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東京都千代田区神田神保町にある、大正13年創業のカレー店。
場所は神保町駅から徒歩5分圏内、靖国通りに面したビルの地下1Fにある。
この神保町だがご存じ古本屋街なのだが、もう一つの顔として「カレー店」が非常に多く
付近には欧風カレーの「ボンディ」、エスニックなカレーの「エチオピア」などの老舗店がある。
また日大、明大など学生街であることから手頃でボリュームたっぷりな飲食店も多く
かっては「南海キッチン」「キッチンジロー」という人気大衆洋食店があった(現在はどちらも閉店)
個人的にはこちらの「スマトラカレー 共栄堂」が一番好きで
東京出張の際には必ずといって良いほど訪問していた。
だが、前回訪問の2014年からはなかなか都合がつかなくなり 今回なんと9年ぶりの訪問。
早速、螺旋状の階段を降りてビル地下の店舗へ。
訪問した時間は13時頃で辛うじて空き一席あり。
こちらのオペレーションの特徴で、まずオーダーをするとコーンスープが運ばれ、
その後ほどなくしてカレーが運ばれてくる。
お手拭きで手を拭き水を飲むと、もう提供される超クイックスタイルなのである。
・ボークカレー¥1100
・ソース大盛¥200 (¥1300)
ライスが多めなので、バランス的にソースも大盛でオーダー。
黒褐色の見た目通りで最初一口目は苦味を感じるのだがその後甘みを感じてくる。
このカレーソースだが26種類ものスパイスを使用。
焦げる寸前まで脂で炒め続けると燻されたような独特な風味になり
小麦粉、粉類は一切使用せず、煮込んだ野菜が溶け込むことによってとろみが生まれるそうである。
辛さは番数セレクトはないが若干発汗してくる辛み。
じわじわと辛みが襲ってきたら、コーンスープを飲んで緩和をはかる。
このコーンスープが以外だが重要な存在。
とろみは少なくサラサラしていて不思議とカレーソースを食べた口中を爽やかにしてくれる。
ポークカレー¥1100という価格だが、前回9年前が¥900。
9年間で諸々の物価がかなり上昇していることを鑑みると
¥200しか値上げしていないのは良心的ではないだろうか。
インパクトの強いだけに好みは真っ二つに分かれると思うが、好みならクセになる味わいなので
ぜひ一度実食していただきたいカレーである。
ちなみに1日限定20セットだがオンラインショップで購入することが可能である。
スマトラカレー 共栄堂
東京都千代田区神田神保町1-6 サンビル1F
03-3291-1475 11:00~20:00 LO19:45 日、祝定休