美と教養 私に仕事を任せて頂ける方の為に、可能な限りの【美と教養】を身につけるのは最低の礼儀だと思っている。今日ご紹介するのはかなり古い本。題字がいいと思ったら、日本画家・川端龍子のものだった。新幹線の待ち時間を利用して、黒澤明脚本の「雨あがる」の撮影に使ったとも言う重要文化財・掛川城二の丸御殿を見に行った。全て美と教養の為だ。わび・さび・あはれを理解するにはもう少し時間が必要かも知れない。 御殿玄関前には立派な蘇鉄が身構える。大河ドラマ『龍馬伝』では蘇鉄を時代のアイコンとして効果的に映しだしているのが解る。良いセンスだと思う。再建された木造天守閣を見上げる。噂通り美麗なバランスのお城である。