今年の6月 長女のクーが病気になりました

 

病名は メラノーマ! (悪性黒色腫)

 

初めて聞く病名に私もつれあいも戸惑いましたが、進行性の癌で完全に治癒することは出来ない病との事・・・

(その日から私たちの生活が一変し、共に闘病生活が始まりました)

 

発病した所が左奥の口腔で何回も手術をしても発病・転移するとの事でしたので、私は投薬治療を選びました

 

当初は薬も効き 今までの生活が戻って来るように思えましたが・・・やがて薬も効かなくなり、8月になると毎日点滴を打ちに病院に行くのが日課となりました

 

6.2㎏あった体も2,7㎏になり、病院から帰っ来るとよろけながらもひとりひとり(他にMダック7頭います)の顔を見て回っていました

 

それは彼女が14年間毎日繰り返しして来た事なのです

 

書くのがしんどくなってきたので、クーとの出遭いの話に変えます

 

クーがうちに来たのは今から14年前です

 

 いつものペットショップに行くと、他の子犬達のケースと違う所にひとまわり大きな子が・・・それがクーでした

(既に生後6か月を過ぎており俗に言う売れ残りの子で、前回訪れた時も「ふれあいコーナー」で子供たちと愛想よく遊んでいましたが、皆が帰ってしまうと寂しそうに目で追いかけていました)

 

 その日からクーはうちの子になりました

 

 先住犬のジュンとプー介の世話し、顔と耳を舐める姿は母そのものでした

 

同様に後から来た チョコ・プリン・ココ・マロン・レオ・みつき・りき・こなつ達を育ててくれたので、こんなに大家族になることが出来たのです

(みつき・りき・こなつ は里親になった子です)・・・この子たちのお話は改めてします

 

 

令和元年八月二十五日 クーはお浄土に還りました

 

人は言います

「深い悲しみも痛みもいつか忘れるでしょう」と・・・

本当でしょうか?

私は思います・・・ 忘れるはずもないし、忘れるべきでは無いと

共に生き・生かされた時間は永遠の宝物であり、その歴史の上に今の私があるのだと・・・