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そんなにまで僕は悪人顔なのでしょうか

アレは今日のお昼の事でした…


日課のジョギングから帰ってきて、わが心のふるさとでもある商店街に帰ってきた時の事でした


「うぉらー!!なに言っとんねぇんラァ!!」

「いや…だから」

「ダカラァぁ!?」


おじさんやおばさん、子連れのお母さんが普段は行き交う、下町の平和な商店街


に響く若者の怒鳴り声

とタクシーの運転手のおじさんの小声


「た、ただ事じゃない!!」

ふと見渡すと、おじいちゃんやおばさんが心配そうに見守ってます



天使「助けてあげなさいよ」

染谷「えっ?」

悪魔「帰っちゃえよ」

染谷「はい?どなた…」

天使「さぁ早く行って助けてあげなさいよ」

悪魔「バッキャロー!!買ったカフェオレがぬるくなっちまうだろうが!!染谷はなぁ、ひきこもりだから部屋で一人カフェオレを飲むのが一番好きなんだよ!!」

染谷「い、いやそこまで…」

天使「たしかに染谷はひきこもりだわ!!どうしようもないひきこもり野郎だわ!!でもそんなくだらない染谷にだって出来ることがあるはずよ!!」

染谷「えっ!!全然フォローになってな」

悪魔「バカやろう!!染谷をみくびるんじゃねえ!!染谷はそんじょそこらのひきこもりとは訳がちがうぞ!!筋金いりだ!!筋・金入・りなんだよ」

天使「なによ!!染谷は確かにひきこもりだけど、そこまでじゃないよ」

悪魔「いや超ひきこもりなんだよっ!!」

天使「スタンダードなひきこもよっ」

悪魔「超ですっ!!Σ( ̄□ ̄)!」

天使「標準的っΣ( ̄□ ̄)!」

2人「どっちなんだよ染谷っ!!」












さっ



帰ろう(泣)



僕がそう思い振り向こうとした時でした、

ささる視線


期待の眼差し


商店街中のおじいちゃんやおばあちゃん、おじさんおばさんが僕を見てるではありませんか!!

すると心の声が聞こえてきました

「勇者…そめや…」(妄想)



えっ?



「そめや…」

「勇者!!」

勇者!!

そめや!!

勇者!!

そめや!!


一人二人と始まった染谷コール(妄想)はやがて商店街中にこだまする大合唱になっていたのです(なっていません)


じいちゃん、ばあちゃん


おじさん、おばさん
小僧

俺…やるよっ!!!!



と完全に一人妄想劇場にとりつかれた染谷氏は、若者とタクシー運転手のおじさんの間にゆっくりと飛び込んで行ったのでした


染谷「だ、大丈夫ですか?」


若者「あぁん!?誰やねんお前ぇ!!」

染谷「あっ、通りすがりの勇者…と言いますか、近所の染谷と言いますか…」

若者「あぁ!?知らんわっ!!お前には関係ないやろうがぁ」

さらにいきり立つ若者!!


おじ「あ、あぁ」

恐怖に震えるおじさん


染谷「いやなにかこう…心配になりまして、胸騒ぎといいますか、大丈夫かな?虫の知らせかな?なんて思いまして」

若者「あぁ大丈夫や!!大丈夫や!!さっさと帰れやぁおラァ」

と若者が今にも殴りかかりそうなほどエキサイティングになってきたその時でした


向こうから


自転車に乗ったお巡りさんが来るではありませんか!!


おばちゃん!!よんでくれてたんだねヾ(^▽^)ノ

ナイスプレー!!


染谷「まぁまぁ。とにかく落ちついてぇ」

と急に落ち着きを取り戻し、なだめながら視線でお巡りさんに合図を送る僕!!(えっへん)

(お巡りさん!!ここですよ!!)


お巡りさん「おい!!お前!!やめろぉ!!」


そうそう!!
さぁ早く!!

そして自転車から乱暴に飛び降りるとお巡りさんは《がばっ!!》っと割って入ってきました!!





僕とタクシーおじさんの間に(T_T)


お巡りさん「やめろやめろ!!喧嘩はやめろ!!お前か叫んでんのはぁ」



染谷「全然僕じゃないですがなぁ(T_T)」

敗訴ぉー
俺なぜか敗訴ぉー(T^T)

お巡りさん「うん?」


するとお巡りさんの背後で若者

「誰やぁポリ公呼んだんわぁぁ!!」


お巡りさん「君は…誰かな…?」

若者「誰ってなんやねん!!おらぁ」

お巡りさん「あれ?…こっち…?」

若者「うらぁあ」











さ、






部屋に、帰ろう…
(´_ゝ`)


【今日の心に響かない迷言!!】

1日一膳

カフェオレぬるい(T_T)