私は今回第二子ということもあり、息子に構ってばかりいられないだろうというのと、夜はガッツリ寝たい、なるべく人の手を借りて育児したいと考えていたため、最初から混合育児を希望していました。

そして案の定私が授乳しようとすると娘が嫉妬して息子の耳元でラッパのおもちゃをふいたり、わざと私に遠くのものをとって欲しいと癇癪を起こしたりしたので娘の前での授乳は難しくなり、その間夫に哺乳瓶でミルクや搾乳したものをあげてもらっていました。また、週末は夫に夜の息子な世話をしてもらっていたので週末は私が一度も直接授乳しないなんてことも多々あります。

そうしていると1か月を過ぎた頃から乳頭混乱が起き始め、2か月を過ぎた先日、ついに吸いついてさえくれなくなってしまいました。


今回完母にするつもりはなかったので、これはもう仕方ないから完ミにきりかえるか…とおもいましたが、ダメ元で1度母乳外来に行ってみようと思いました。

私の住んでいる港区では、母乳外来に行くと区から補助が出るためそれを利用して助産院が運営する母乳外来に行ってきました。


最初カウンセリングしていた際に、乳頭混乱で悩んでいると伝え、実際におっぱいをみてもらうことに。

するとかなりおっぱいが詰まっていて黄色い、古いおっぱいだから冷たいし、まずいから赤ちゃんが飲まないのよと言われ、正直私は(出た出た…母乳信仰にありがちな根拠の無い話しね…)と思い、来たことを後悔し始めました。

そう、こういった話って桶谷式の人とか母乳関係の人普通に言ってきますけど全く医学的な根拠はないらしいんですよね。



なので私もその時点であきらめていましたが、母乳マッサージ自体はスッキリしてすごく気持ちいいのでこれだけでいいやと思い時間が過ぎるの待っていました。

かなり詰まっているとのことで30分ほどかけて左乳をやってもらっていたところで息子が泣きだしました。

そこで助産師さんが「あー泣いちゃったね!じゃあ左側できたから、左スってもらおうか」と言いながら寝たままの私の横に息子を置いて添い乳するようなかたちになりました。私は(だから乳頭混乱で吸わないんだってば…)と思いながら見ていると、なんと息子がパクッと私の乳をくわえて最初少し考えるように吸っていたけどその後必死で吸い出したのです。え!と思いましたが、その後10分ほど息子は吸っていてそのまま眠りました。


助産師さんいわく、つまりが取れて新鮮なおっぱいになったから美味しくて飲んだと言っていましたが、そんなわけは無いと思い不思議に思っていました。

その日は時間切れで右乳は少ししかできなかったため助産師さんが「右は出来なかったから嫌がるかもしれないけど、できれば右から飲ませて欲しいけど、難しかったら左からでいいよ。」と言いました。

さっきのは一体なんだったんだ?と思いながら、もしかすると効果あったのか?と思いまた半信半疑で次の日右乳をしてもらいに来ることにしました。

そしてその日家に帰ってから左乳から吸わせてみると息子は問題なく吸いましたが?右乳にうつるといやがって拒否しました。


次の日また同じところに行って右乳をマッサージしてもらいました。

そして息子に授乳するとこれまた少し考えるような顔をしてからごくごく飲んだのです。

そしてその日家に帰って、娘が帰ってきてから夫に哺乳瓶でミルクをあげてもらうと、なんと哺乳瓶をいやがるように。すごく驚きましたが、それでも私はたまたまだと思っていました。

その次の日も、最後の手入れで予約を入れていましたが、終わったあと明らかに母乳の出が良くなりおっぱいが軽くなりました。

それから1週間経ちますが、あの日から息子は1度も母乳を嫌がっていません。むしろ哺乳瓶より母乳が飲みたいようで、哺乳瓶の時によくグズって口を離すようになりました。


私は未だに、息子はわたしのおっぱいがまずかったから飲まなかったのだとは思っていませんが、なんで飲むようになったのかすごく不思議です。

医学的根拠のないことを大嫌いなのですが、何千人ものおっぱいの悩みを聞いてきた助産師さんの言うことももしかしたら一理あるのかも?と思うような出来事でした。

母乳の悩みがある方は1度ダメ元で行ってみることをおすすめします。ただしやはり医学的根拠のないことをバンバン言ってきますので話半分に聞いておくのが良いかなと思います。