大事な人に荷物を送ろうと、妹に大きな段ボールをもらいました。

張り切って詰めました。

持ち上げられませんでした。

ハムスターが口の中にいっぱい詰め込んで右往左往しているような、

そんな具合によたってしまった。


重さは何とかなりそうだったんだけどねー。

なんか、箱の大きさが、腕の長さと、釣り合わなくて、持てないかんじ。

旦那に頼んで、一緒にローソンまで行ってもらったよ。

旦那ありがとう。



旦那、頼りになる。




ということを、アピール。懸命に。

別に旦那がここを知っているわけではないのだけど、アピールしてみた!
姑からの電話を、パンダ男はあっという間に切った。
「…わかったから…!」
と最後に姑に言った。
声量は控えめだったけど、「ら」にすごく力がこもってた。
パンダ男が苦しそうだった。


来たな、と思った。

来るべきものが、来たのだ。

私もパンダ男も、取り乱したりはしなかった。


パンダ男に事情を告げられ、私は何と言っていいかわからなくて、とりあえず「ああ、うん」とか、言ったように思う。

「最長で半年後には、もう同居しているって計算かな」

どちらからともなく、そんな会話を始めた。


お金はない。

でも今は、二人とも働いている。

狭いマンションくらいなら、もしかしたら買えるのかな。

それとも、中古の一軒家、なのかな。

中古のマンション?

いずれにしても、3人でアパート暮らしは、経済的に無駄だ。



姑は、どうしたらいいの、って言った。
助けて、と、すがるようだった。
お金がない、が口癖の姑にこれから新たにアパートを借りろ、とは言えない。
まして、今まで姑が住んでいた家と同じか、それより安い物件なんて、今彼女が住んでいる界隈にはないし、彼女自身が言うところの「年寄り」が、新たな場所で独りで住んで、環境の変化で病気でもしたら・・・。
それに、パンダ男は、ほんの少し、親戚のことも考えたようだった。
この状況で母を放り出したら、叔父たちになにを言われるのか、わからない、と。

同居しない、という解答が導き出されるためのルートは一つだけだったけど、それは、姑が壊したんだ。
「どうしたらいいの? かあさん、どうしたらいいの、パンダ男…!」ていう、声、一つで。


私とパンダ男は同じことを考えていた。
常日頃から、私たち夫婦には絶対に迷惑をかけないから、と嘯いていた姑だったのだから。
まず、自分で考えてくれ、と。
アパートを借りることはできるのか、そうしたくないのか、できないのか。
同居するのか、したくないのか、それとも、前々から言っていた、「年をとったら若い夫婦に頼らないでうちに来ればいいよ」って言ってくれるお友達のところにいくのか?

・・・今考えると、ね。それまで住んでいた家をあと半年で出ろ、とか言われたら、てんぱってろくに考えられないのは、わかるんだけどね。
泣きながら電話してくるのは、卑怯だ。
泣きながら、すべての決断を委ねるなんて、ずるすぎる。





取り乱さなかったって書いたけど、嘘かもな。

この後、私とパンダ男は、姑の家に向かった。

アパートを出る前、私はちょっとだけ泣いた。

「もっと、ずっと、二人だけでいたいよ。三人目は赤ちゃんがいいよ」

パンダ男も、ちょっと泣いた。

彼は、涙もろいんだ。








もうちょっと、続きます。
なんつうのか、毎日毎日、めんどうだな。

今日はきょうで、姑がちょっとやらかしてな。

たいしたことないけど、車こすったから、どうとかで。

それで、その言い訳とかごめんなさいとか、

妙なテンションに付き合って、

こっちも慰めるのに一生懸命になってみたり、

なんかもう。



その上本当に、最近姑の息子が、つまりパンダ男旦那が、

自分の母と話をするのをいやがってね。


そのことに、多分姑も気づいていてね。

ちょっと避けられてる、とか。

思っていてね、多分。

さすがにちょっとかわいそう。


なんだけど、なんで旦那がそうなのか、もう、

手に取るようにわかるからなー。



どうしてか私が板挟みになっておるような。


むふうん。


ビール飲みながら、だから、あんまりかけないや。

もう、みんな寝てる。

私だけ起きてて、ビール飲んで、隠し持っているお菓子をおつまみにして、

ネットしているの。


一人な感じが、ちょっとうれしいよ。



ああ、でも、ちょっとだけ、さみしいよ。

なんでかなー。

まいにち、ちょっとづつ、ずっとさみしいんだよ。