うちの長男は、ずば抜けてちっちゃい。
お腹にいたころ、
途中で成長が止まったかのように、急に発育が遅くなり、
生れた時は2264グラム。
でも、
「ものすごく元気だから保育器に入らなくていいよ。」
と産婦人科の先生に言ってもらって、ふつうに退院。
いつになったら、みんなの身長に追いついてくれるかな?
と思いながら、月日が流れるも、
相変わらず飛びぬけてちっちゃい。
発育不全で病院に何度も通うも、経過観察の日々。
やーっと、いい先生に巡り合い、
やーっと、成長ホルモンの検査をしてもらうも、
結果は、成長ホルモンの分泌は平均値。
またもや経過観察。
今は、同級生よりも頭1つ。
いや、20センチぐらいちっちゃいかも?
そして、いつも思うことは、
ちっちゃく生んでしまってごめんなさい。

 

彼が、ちっちゃいことにコンプレックスを持たないように、
彼のいいところをいっぱい引き出してあげたいと思う。
自分の得意をいっぱい見つけてほしい。

英語教育を始めたのも、彼に一つでも多く、他のお友達よりも

自信を持てるものを身に付けてもらいたい、と思ったから。

 

彼は、とびぬけてちっちゃいけど、
産婦人科の先生が言ったように、
体力、持久力がハンパない。
まだ弟がいない頃は、
毎日夜7時ぐらいまで公園で遊んでいた。
それに付き合っていた私。
今思えば、よくやっていたわ、と思う。
お友達がみんな帰り、それでもあきらめきれず、
30分ぐらい一人で遊び、もう誰も来ないことに気付き、
やっとあきらめて家に帰る。
往生際が悪い。
運動神経は、何もしてない割には、ものすごくいいと思う。
逆上がりも、同級生の中で1番にできるようになった。
水泳も、全く0からスタートし、
1年ちょいでバタフライまでスピード合格を果たした。
私はバタフライできません。
クラスで三点倒立ができるのも、彼だけだそうだ。
彼と鬼ごっこをしようものなら、
彼の持久力に付いていけず、みんなバテバテで、
そのうち、みんな途中で鬼ごっこ放棄してしまう。
気付いたら、いつの間にか鬼ごっこ解散になっていた。
みたいな。

 

先週、ちょっと用事で学校に行ったら、
たまたま担任の先生に会った。
「今日、体育で跳び箱をしたんですが、
8段飛べたのは、なんと息子さんだけ!
みんな、尊敬のまなざしでしたよ~!」

クラスで飛びぬけてちっちゃい彼が、

誰よりも高く跳び箱を飛びぬけた。
なんとうれしいお知らせ。
ありがたい限りです。


ちっちゃいからできないことなんてない。
得意なもの、いっぱい見つけて、
いっぱいみんなを圧倒させて、
自信満々に育ってほしいです。