今日ニュースで

はだしのゲンの作者

漫画家の中沢啓治さんがなくなられたことを知りました

広島で行われたイベントでご一緒させていただいた時も、すごく優しい瞳で話しかけてくださって


本当に悲しいです。

そしてこうして戦争の悲惨さを、惨さを、伝え続くてくださったかたが、また一人旅立たれてしまったことに、怖さと、託された責任も感じています。


以前お会いした時に中沢さんがおっしゃっていた言葉


「君たちが当たり前に食べる家族との朝食。君たちが当たり前にかわす友達とのおはよう。当たり前にかわす「またね」の言葉、おやすみの言葉。その当たり前が、僕らは欲しくて欲しくて、そのあたりまえに何度も何度も手を伸ばして、手を伸ばして、沢山の血が流れて、沢山の涙が流れて、家族を失って、仲間を失って、大好きな人が沢山死んでしまって、そうしてやっと、やっと、やっと手に入れた「あたりまえ」なんだ。だから、どうかもう二度と、その「あたりまえ」を手放さないでください。お願いします。」


いつもこの言葉が胸に残っていて、平和の尊さを、日常の中にこそある幸せを

いつも思い出させてくれるのです。


中沢さんが僕らの世代に託してくださった平和のタスキを

戦争を経験してない僕らは、ちゃんと次の世代に託していけるだろうか?

殺しあうんじゃなく

生かし合うこと


奪い合うんじゃなく

分かち合うこと

否定しあうんじゃなく


認め合うこと


その全ては、日常の愛おしさの中にこそあって


伝えていこう


守っていこう


そのためにこそ


言葉がある。


全ての暴力は

言葉と心の敗北だ


歌を信じる一人の人間として


負かすわけにも、負けるわけにもいかないんだよ


あなたが愛する人と

言葉を交わしわかりあうこと


信じあうこと


平和はいつも


一番近くにあるんだね