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北海道北見市端野町にある蕎麦屋。
オホーツクは美幌産のキタワセを中心とした本格手打ちそばのお店である。
拝読している「ゆきゆき」さんの記事で知り、気になっていたお店だったので今回訪問してきた。
混んでる事を想定して13時過ぎに訪問するも駐車場7台は全て満車。
2客が出てきて入れ替わり入店し小上がりに座った。
ホールは女性、厨房内には男性2名の3名で営業されてるようだ。
メニューを確認する。
14時半がラストオーダーという事だったがこの時点で黒(十割田舎蕎麦)が4食のみ残ってるだけとのこと。
やはり想像以上の人気のようだ。
お店の方に許可をもらい写真撮影。
北見カレー¥1050 黒
もり 黒 ¥770
ぬき かしわ ¥250
まずはカレーそばが登場。
かけつゆに、カレー粉ないし、カレー餡を溶いてる一般的なモノではなく、
かけそばに豚バラと玉ねぎを溶いたカレー餡をトッピングしたような二層になったタイプなのである。
半田屋のようにカレーライスのルーをかけそばに掛けたカレーそばは見るが、手打蕎麦専門店では珍しいと思う。
表面にはカレー粉がトッピングされていて、最後までスパイシーな辛さでいただける。
おつゆの味は、鰹のお出汁がよく効いていて、とても香りが良い。
田舎風の太打ちそばはどっしりとしてカレー餡に負けていない。
つゆを絡めて口まで運んでくれる。
途中お店の方が、あげ玉がカレーそばには合いますよと持ってきてくださった。
そして、もりそばに、ぬき(かしわ)。
こちらも黒。
おそばの香りは暖かいおそばと比較すると、より鮮明。
表面がつるつるでまた違った食感が楽しめる。
おつゆは、辛汁。
藪系のような、かなり濃くて塩気も強いタイプの為、
汁を割る為のお出汁が添えられてくる。
ベースは羅臼産の昆布に2種類の鰹を使用とのことで、
辛みだけではなく旨みも濃い。
ちなみに壁には 「大きなお世話」として、もりそばの食べ方が指南されている。
一方で、ぬきだが、いわゆるせいろのつけ汁のみを単品オーダーするメニュー。
メニューにはせいろはあるのだが、かしわ入りは別途ぬきとしてメニュー化されている。
そのかしわだが、こちらは親鶏の肉を使用しているとのこと。
硬めの食感なので結構好みがハッキリする。
途中、お店の方が説明にこられ、この日のぬき(かしわ)は普段より皮を多めにしてあり、
鶏油が多めでマイルドな汁になってるとのこと。
おそらく娘に配慮してくれてのことだろう。
かわいい容器でそば湯が運ばれてきたあとには、
そば粉を使用したクッキーとそば茶がサービスされた。
食べ終わると我々がラスト客。
既にのれんは店内に片付けられていたが、この時点で14時前。
閉店の1時間前には早くも売切れ閉店である。
おそば、つゆ、食材、サービス、全てにおいてこだわりを感じるお店である。
その分やや価格は高めと言った感じである。
日本酒の種類も非常に多く、この日も夜の部は宴会で貸切営業のようだった。
こちらのこだわりはかなりであり、札幌にあったら相当な人気店になるのは間違いないだろう。
なぜだか、会計時に目の前からショップカードを仕舞われたのは解せなかったが。。。
そば切り 更來 さらい
北海道北見市端野町3区485-3 070-5068-1133
火曜~金曜 11:00~15:00(L.O.14:30)
土・日・祝 11:00~16:00(L.O.15:30) 月曜、第2 第4火曜定休