
夫の転勤が決まって、誰も知らない田舎での生活が始まりました。
もう、何十年も前に見た久万展望台からの景色はとても寂しかった。
星が綺麗で尚更、寂しかったんだと思う。
こんな星空の下で、私たちはたったふたりぽっちなんだと。
夫は、その頃からなーんにも考えていなかったそうですが。
娯楽もないし昼間は一人でいることも多かった。子供もできない中、周りからはあれやこれや言われて辛かったなぁ。
でも、山奥ならではのこんな場所もあるんです。
今もあります。
遠方から来た旅人たちと、ぐるーり望遠鏡を譲りながら月や火星を見ました。
はじめはみんな、イベントのノリで来ているのでワイワイガヤガヤ![]()
でも何故か最後はしんみり。
音のない孤独な星たちを見て、考えることがあるのでしょうな。
私も無口なまま見終わりました。
お祭りの最後の花火を見るのと同じ気持ちかも。
今年の夏はもう、毎年暑い!
だからって、家に閉じこもってはいられない。
あれもこれも見たい。
楽しみたい。だって、もう行動できる夏なんてあと何年?
何億光年先の星たちも、きっと私たちを見ている。
私たちはまだまだ、こんなに元気ですよー!と手を振って知らせてあげたい。
それが何億光年先に届くのであっても。
この時の私たちはこんなに楽しんでいたんですよーと知らせてあげたい。