2025年に公開された映画

『ファーストキス』を観た。

映画 ファーストキス


松たか子さん、松村北斗さん主演。

森七菜さんも吉岡里帆さんもいい味出してるニコニコ


私はもう、サスペンスやドキュメンタリーにしか心が動かない人間になっていたと思っていた。


でも、この映画でホロホロと泣いてしまった。

大きな括りでいうとこれは恋愛映画だ。

恋愛映画で涙を流したのなんていつぶり?

タイタニック以来?

いや、タイタニックはまるっと恋愛映画という訳でもないしな。というか昔すぎっ


 夫と出会って20年以上が経つ。

夫の健康に気を使ったり、弁当を作ったり、洗濯や掃除をするのは恋をしているからではない。


それが夫婦にとって当たり前の日常だからだ。

二人で食事に出かけても、とくに話もしないで黙々と食べて帰る日もある。


そうやって、いつの間にか出会った頃のときめきやざわざわする恋のくすぐりを忘れてしまうのかもしれない。


居心地が良い相手という意味では、今の関係は正解なのだと思う。

きっと、殆どの夫婦がそうなのだろうし

ときめいてばかりでは落ち着いて暮らせない。


だけど、この映画を見てやはり少し立ち止まった。


言わなくても伝わるだろうとか、逆にしつこいくらい言い過ぎてはいないかと。

20年前なら、もっと相手の気持ちに寄り添っていたに違いないのに。


カンナが15年前に戻る度に、その光景がくらくらするほど眩しく愛おしく感じた。


ギラギラしている夏の太陽でさえも、どこかぼんやりと懐かしく思えた。


私は誰かに愛されたいんじゃない。

もう一度、恋を思い出したかったんだと気付いた。


今日も当たり前に夕食を作るけれど、それはいい意味で恋の延長線なのだ。

そう思うと、今日は少しだけドキドキしてきた。