アルゴリズム取引 | オンライン証券社長のblog

アルゴリズム取引

今、証券市場ではDMA(ダイレクト・マーケット・アクセス)が

主流になりつつある。

特に、アルゴリズム取引に関しては、急激な勢いで普及し

出来高も伸びているらしい。


アルゴリズム取引・・・

聞きなれない言葉かもしれないが、要は

「一定の取引手順を入力すると、コンピューターが自動的に

売買注文を繰り返す取引」のことである。


システム売買のことではないか?・・・


たしかにアルゴリズム取引も、システムに売買させるのだから、

システム売買の一部といえるかもしれない。


だが、今まで言われているシステム取引と

アルゴリズム取引の似て非なる点は、

前者はテクニカル分析の占める割合が大きく、

後者はテクニカル分析よりも多岐にわたる条件式が

売買執行に関わる割合が大きい、

という違いではないだろうか?


・・・わかりにくい?かなガーン


いずれにせよ、システム売買とは違う趣向の

自動取引だと認識してもらえば良いと思う。



話を先に進めようあせる


弊社では、アルゴリズム取引の研究を

はじめている。


従来より、システム売買に対する関心は高く、

一部の証券会社では、顧客向けにAPIを

公開しているようである。


APIの公開の是非はさておいて、

ファンドネット証券では、

独自のアルゴリズム取引を顧客に提供しようと

考えているが、それはおそらく「あれはてなマーク」と

想われるものかもしれない。



詳しい説明は、公の場ではできないのだが、

このコンセプトは、私が証券会社を立ち上げる前に

行なっていたテクニカル分析のセミナーの時に

既に芽生えていたものだ。


当時、ニューロネットワーク理論というものが

流行っていた。

これは、市場の値動きの変化に伴い、

システム売買に用いられるテクニカル指標の

パラメータを変えたりするものだった。


たとえば、ボラティリティが高ければ

指標のパラメータ数を小さくし、

ボラティリティが低ければ

指標のパラメータ数を大きくする、

要は、値動きが激しくなったら

テクニカル指標の感度を鈍く設定し、

値動きが穏やかだったら

テクニカル指標の感度を鋭く設定する。


当時の私は、この考え方を聞いて、

「これってカーブフィッティング(こじつけ)ではないか?」

と想った、記憶がある。


テクニカル指標を、条件によって

あれこれ弄(いじ)ることは、

弄った時点で、別物のテクニカル指標を

扱うものと同意、ではないだろうか?



当時の私が目指した理想のテクニカル分析は、

なるべく同一の指標をベースに、

その指標が市場の変化に応じて、

なるべく損益が拡大せずに、

利益を少しずつ積み上げていくもの。


しばらく、証券会社を立ち上げるために

忙しい日々を送っていた頃、

金融システムの勉強会で、はじめて

アルゴリズム取引の説明を聞いた時、

私は長年求めていたものに出合った合格

という感じがした。


トーマス・デマークの難解な書を

読破しようとしていたころ、

ポール・チューダー・ジョーンズのような

ひらめき型の天才トレーダーの

アシスタントであった彼の採った方法が

衝撃的だった。


プログラム売買・検証が全盛の時、

彼はパターン認識に関する考察で

時代の先端を走っていた。

出来上がった指標は、コンピューターに

組み込まれ、ブルムバーグやCQGなどで

閲覧することが出来るようになったが、

編み出される過程では、それとは全く

違う方法が採られていた。


ラリー・ウィリアムズも同様の見解を

述べていたが、なるほど時代の先駆者は

同じ性向にあるのだと関心したものだった。


ファンドネット証券で提供する

アルゴリズム取引は、こうしたコンセプトを

示現するものとなるだろう。


道のりは長いが、着実に歩みだしている。