【あらすじ】

原田知世と田中圭が主演を務めたドラマの映画バージョン。

菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)はマンションに引っ越して2年。年齢差を乗り越え、ようやく結婚することに…。そこで、結婚式は、マンションの住人を招待し、船上ウエディングパーティーを行うことに。そのパーティーで1件の殺人事件が発生、その後も、結婚式の出席者が次々と殺されてしまい…。

ところが、この殺人にはある共通点のあることが判明、更に翔太にも不審な点が見つかり、犯人探しが始まる。

 

【見どころ】

ドラマ版は、同じマンション内での交換殺人がテーマだったが、劇場版においては、(登場人物は同じ)マンション内の住人を船上へ招いてのウエディグパーティー内で、次々と殺人事件が起こるという設定に変更、つまり、ドラマ版との連続性は一見無いように思えるが、そこは秋元康が企画・原案を行っているドラマの劇場版。要所要所で、ドラマ版を観ていないとわからないシーンもちりばめられており、そこを見つけるのも1つの見どころとなる。

更に犯人探しが、思わぬ登場人物へ向けられるのもドラマ版とは違う見どころ。ドラマ版と同じ共演者である、西野七瀬、横浜流星、竹中直人、木村多江、奈緒、生瀬勝久の役割も微妙に違う所にも注目。

 

【評価】★★★☆☆星3.2

どうせなら、ドラマ版からの続編で…と思うところは完全に裏切られ、アナザーストーリーであることが吉と出ているのか否か、見る人に評価が分かれるところであるが、展開そのものはしっかりしており、観て飽きるところはない。共演者がドラマ版とは違う味を出しているところも、ドラマ版を観ていないても楽しめるところではある。しかしながら、もう少しドラマ版からの劇場版というシーンを観たい気がしたのは私だけか?

ドラマ版とは一線を画してみて欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

【あらすじ】

マチュー(ピエール・ニネ)は、優秀な音声分析捜査員。優秀であるがゆえに、捜査方法をめぐり、上司とぶつかり、ある捜査からは外されてしまう。そのある捜査とは、アルプス旅客機墜落事故。乗客と乗務員316人全員が死亡するというものだった。

ところが、その上司が突然失踪してしまい、代わりにマチューが調査の責任者に任命され、本格的な捜査を開始する。回収されたフライトレコーダー(ブラックボックス)を調べると、墜落の直前にコックピットへ男が侵入し、乗客の中にイスラム過激派らしき男がいたことが判明。

しかし彼は、乗客の1人が事故直前に家族宛に残した留守番電話の内容と、ブラックボックスの音が違うことに気付くことに…。

その後、彼の周りにいる人間がこの事故に関わっていることが判明、調査を進めていく内、周囲の人間すべてを信じられなくなる。又、そのことが原因で、やがて彼はその捜査からも外され組織を追われることになる。このままでは終われないマチューは、失踪した上司の自宅に何かあることを掴み独自で調査を進めることに…。その結果、彼は命を狙われてしまう。

 

 

【見どころ】

捜査方法をめぐり対立していた上司が突然失踪してしまう前半部が、あまりにあっさりしていて逆に不自然さを感じざるを得なかったが、後半部にその意味をしっかり回収してくれる。

ラストを想像しながら観ていくうちに、何回もそれを裏切られる場面を繰り返すこととなるが、それが逆に面白さを増していると思う、そして最後はまさかの展開に…。

この終わり方には、レビュー等を観ても、賛否が分かれるところではあるが、私としては、単なる事件解決ものでないところに、この映画独自さを醸し出してくれたと思う。

 

【評価】★★★★☆星4.2

恐らく、冒頭部からラストを予想できた人は多くはなかったと思う。その位、二転三転するストーリーに、最後まで見入ってしまう。アメリカ映画にありがちな展開だと思うが実がフランス映画であることも、なかなか興味深かった。観て損はないと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【あらすじ】

漁師の娘として生まれたルビー(エミリア・ジョーンズ)は、彼女以外の家族が全員耳の不自由な中、唯一耳が聞こえる女子高生。子供の頃から、世間と家族とのコミュニケーションを手助けする立場にあった。

そんな彼女が、ある理由で合唱クラブに入り、そこの顧問の先生から歌の才能を見いだされ、名門音楽大学の受験を勧められるが、彼女の才能に気づいていない両親からは、反対されてしまう。

当初は家族の反対にもめげず、夢を追いかけようとしたルビーも、ある日思わぬことで、家業である漁業を続けることが困難であることが判明し、夢をあきらめ家族を支えることを選択しようとする。

ところが、彼女の父があることで娘の才能に気付く。そのある事は…?

 

【見どころ】

合唱クラブへ入部を決意する理由が、意外とチープなところが笑える。昔から歌がうまいことを誰かに褒められたわけでもなく、ただ歌が好きだったことが主な理由だが、純粋な女子高生ならでは!の理由も相まり、それが将来を決める大きなきっかけになるとは…。

ストーリーは、歌を題材にしたミュージカル等にありがちな歌を聴かせるというよりは、耳の不自由な家族がいかにして歌というものを知り、又、彼女の才能を知るか?というところを最大の見どころにしていると思われる。また、家族に歌を知ってもらうための、彼女なりの創意工夫も、この作品の見どころかと。

 

【評価】★★★☆☆星3.7

他のレビューを拝見していると、感動、涙、というフレーズを多数見受けられ、評価も4を超えるものが多いが、私個人的には、ストーリーはほぼありがちなもので、特に目新しいものがないことに、やや不満を覚える。ただ、母親として娘を思う気持ち、父親として娘を思う気持ち、兄として妹を思う気持ち、又、自分を犠牲にしてまで、家族を支えようとする、彼女の家族への気持ちそれぞれが、じっくり時間をかけて描かれており、その部分においては感動を覚えた。

米アカデミー作品賞にもノミネートされており、見て損は無いと思う作品。