みなさんどうも!
永井隆記念館
FUNKIST染谷です。
お元気ですか?
なんとなんと!
現役スペイン代表!バルセロナのキャプテン
イニエスタ選手の神戸入りが決定しました!
とんでもないビックニュースです!!
さらにフェルナンドトーレス選手のJリーグ入りの噂もあり
さらにJリーグが熱くなりそうな予感満載の2018年!!
Wカップまであと1ヶ月となり
今年もサッカー熱吹き荒れる一年になりそうです!!
そしてそんなJチームと言えば我らが
V-ファーレン長崎
J2からJ1に初昇格し
初めて経験するトップリーグの壁!
しかしそんな中でも長崎らしいサッカーを展開させて
順位こそ15位ですが3位の川崎フロンターレまで勝ち点差10しか開いてなく、9位〜15位までが勝ち点差3の中にひしめく大混戦!
次の試合で勝てば一気に9位に上がる可能性だってあるわけです!!
僕も大好きな場所で
今まで何度となく訪れては
沢山の大切な事を教えてもらった場所です
長崎のおじいちゃんやおばあちゃんから教えてもらった、戦争の悲惨さ、原爆の怖さ、
そして平和祈念像を見るたびに
そんなお話を聞かせてくれたおじいちゃんやおばあちゃんの言葉を思い出します
『当たり前』という名のゴミ箱に入れてしまいがちな『何気ない日常』
しかし大切な人と挨拶を交わせるその何気ない日常が
どれほどに尊く
そして愛おしいものなのか
長崎の街はいつも静かにそれを教えてくれます
沢山の人が望み、手を伸ばし、届かなかった
そんな未来に
僕らは今立っている事を
けして忘れてはいけません
そんな中で先日長崎ツアーを終え
翌日長崎の街を散策しながら
立ち寄った場所がありました
正直恥ずかしながら僕は記念館の存在も知らず知人が案内してくれて訪れる事が出来ました。
『長崎の鐘』や『この子を残して』の著者の永井隆さん
本当に短い時間でしたがその生涯に触れ
命のあり方をまた
考えさせられた時間でした
戦時中もレントゲン医師として結核の治療にあたり続け、しかし物資不足でフィルムを使えず医師にとっても、リスクの高い透視による検査を続けた結果自らが被曝してしまい、白血病を患い余命3年を宣告されてしまいます。
そんな中で8月9日の原爆投下
爆心地から700mの場所にある長崎医大で被爆。
頭の側頭部を切断する大怪我を負いながらも布を頭に巻いて、被爆された方の治療に3日に渡り永井先生はあたり続けました。
そしてそんな中で、
『こんなことがあれば這ってでも自分の無事を確認しに来るであろう妻が来ない』
ということで、奥様が亡くなられていることを悟られたそうです。
そんな一文からも夫婦の強い絆と
すぐにでも飛んで帰りたい気持ちを堪えて治療にあたられた永井先生の気持ちが感じられ、胸がしめつけられる思いでした
そして9月11日
やっと我が家に帰った永井先生は台所で黒い骨片だけになった奥様と再会されるのでした。
その後疎開していた子どもたちの元へ向かい
またそこで救護本部を設置して被爆者の救護にあまりました。
そして1948年3月浦上の方々やカトリック教会の協力により永井先生が療養出来るようにと
小さな庵が完成します。
その庵を永井先生は
「己の如く人を愛せよ」
の言葉から「如己堂(にょこどう)」と名付けそこで執筆活動を続け残りの人生を送られていきます。
この「己の如く人を愛せよ」という言葉がまた胸を打ちます
『自分を捨てて人に尽くせ』ではなく
「己の如く人を愛せよ」
つまり『自分を愛する』ことは当然で
それと同じように
人も愛しましょう。と
戦後まもない長崎で
この言葉を選ばれた意味。
とてもとても意味深いと思うのです。
記念館の映像の中で、如己堂にて痩せられた先生が、その腕でお子様を抱きしめる何気ないシーンが映し出されたのですが、同じ子を持つ父として
胸に込み上げる想いがありました
きっともっと一緒にいたかっただろうな
自分がいなくなった後の子どもたちがどんなに心配だったことか
僕なんかの稚拙な考えではとても及ばない、その想いを永井先生は書に残されてます
リンク貼っておくので是非ご覧ください
開始数秒でもう文字が滲んで読めなくなります。
本当の想いの中で紡ぎ出された言葉の重み
その愛の深さと言葉の意味
今回も沢山の事を教えて頂いた時間でした。
戦後73年の時間の流れの中で
どこか宙に浮いてしまった『平和』という言葉と僕らの『日常』を繋いでくれる素晴らしい出会いが長崎には沢山あります
知ることは『しんどい』『重い』『苦しい』
わかります。
でもその知るために踏み出した一歩が
『今日』という今を強烈に輝かせる事があるのです。
そしてふと忙しさに忘れそうになった時
友達や恋人、家族や子どもたち
大切な人たちとの時間を
僕らに与えられた日常の尊さを
長崎はいつも静かに教えてくれるのです。
自分の今を輝かせるために
愛する人を抱きしめるために
踏み出す一歩
永井先生の言葉が胸を巡ります
「己の如く人を愛せよ」
娘に会いたくてなった2018年の夏でした