グロテスクなタイトルの小説『共喰い』の芥川賞受賞会見はセンセーショナルだった。その発言の中でも「100円で買える一流品は小説しかない」とは私的には気に入った一言。
少し前、そんな類を売る一流店で万物創造房代表と映画サミットのミーティングを兼ねて掘り出しをした。ナイトハンティングである。お互い共喰いを避けて興味のある棚を転々とする事3時間、気が付いた時には閉店時間の0時だった。
以下は私の衝動買い報告である。
あの【民藝の開祖】柳宗悦に影響を与えた鈴木大拙の『東洋的な見方』
豪華な執筆陣に相応しい表紙イラストの波紋表現が秀逸な『日本剣客伝』
￥1250を見事に￥250に打ち間違えた70’Sカーアクション『バニシングポイント』は運良く棚から抜いた。