私は、くる日もくる日も子供を授かりたいという思いに心を悩ませていました。
結婚して4年にもなるのに子供が出来ませんでした。
子供を授かりたいと思うのは、私一人の気持ちだけではありません。
両親から「あんたたち、子供はまだなの?」と、ことあるごとにたずねられたました。
夫が一人っ子のため、「孫の顔を早く見たい」という両親の願いが切実に伝わって来ました。
子供を授かりたいと感じるのは、結婚した女性なら当然のことですね。
恥ずかしい話ですが、夫婦関係にも問題なく子作りには励んでいるほうです。
私は、夫と相談して不妊治療を受けることを決意しました。
病院では、多くの夫婦が不妊治療で子供を授かっているという話を聞いて安心しました。
しばらくのあいだ夫婦で病院通いが続きました。
しかし、不妊治療でスグに子供ができるというのは、間違いでした。
人によっては、不妊治療でも上手く妊娠できないというパターンです。
先生の指導どおりに性交渉をしても、なかなかうまくいきません。
夫のほうには問題がなかったので、「私の体がダメなのでは・・・」と自分を責めたりもしました。
「どうしても子供を授かりたい!」と気持ちだけが焦りました。
女性に生まれた以上、出産は一生の願いです。
街で子供連れの親子を見ると、涙が溢れてきました。
「どうして、他の人には子供ができて、私には出来ないの?」と気持ちが落ち込んでしまいます。
不妊治療を始めて半年が過ぎる頃には、失望と疲労感でうつに近い状態になってしまいました。
病院で仲良しになった友達が妊娠したとき、思い切って相談にのってもらいました。
友人が言うには、西洋医学の薬や性交渉だけではなく、東洋医学の体づくりも併用したことで出産できたという話でした。
病院任せではなく、自分でももっと努力が必要なことがわかって、わずかながら希望がわきました。
彼女に教わって、ここでマニュアルを購入して体づくりを始めて半年後に妊娠できました。
この先生は、不妊治療の実績が豊富で新聞、雑誌、TV等の出演など多彩に活動されています。
もし、この先生に出会わなかったら出産をあきらめるところでした。
いまでは、親子三人で仲良く暮らしています。
子供の世話も大変ですが、それ以上に子供のいる幸せに浸っています。