もう今年もあと4日。明日帰郷するので2008年の更新はこれが最後かな。京都に暮らして半年だけど、残念に思うのは「純粋な日本」の遺産が京都全体の数パーセントしかないと言うこと。当たり前だけどね。一時は鎖国もあったけど古来からの外来文化崇拝の成れの果てが今のミックスカルチャー大国日本を創ってるんだから。たまたま手元にあった17世紀初めの祇園祭りの母衣武者を描いた『洛中洛外図屏風」(舟木本)の部分を見ると圧倒的な「純粋な日本」のパワーを感じるね。この濃密な空気感は今の京都にはない。
スタバの創業が何時だったか忘れたけど、かなり早い段階でアメリカで遭遇した店舗システムだ。日本に上陸してあっと言う間に主要都市には必ず存在する憩いの場になってしまった。そしてついにというか、缶コーヒーである。で、これをどうしても京都御所で飲んでみたかった。予想通り少し値段は高いけど、日本のどの缶コーヒーより美味かった。アメリカって言う国の文化はなんでこんなに僕らを虜にするんだろう。マックもないと困る人も多そうだし、リーバイスがなかったらジーンズそのものも存在しなかった訳だしね。スタバももうそろそろ同じ存在になるんだね。これはアメリカのシステムに完全に組み込まれている事実だね。でも御所の空間だけは永遠に「純粋な日本」を留めるはずだから御安心を。
今のところ、京都で最高に好きな建造物は東寺の五重の塔だ。50Mというのは圧倒的な迫力だ。曇りに撮影すると一段とカッコいい絵になるデザイン。だれも知らない京都はこんなところにもある。「えっ!京都来たのに雨!」ってな時でも見方次第。
これは何処から撮影したのか?古い絵葉書の龍安寺の石庭。渋い。
これは自分で撮影した超ローアングルの龍安寺の石庭。それぞれの石が意図通り大海原の島々に見える。
こんな龍安寺の石庭もだれも知らない京都だ。
最後にスタバの話に戻す。
どこに行っても、近くにスタバがあればと思ってしまうのはもう僕だけではない。心地いい曲が流れる気持ちのいいアートワーク空間で、今までの日本にない味覚を斬新なスタッフサービスで提供する五感総動員の仕掛け。それがデイズニーやマクドナルドと同じタイプのアメリカの仕掛けであるということはあまり気付いていない。




