【LINEで伝えていいもの?】喪中を伝える寒中見舞いのマナー・投函時期・SNSでの連絡 | 葬儀相談・葬儀専門家 生前葬儀アドバイザーの葬儀・終活相談所

葬儀相談・葬儀専門家 生前葬儀アドバイザーの葬儀・終活相談所

主に終活・お葬式・お墓・仏事・相続についての情報を発信いたします。高齢者のサポートが現代では求められる時代になりました。
終わるための活動ではなく「次世代への継承活動」を普及を行います。

師走に入り、寒さも本格的になってまいりました。 

 

この時期になりますと、喪中をお知らせする「喪中はがき(年賀欠礼状)」が届く機会も増えてきます。

 

  • 実務でご相談を受けていると、この時期によく耳にするのが、「喪中の方に、うっかり年賀状を出してしまった」 
  • 「喪中の方へ、年賀状の代わりにご挨拶をしたいけれど、失礼にならないか」 

 

といった、相手を気遣うがゆえの悩みです。

 

本日は、そうした際に私たちがアドバイスさせていただいている「喪中における寒中見舞いの活用」について、実体験を交えてお話ししたいと思います。

 

■「寒中見舞い」とは?

「寒中見舞い」というと、喪中の際の挨拶状というイメージが強いかもしれませんが、本来は暑中見舞いと同様に、寒さが厳しい季節に相手の健康を気遣うための「季節の挨拶状」です。

 

そのため、ご相談者様には「失敗してしまったと気負う必要はありませんよ」とお伝えしています。 

 

年明けに、改めて「寒中見舞い」としてお詫びやご挨拶をお送りすることで、相手の方にも丁寧な心遣いが伝わります。

 

■投函の時期について

寒中見舞いを出す際には、時期のマナーを守ることが大切です。 

  • 出し始め: 松の内が明けてから (関東では1月7日以降、関西では1月15日以降が一般的です)
  • 出し終わり: 立春(2月4日)まで

相手のお手元に届く期間を考慮しますと、1月末までに投函を済ませておくと安心です

 

■ハガキと切手の選び方で気をつけたいこと

 

ご自身でハガキを用意される際、少し注意が必要なのが「ハガキ」と「切手」の種類です。

 

まず、余ってしまった年賀はがきは使用できませんので、郵便局の通常はがき(官製はがき)か、私製はがきをご用意ください。

 

官製はがきの場合、切手部分のデザインは「胡蝶蘭」を選ばれることをおすすめしております。

 

また、私製はがきに切手を貼る場合、「弔事用切手」は避けていただくようお伝えしています。

 

寒中見舞いはあくまで挨拶状であり、弔事のお知らせではないためです。

 

■デザインと配慮

喪中の方へお送りする場合、デザインは落ち着いたものを選ばれるのが無難となります。

 

派手な色使いや、ご家族(特にお子様)の写真は控えめにし、冬や早春を感じさせる静かなデザインが良いです。

 

色味も、淡いグレーやブルーなどの寒色系を選ぶと、より配慮が伝わりやすいかと思います。

 

■LINEなどのSNSで連絡していいもの?

近年よく質問をいただくのが「LINEなどのSNSで喪中を伝えてもいいものなのか」という内容です。

 

SNSの普及により非常に便利になりましたが、形式的所作として「まだまだハガキで喪中を伝える方」が多いです。

 

一方、近年年賀状をはじめ、ハガキを送る文化の縮小が進んでおり、近い将来、喪中の連絡をLINEなどのSNSで行う方が一気に増えそうです。

 

既にLINEなどで喪中であることを伝える方が増えているもの現状です。

 

■終わりに

近年はSNS等でのやり取りも増えておりますが、こうした節目にハガキをお送りすることは、相手を想う気持ちを伝える大切な手段だと感じております。

 

形式にとらわれすぎる必要はありませんが、最低限のマナーを守りつつ、一筆添えてご挨拶をされてみてはいかがでしょうか。皆様のご参考になれば幸いです。

 

【より詳細の記載は下記リンク】