高校三年生。

弓道部のウッチャンと仲良くなりました。
彼女もまた、国体に行くような凄腕の選手。

試合や大会が長引く時には
彼女は授業を欠席するわけです。

やはりノートを渡したりサポート的なことをしていましたが、
優秀な人の手助けをしているような、ある種独特の優越感もありました。
嫌ではなかったんです。
教室では楽しく話が弾むし、お互い集団で行動するより二人の方が楽だったんです。
ウッチャンのお父さんは出張が多く、私にまでお土産を買ってきてくれるような人でした。

その後、高三の2月になりウッチャンも弓道部の活動が減り、暇を持て余すようになりました。
久しぶりに二人でマックでも行く??なんて。

そのマックで、他愛もない思春期の話をしていました。  
「ねえ、死んだらどうなると思う?」
「天国はあると思う?」

その時、ウッチャンからある一言が。
「ねえ、ラムちゃん1回死んでみてよ」

ドクドクドク…  え?
その後にもう一声。
「だって、ラムちゃんがいなくなっても誰も困らないじゃん?」

私はすぐに立ち去りました。
泣きじゃくりながら自転車をとばして、家まで帰ったのを覚えています。

高校三年間、いつもひとりでさみしかったわけではないけれど、
それ以上に、お粗末な程に、滑稽な程に
私は孤独だったんですネ悲しい