので今家を建てているorこれから建てる人は要チェックです。

~建築基準法の告示基準(昭和46年建設省告示第109号)の改正~

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/S46-109.pdf

これは、2018年に千葉の房総を襲った暴風雨で瓦屋根が甚大な被害を受けたことにより基準が見直されました。

 

 

アイダ設計では、監督が品質管理もしていない現場で何を見ているのかわかりませんが、瓦の葺き替えは絶対にしてくれません。

我が家の対策はシーラントによるボンディングと、鈑金の切れ端をビス留めした簡易補強のみです。

強風が吹いたら瓦は上方向に力が掛かるのに、これではビスを支点に回転してしまい耐力にはなりませんよ。

と告げても、建設部のN部長は「今まで問題が起きていないので経験上大丈夫です。」の一点張り

 

あなたの経験則は安全面で国の基準を上回るものなのでしょうか?

まだ建売屋の頃の悪習慣が残っているのではないでしょうか。

 

注文住宅を安心して任せるのにはまだ時期尚早だったのかもしれませんね。

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