片岡亮太ニュースレター~時明かり~第85号 | 片岡亮太 ̄めざせ!!ファンキー グルーヴ“千里の道も一歩から~♪♪”

片岡亮太ニュースレター~時明かり~第85号

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0. はじめに

日頃より私、片岡亮太への暖かなご支援、
ご声援を賜り誠にありがとうございます。

例年を上回る猛暑の日が続いていますが、
皆さん体調など崩されていませんでしょうか?

東北を中心に災害級の大雨も発生しており、
被害のニュースに胸を痛めております。

この夏は、暑さにも雨にも細心の注意が必要ですね。

さて、そんな最近ではありますが、
僕はおかげさまで、連日様々な活動に従事しております。

詳しくは、メール下部の、活動報告をお読みいただけましたら幸いです。

掲載していること以外にも、今後、より充実した歩みを重ねられるよう、
いろいろな場に出かけては、多くの方とお話させていただく機会もいただいており、
いずれも本当にありがたく、有意義な時間となっています。


夢、目標、思い、それらを胸の内で温めるだけにとどめず、
勇気をもって言葉にしていくことも大切、
このところ、そのようなことについてよく考えています。

面白いもので、そんな意識で過ごしていたら、
まさに今後の目標やかなえたいことについて書くことのできる執筆のご依頼を
複数いただくことができ、
改めてこの先を見つめる、良いきっかけになりました。

やりたいことはたくさんありながらも、いろいろと状況がそろわなくて、
スムーズにいかないことも多々ありますが、
熱い気持ちと日々の積み重ねを忘れることなく、
心燃える未来を思い描きながら歩き続けます。


それでは時明かり第85号をお届けします。

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1. コラム「私の視点」
「悔しさブースト」

毎週木曜、夜7時からTBS系列で放送されているテレビ番組『プレバト!!』。

人気芸能人が、消しゴムアートや水彩画、絵手紙等に挑戦し、
出来上がった作品を専門家が評価して、
「才能あり」、「凡人」、「才能なし」と判定しながら
ランキング形式で発表するこの番組の俳句コーナーが僕は大好きで、
在宅している日には欠かさず視聴しています。

見どころは、俳人夏井いつき先生の歯に衣着せぬコメント。

若手お笑い芸人、売れっ子アイドル、大御所俳優など、誰であろうが関係なく、
その句を解析し、俳句のルールや作法にあてはめては、
それぞれの良い点、悪い点を明確に論じていく軽快なトークは見事。

さらに、大幅な添削はもちろん、たった一文字の修正で、
句に輝きを与えていく様は、さながら言葉のマジック。

わずか17音でここまで表現できるのかと、
感動することもしばしばです。

また、作者なりの工夫が俳句の本質から外れていた場合には、
「勉強して出直しなさい!」
とはっきり伝える、
「俳句の歴史と奥深さをなめるな!」
と言わんばかりの凛とした厳しさや、
一度ガツンと言われた方が再挑戦した際、
「よく学んできましたね」
と褒める時の嬉しそうな様子には、
分野は違えど、指導者として、学ぶことも多々あります。

名人級に位置付けられている梅沢富雄さんや千原ジュニアさんたちが披露した、
素人にとっては十分素敵な句に、遠慮のないダメ出しをし、
「もう一歩先」を示された結果、
彼らが次はもっといい句を!と決意する、その一連のやり取りにも、
真剣な子弟の稽古を髣髴する、さわやかな熱さがあって、グッときます。

夏井先生の批評に「悔しさ」を掻き立てられたタレントさんたちの奮闘ぶりは、
あのコーナーに僕が心惹かれる要因の一つ。

と言うのも、僕は、「悔しさ」とは成長における大切な起爆剤だと考えているからです。

6月某日、和太鼓界のレジェンド、林英哲さんのコンサートに伺った時のこと。

70歳を過ぎてなお、衰えるどころか、進化をし続けている、
英哲さんのクリエイティビティに溢れた音楽とすさまじい気迫、
一瞬で会場全体を引き込んでしまう説得力のある音や声、
そして、50数年和太鼓に人生をささげておられる方だからこその、
太鼓と戯れているかのような豊かな音色に、
僕は落涙を止めることができませんでした。

けれど感銘を受けたのは、それだけではありません。

数十年間、世界のトップを走り続ける林英哲というアーティストを、
舞台上で受け止め、その芸術性をアシストしている、
お弟子さんたち「英哲風雲の会」の皆さんの有志にも、
心揺さぶられるものがありました。

特に、2012年から毎月指導をしてくださっている、はせみきたさんの音には、
聞きなれていることもあり、自然と耳が向く。

だからこそ気付きましたが、はせさんは、常に楽曲全体のバランスを俯瞰し、
アンサンブルを整える、縁の下の力持ち的なプレイを随所でされておられました。

体力の限界まで追い込むような構成の舞台の中で、
そういう冷静さを失わない精神力は驚異的。

一方で、ご自分がぐっと前に出る曲の時には、
まるで「(「巨大化したか?)と感じるくらいのパワー、
いわゆる「オーラ」としか言いようのない空気を表出されている。

最近、稽古の合間に聞かせていただくご自身の練習に、
気おされるほどの「すごみ」があり、
目の前にあるはずの、はせさんの背中が、とても遠くに思える、
そんな瞬間が何度もあったのですが、
それは今回の公演をはじめ、
厳しい現場で鍛錬を積まれているからこそのものなのだと、
深く納得する思いでした。

英哲さん、はせさんをはじめ、尊敬する先輩方が、
どこまでも高みを目指す、その歩みを目の当たりにするとき、
僕はいつも、どんな言葉よりも鋭く、自分の甘さを指摘されたような気持ちになります。

だから、その都度稽古内容を見直し、自分に負荷をかけてきました。

最近も、遠い背中を追いかけるべく、汗だくで撥(ばち)を握る毎日です。

2021年のこの時期、東京オリンピック・パラリンピックのセレモニーを見ながら、
「次のパリ大会までには、世界的なイベントのステージに立つ!」
そう奮起していたはずの僕。

ですが実際には、その糸口さえ見つけられていません。

焦りや敗北感とは違う、
「このままではいられない!」
という、思いが燃えている現在、
強い推進力を秘めた「悔しさブースト」は全開。

ひたすらに前進あるのみ!

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2. 今月の一枚「私の視線」

2011年から2年間、エッセイの連載をさせていただいていたこともある、
月刊『視覚障害――その研究と情報』
(社会福祉法人視覚障害者支援総合センター発行)の7月号にて、
NHKラジオ第2『視覚障害ナビラジオ』の放送開始60周年を記念したコーナーが設けられ、
僕も「亮太が行く!」のリポーターとして記事を書かせていただきました。

『視覚障害ナビラジオ』とは前身の番組から数えれば約20年のお付き合い、
月刊『視覚障害』にも折に触れてお世話になっており、
長いご縁をいただけていることを幸せに思います。

https://www.instagram.com/p/C-CRjvAvGXp/?igsh=bmRseDRqc3I1dHpl

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3. ホームケア土屋のコラム掲載情報!

「私の視点」とはまた異なる角度から思いを書き綴っている、
「ホームケア土屋」のblog内での片岡亮太のコラム。

今回は、「言葉と障害」と題し、
僕なりの視点から、障害と言葉の間にある関係について書かせていただきました。

もう間もなく公開されますので、
下記「ホームケア土屋」のHPで、片岡亮太と検索していただき、
記事をご覧いただけますと幸いです。

ホームケア土屋HP
https://homecare-tsuchiya.com/

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4. 活動報告(7月)

7/7 ハッピーディナージャズライブ@酒彩ダイニング アミー(静岡市清水区)に
山村優子とともに出演
* お世話になっている方が主催されたパーティのようなライブイベントに
数曲参加させていただきました。
大徳俊幸さん(PF)、大角一飛さん(B)、二本柳守さん(Ds)という
ベテラントリオの胸を借り、熱く演奏させていただいた楽しい時間でした。
このときの山村優子のホルン、すさまじかった!!

7/9 『多様性プロジェクト』(@笠岡市立神島外小学校)にAjarriaで出演
* 2020年よりお世話になっている
「一般社団法人社会応援ネットワーク」さんの出張授業として、
岡山県笠岡市の神島外小学校、神島外中学校の児童、生徒さん約50名に向けて
演奏と講演をさせていただきました。
好天に恵まれ、扇風機を回してもなお暑かった体育館が、
我々のパフォーマンスや子供たちの集中力によって、
さらに熱い空気で満ちる一時でした。

7/16 月刊『視覚障害――その研究と情報』
(社会福祉法人視覚障害者支援総合センター発行)主催の座談会に出席
* 障害者差別解消法における合理的配慮に関する座談会に参加させていただきました。
長瀬修さん(立命館大学生存学研究所上席研究員)
荒川明宏さん(株式会社ラビット代表取締役)
大胡田誠さん(おおごだ法律事務所弁護士)
藤原久美子さん(DPI女性障害者ネットワーク代表)
尾濱由里子さん(障害者自立生活センター事務局長)
片平考美さん(日本視覚障害者団体連合理事)
という、そうそうたる顔ぶれの中に加わらせていただけて、大変勉強になりました。
(座談会の様子は同誌9月号に掲載予定です)

7/21 結婚披露宴にて演奏(@帝国ホテル孔雀の間)
* 友人夫妻の結婚披露パーティにて演奏させていただきました。
ゲストが320名という大規模な宴に、幸せな空気が満ちていました。
(以下で当日の演奏の様子を一部ご覧いただけます
https://www.facebook.com/share/UR3Eqo63HVKiYnkB/?mibextid=WC7FNe)

7/27 「あしたかホーム納涼祭」にゲスト出演
* 沼津市内の特別養護老人ホーム「あしたかホーム」に伺い、
ソロ演奏や、職員の皆さんによるエイサーの演舞、
長年親しくしているファイヤーパフォーマンス集団
「春風火舞(はるかぜひまい)」との共演など、楽しく過ごさせていただきました。

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僕だけかもしれませんが、猛烈な暑さの中にいると、
不意に三半規管が狂ってしまい、
時々、慣れた道で「迷子?」になりそうな瞬間があります。

皆さんも体温以上の気温の中、
思いがけないミスをしてしまったり、
普段ならあり得ない言動をとってしまうこともあるかもしれませんが、
自分の「あちゃ~」な失敗も、他人の「おいおいおい!」な失言も、適度に許容し、
心身ともにバランスを崩すことなく、この夏を乗り切りたいですね!

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  片岡亮太(和太鼓奏者/パーカッショニスト/社会福祉士)
 「人が集い、音が響き、時が輝く」
☆演奏、講演、指導(グループでも個人でも可)、執筆等、ご連絡は以下から☆
 いつでもお待ちしています。
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