◎マスク補修用シリコンセット | STUDIO-FUNDESIGN(スタジオ ファンデザイン)のブログ

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シリコンマスクの製造販売・特注のイベントや撮影用の特殊造型の工房、スタジオ ファンデザインのブログです。

いつも御覧頂きありがとうございます。本日はマスク補修用セットの記事を再掲載致します。

是非ご参考下さい。

 

マスクは使用頻度・経年劣化・お顔のサイズなどによって裂けが生じてしまうことがあります。

そこでマスクが裂けてしまった時に、ご自身で補修が出来るセットを販売することに致しました。

ちょっとした裂け目を見つけたら早いうちにこのセットで補修して頂くと、マスクと長いお付き合いをしていただけるかと思います。


※補修セットのシリコンは当社製品マスクのみにご使用ください。他社マスクにご使用されても同質のシリコン剤ではないため補修が出来ません。何卒ご了承ください。


是非ご興味ある方はお試し下さい。


以下ご案内になります。

 

 

 

 

◇マスク補修用セット

             

○セット内容

・補修用シリコン剤

・シリコン用硬化剤

・補強用布

 

 

価格

・・・・・・・ 6,000円

 

 

 

↑・補修用シリコン剤 ・・・・・・・・ 30グラム

 マスクと同質のシリコンですのでマスクにしっかり食いつきます。同じ肌色に作ってあります。

*シリコン剤と肌色顔料の原価から、どうしてもこのセット価格になってしまいました。

こちらがぎりぎりの価格かと思います・・。何卒ご理解くだされば幸いです。

 

 

↑・シリコン用硬化剤    ・・・・・・8グラム

 

*シリコンと硬化剤を混ぜるときの比率は、10:1です。

10:1で硬化時間は1時間~2時間です。(夏は早く、冬は遅く硬化します、エアコン等で調節してください)

硬化剤は多少多めに入れても硬化不良を起こしませんが、入れすぎると早く固まりますが、硬化後に硬くなり伸び強度が弱まります。あまり硬化剤を入れすぎると新たな裂けの原因になりますのでご注意下さい(だいたい硬化剤は多くても「シリコン:硬化剤=10:2~4」くらいまでの混合比率がよろしいかと思います。)

完全硬化は4~6時間です。

 

 

☆☆それでは以下、補修の仕方になります☆☆

 

まず初めに、薄いゴム手袋を用意するのをお薦めいたします。

硬化前のシリコンが手にくっつくと油分状の成分がなかなか取れません。

 

◇◇初めてセットを使うときは、まず試しに少量混ぜて硬化状況を見ることをお薦めします。

 

①シリコンと硬化剤を混ぜる

紙コップの裏底など、適当なお皿を用意します。

 

シリコンを用意する。

すぐ拭けるように、布・ティッシュなどのご用意をお忘れなく。

シリコンは粘度が高いので直接容器を傾けて更に流すと糸を引いて大変です。

割り箸や爪楊枝などを容器に突っ込み、使う分だけ棒に巻きつかせると綺麗に取れます。

必要な分シリコンを更に乗せました。本当は0.5グラム単位ではかれる調理用などの量りがあると正確に測れてよいです。

硬化剤を用意します。

硬化剤をシリコンが入ってる皿に入れます。サラのふちに硬化剤の注ぎ口をくっつけて注ぐと液だれしません。目分量で10:3くらいの比率で今回は入れます。

爪楊枝等でしっかり混ぜます。10:3なら(夏:4分、冬10分)くらいで固まり始めます。

爪楊枝を置いて1,2分おきに持ち上げて粘度の様子を見ます。

 

しばらく液状です。あせらず待ちます。

粘り気が出てきました。

液ではなく、ゆるめの粘土くらいの固さになるとすぐ硬化します。大体1~4分を作業のめどとしてください。

 

 

◇◇↑↑ 初めて触る場合は、上記の試し混合作業を行って固まるまでの様子を見てください。

 

 

 

②上記で使い方がわかったら、いよいよ補修作業に入ります。

 

今回はよい裂けたマスクがなかったので、サンプル用マスクの耳下に切れ目を入れました。

裏から見るとこんな感じ。作業は基本的に裏から行います。

 

薬局で売ってる無水エタノールやマニキュアの除光液・模型用のシンナーなどの、洗浄剤を用意します。裂け目の周辺の汚れ・粉などを良く拭いてやります。

 

裏表しっかり拭きます。無水エタノール等で手についたシリコンを綺麗にふき取れます。

手が荒れる人もいますので様子を見つつご使用下さい。

 

 

③布の用意

補強用の布を必要分あらかじめ切っておきます。

よく切れるはさみをお使い下さい。

 

上記①のように混ぜたシリコン(まだ液状の段階)を用意します。

 

シリコンがゲル状硬化を始める前に先ほど切った布をシリコンに良く浸します。

裏表よくシリコンを浸透させます。

 

しばらくゲル状硬化が始まるのを待ちます。

爪楊枝などで様子を見ます。

作業できそうな粘り気が出てきました。

 

爪楊枝で裂け目の断面によくシリコンを塗りこみます。(あまりにシリコンが液状だとマスクの関係ない部分にシリコンが流れてしまい汚くなります。ゆるいグラタンのクリームソースくらいになったらマスクに塗り始めたらよいと思います)

 

裂け目部分をしっかりあわせたらシリコンを糊付けの要領で塗り、先ほど浸した布を貼ります。

さらに布の上から残りのシリコンを塗り補強します。布の周辺部まではみ出してシリコンをぬってください。

 

表面にして、はみ出したシリコンを拭いてやります。そのまま固定できる形にし、4~6時間放置して完成です。

 

 

④口角の補強

口角の裂けの場合も上記の方法で裏から補強します。

 

上記作業完了後、シリコンが固まったら、口角(口の端)をより補強するため、新たにシリコンを混ぜ、ゲル状になるまで待ちます。ゆるいゲルになったら、爪楊枝の細い方で口角にシリコンを塗ってやります。

口角に形をなぞるようにして塗っていきます。

 

 

☆☆☆ 補修の手順でした ☆☆☆

 

 

基本的にはこの形で補修を行ってください。布やバンテージは市販のもので薄い生地であれば代用可能です。

 

 

それでは是非ご参考下さいませ。