そこにいてくれるだけで、存在してくれるだけで | どこまでもyes  yesでつなぐ私の歩む道

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私の最大の愛は、yesを差し出すこと
yesで毎日をつなげて、yesで最期を迎えるべく、生きております!

ぜーんぶyes

家の近くの
買い物や通勤、生活でよく使う道路沿いにいた猫ちゃん。

道沿いの駐車場にいつもちょこんと座って
誰かがえさをあげていたり
撫でていたり
いつも誰かがそばにいることが多かった。

私もよく話しかけていたんだよね。
たくさん話をきいてくれた。
我が子たちも、今は高校生、小学校高学年となったが
その子供たちが保育所に通っていたころからいて
帰り道にはご挨拶して帰ることもおおかった。

もうずいぶんとお年を召してるんだろうなと
思っていたから、時々、数日間姿を見かけない日が続くと
「えっ、どうしたのかな」ってドキドキしてた。

そうして、最近姿を見ないなと思っていたら
天国へ旅立ったとの貼り紙をしてくれていた。

 

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飼い主さんも、やさしい人だったんだね。
みんなに教えてくれました。
ありがとう。
まろんちゃんに祈りを届けられるよ。


この貼り紙を見て初めて
まろんちゃんという名前だったことを知った。
言葉も交わすことなく
誰が飼い主かもわからない猫ちゃんに
たくさん癒してもらった。


まさに
いてくれるだけでいい
いてくれるだけで、ありがとう
そんな風に思っていたよ~。
 

絵本に
100万回生きたねこ
というのがある。
 


佐野洋子さんの本。


これを初めて読んだのは
長女が2歳くらいの頃、
小児科の待合室で手に取って読んでみたら
おそろしいくらい泣けてびっくりした。
衝撃だった。


泣きながら「今名前呼ばないでー」
って思ってた。お母さん号泣(笑)
涙と鼻水がすごかったのを覚えてる。


この本、読んだことありますか?
白猫ちゃんとトラ猫ちゃん。
白猫ちゃんの存在、そこにただいるだけの
大きな愛。


これを感じて
私は泣いていたんだろうなぁ。
猫の、この「いてくれる」だけの空気感が私は大好き。


通っていた大学は住宅地の奥、山を切り開いた高台にあって、
敷地内にはたくさんの野良猫がいた。

きっと食堂の残り物をもらっていたかな、
学生寮の学生たちにえさをもらっていたかな。

みんなに可愛がってもらってて
とっても人懐っこい猫たちだった。

この思い出が、私が猫を触って好きになり始めた最初の思い出。
子供のころはイヌばっかりだったし、猫ってこわいって思ってたなぁ。

そして、今から18年くらい前かな、
1か月ほどの家出をしたことがある。
いろんな人の家を泊まり歩いていて、
その途中で
1週間ほど寝泊まりさせてくれたおうちにも、
1匹の猫がいた。

その猫の、こびない姿、
私をそのままでいさせてくれる空気に
本当に救われたことをよく覚えている。

それまで圧倒的な「イヌ派」だった私は、猫も大好きになった。


猫になりたい、猫のような存在になりたい。
そんなことを思っていたこともある(笑)。


まろんちゃん、いままでありがとう。
天国で安らかに眠ってくださいね。