息子の公立高校受験は不合格だった
『うわ、(受験番号)無いわ』とポツリ言う
「だろうな」とわたしは心の中でつぶやく
しばらく様子を見守り、ダンナさんへ報告すると
『そっか、わかった』と言い、仕事の手を止め息子のいるリビングへ来てくれた
今回の不合格という事実は、お前にとって良かったとオレは思っている
この結果をどう受けとめ、どう生きていくかが大事であって
どこの高校に行くか重要じゃなく、どこに行こうがお前次第だということ
何度だって失敗すればいい
そこから何を学ぶかに意味がある
失敗を恐れなくていい、挑戦することを諦めてほしくない
病気をハンデとするのか
お前が選んだ世界はお前に合わせてはくれない
これからは、お前が合わせにいかないといけない
そこはしっかり覚えとくこと
とーさんから言えることはこれくらいかな、と伝えてくれた
息子も黙って聞いていた
今ならこの言葉の意味がわたしにもわかる
子どもを信頼する覚悟がわたしには無かった
失敗させないようにばかり必死になっていた
放任が理解できず、何もしないように見えたダンナさんを『親としてどーなの?』と責めていた
心配より信頼
失敗を許される関係
閉じ込めて無かったことにしていた
わたしが望んでいた世界がここにあった

